ご自宅のベランダを活用し、おしゃれな空間を作ったり、ガーデニングをしたりしたいと考える人も多いでしょう。しかし、具体的にどうすればおしゃれな空間が作れるかわからず、困っている方も多いのではないでしょうか。また、マンションなどの集合住宅に住んでいて、ベランダが狭いために快適な空間づくりを諦めている方もいらっしゃいます。
しかし、スペースが狭くても、工夫次第で快適なベランダ空間は実現可能です。そこで今回は、ベランダをおしゃれにする方法と、快適な空間を作るコツについて、詳しく解説していきます。
ベランダに関する基礎知識や、狭くてもおしゃれな空間を実現する方法、欠かせないアイテムなどをご紹介します。ご自宅のベランダをおしゃれにしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
おしゃれなベランダを作る前には、押さえておきたい基礎知識があります。特に、何ができるのかを知っておくことは、おしゃれな空間を作るうえでは欠かせない知識です。まずは、おしゃれなベランダを作る前に知っておきたい基礎知識から見ていきましょう。
ベランダとバルコニー・テラスを混同される方は珍しくありません。特に、マンションの場合は、屋外スペースをバルコニーやテラスと表記していることがあるので、ベランダと同じだと思っている方は多くいらっしゃいます。しかし、実際はベランダとバルコニー・テラスは同じではありません。
一般的には、屋根がある屋外スペースをベランダと呼び、屋根がないものをバルコニーと呼びます。また、テラスは1階部分に張り出して作られた床があるスペースのことです。
しかし、それぞれの空間に違いはありますが、どのスペースも工夫次第でおしゃれに演出できます。今回ご紹介する方法やコツは、ベランダだけでなくバルコニーやテラスにも応用可能なので、ぜひ参考にしてください。
ベランダの有効活用と聞くと、ある程度の広さが必要と考え、戸建て住宅に限った話だと勘違いされる方もいらっしゃいます。しかし、あまり広くないマンションのベランダも有効活用すると、さまざまなことができるようになります。
たとえば、ベランダに緑を取り入れて癒しの空間を作るのも良いでしょう。また、小さなテーブルセットを用意すれば、カフェスペースを作れます。コンパクトなデスクを用意して、ベランダを仕事場として使うこともできます。さらに、眺めが良いマンションなら景観を楽しむことも可能です。
これらの使い方であれば、それほどのスペースは必要ないので、一般的な広さのベランダがあれば充分実現できます。ただし、マンションのベランダを有効活用する場合は、マンションの規約を守った使い方を意識することが大切です。必ず事前に管理規約を確認し、禁止事項について把握しておきましょう。
ベランダと聞くと、洗濯物を干す場所というイメージを持つ方が多いですが、ベランダでできることは他にもあります。たとえば、ベランダでガーデニングや家庭菜園を楽しめます。空間が狭くても、背の高い観葉植物を置くなどして高さを出すと、スペースを有効活用できます。また、棚やラックを使えば、充分な数の植物を育てられます。
他にも、小さなテーブルセットを配置して、カフェスペースとして活用することもできます。おしゃれなベランダでのひと時で、疲れた体と心をリフレッシュしましょう。
なお、テーブルセットを選ぶときは、ガーデンファニチャーと呼ばれる屋外で使用する家具から選ぶようにしてください。なぜなら、ベランダは屋根があるとはいえ、雨が吹き込むため、テーブルセットが濡れる可能性があるからです。
ガーデンファニチャーは、屋外での使用を前提に作られているので、雨に濡れても問題ありません。快適な空間を作るためにも、環境を整えておきましょう。
また、小さなデスクセットを配置すれば、ベランダを仕事場として活用することも可能です。室内で仕事をしていると、どうしても息が詰まる瞬間があります。そのような場合、外の空気を吸えるベランダに移動すると環境が変わるため、集中力を取り戻せるでしょう。
他にも、人工芝を敷けば子どもの遊び場として活用できます。特に、小さなお子様がいる場合は、家から出なくても屋外で遊ばせることができるので、おすすめです。
ベランダが狭いため、おしゃれに有効活用できないと考えている方は多くいらっしゃいます。しかし、狭くてもポイントを押さえておけば、おしゃれに活用することは可能です。ここからは、ベランダをおしゃれにする具体的な方法について、詳しく解説していきます。
おしゃれなベランダを作る前に、まずは何をしたいのかをイメージしておく必要があります。なぜなら、目的が見えないままだと、おしゃれな空間づくりはできないからです。たとえば、おしゃれな小物を設置していけば、おしゃれな雰囲気になると考えられやすいです。
しかし、明確なゴールが見えないまま小物を増やしていくと、統一感がないため、かえって散らかった印象になる危険があります。そのため、まずはベランダで何をしたいのかを明確にする必要があるのです。目的が明確になれば、それに合わせた雰囲気や環境、必要な小物が見えてきます。
おしゃれなベランダを作るときは、床材の選択が重要になります。なぜなら、面積が大きい床の印象が変わることで、全体の雰囲気が大きく変わるからです。おしゃれな床材の例としては、人工芝やウッドデッキ、すのこなどが挙げられます。なお、床材を敷く場合は早い段階で実施することも重要です。
ある程度、小物などを揃えてから床材を変更する場合は、小物を移動させる必要があるため手間がかかります。その点、おしゃれなベランダづくりの最初の段階であれば、床に何もない状態で始められるので、作業が簡単になります。そのため、床材はなるべく早い段階で敷くようにしてください。
