屋内にはない開放感を味わえるのが、アウトドアリビングの魅力です。しかし、開放感を味わえるからこそ、アウトドアリビングを作るときは、目隠し機能について考えておかなければいけません。なぜなら、外からの視線が気になる環境では、落ち着いてくつろぐことができないからです。
今回は、アウトドアリビングの目隠しをおしゃれにするコツを詳しく解説していきます。本記事を読むと、アウトドアリビングの基礎知識と注意点、アウトドアリビングのおしゃれな目隠しのコツと、おしゃれに目隠しするコツが分かります。アウトドアリビングで落ち着いた時間を過ごしたいとお考えの際は、ぜひ参考にしてください。
目次
アウトドアリビングとは、屋内リビングの延長上につくる空間のことで、セカンドリビングのような役割を持ちます。リビングのようにくつろげる空間を屋外に作ることで、自宅にいながらも、アウトドア気分や非日常を楽しめるのが特徴です。
一般的には、リビングの延長にウッドデッキやタイルデッキを設置し、ガーデンテーブルやガーデンソファを設置してアウトドアリビングを作ることが多いです。しかし、厳密なルールはないので、ご自身が望む空間を自由に作れるのが、アウトドアリビングの一番の魅力だといえます。
「自然光を浴びながらくつろげる空間として使用する」
「ガーデニングの休憩場所として活用する」
「ティータイムやバーベキューを楽しむ」
「子どもやペットの遊び場として活