ベランダに緑を取り入れると、無機質な印象をおしゃれな印象に変えられます。大型と小型の植物をバランス良く配置すれば、緑のオアシスを作ることも可能です。このとき、高さのある観葉植物を使うとスペースを有効活用できます。
おすすめの植物は、大型ならシェフレラやオリーブ、小型ならシダ類やヘデラです。ベランダに緑を取り入れて、おしゃれな癒し空間を作りましょう。
おしゃれなベランダづくりで欠かせないのが、空間をおしゃれにするアイテムです。ここからは、おしゃれなベランダを作るうえで欠かせないアイテムを紹介していきます。これからベランダに設置するアイテムを探している方は、ぜひ参考にしてください。
ガーデンファニチャーとは、屋外で使用する家具のことで、ガーデンテーブルやガーデンチェアなどが存在します。ベランダにガーデンファニチャーを置くことで、雰囲気がおしゃれになるだけでなく、機能性も高められます。
たとえばテーブルセットを配置すれば、空間がおしゃれになるだけでなく、食事やティータイムを楽しめます。そのため、ベランダをくつろぎスペースとして活用する際、ガーデンファニチャーは欠かせないアイテムといえるでしょう。
もちろん、ガーデンファニチャーはさまざまなサイズがあるため、狭いベランダでも設置できる小型のものもあります。まずは、ベランダを計測してみて、設置できるスペースを把握することから始めましょう。
ベランダをおしゃれにするには、限られたスペースを有効活用することも大切です。このとき役立つのが、壁掛けタイプのプランターです。
ただし、プランターには底穴のあるものと、ないものがあるので注意しましょう。定期的なお手入れを楽しみたい方は、どちらを選んでも問題ありませんが、お手入れが苦手な方が穴なしタイプを選ぶと、根腐れを起こす可能性があるので、注意してください。そのため、プランターで植物を育てた経験のない方は、底穴があるタイプを選んでおくと安心できるでしょう。
また、棚やラックも狭いスペースを有効活用するときに役立ちます。棚やラックがあると、植物だけでなく小物を置くことも可能です。おしゃれな空間づくりに小物を取り入れたい方は、棚やラックの設置を検討しましょう。
おしゃれなベランダを作るときは、快適な空間づくりを意識することも忘れてはいけません。なぜなら、快適な空間でなければリラックスして過ごすことができないからです。ここからは、ベランダをおしゃれで快適な空間にするコツを3点ご紹介します。
おしゃれなベランダを作るときは、虫対策についても考えておく必要があります。屋外である以上、虫が発生するのは完全には防げません。しかし、対策をしておくことで、過ごしやすい環境は充分に作れます。
たとえば、ハーブ類を植えて虫が近づきにくい環境を作るのも1つの方法です。他にも、虫よけスプレーの散布も効果があります。また、食べ物が落ちたままの状態にしたり、食器を長時間ベランダに放置したりしないようにしましょう。
おしゃれで快適なベランダを作るときは、風対策も考えておく必要があります。特に、突風で物が飛ばされてしまうと、誰かを怪我させてしまう危険があるため対策が必要です。特に、床にマットなどを敷いている場合は、突風が吹いても飛ばされないようにおもりを置くなどして対策しておきましょう。
また、ベランダに設置する小物を選ぶときは、ある程度の重みと安定感がある物を選ぶことも大切です。心配な場合は、柱に固定するなどして対策をしておきましょう。なお、台風が近づいているときは、物を室内に移動させてリスクを取り除くことも大切です。
マンションのベランダをおしゃれにするときは、必ず管理規約を確認してください。なぜなら、マンションのベランダは共用部分だからです。ここからは、マンションのベランダで禁止されていることを詳しく解説していきます。
ベランダには、避難経路としての役割があるので、避難経路の妨害になる使い方はできません。そのため、ベランダの仕切り板前には、大型の家具や植物は設置しないようにしましょう。また、物置やプレハブも避難経路の妨害になるため設置できません。
プランターなどを用いればベランダに植物を設置できますが、床部分に直接土を敷き詰めることはできません。なぜなら、土が流れ出てしまい、排水溝が詰まる原因になるだけでなく、根がはることでコンクリートが劣化してしまうことがあるからです。そのため、ベランダに植物を取り入れる際は、必ずプランターや鉢を使うようにしましょう。
マンションのベランダは、基本的に加工が禁止されています。そのため、フェンスや壁の改修、塗装はできません。勝手に加工してしまうと、退去時などに原状回復のための費用を請求される可能性があります。
マンションのベランダは、規約によって火気の使用が禁止されています。そのため、花火やバーベキューをすることは基本的にできません。勝手に火気を使用すると、周辺住民に迷惑がかかり、場合によっては通報されてしまう可能性もあるので、くれぐれも注意が必要です。
今回は、ベランダをおしゃれにする方法、快適な空間にするコツなどについて、詳しく確認しました。ベランダをおしゃれに有効活用するには、まず、ベランダをどのようなスペースにしたいのかを考えなければいけません。なぜなら、目的が明確になっていなければ、必要なアイテムやデザインが見えてこないからです。
おしゃれなベランダがイメージできたら、次は床材を敷いていきましょう。途中で床材を変更する場合は、いったんベランダにある物をすべて動かさなければいけないため、手間がかかります。そのため、床材を敷きたい場合は早めに実施することが大切です。また、快適な空間にするための対策も必要です。虫対策や風対策を実施して、快適な空間を作りましょう。
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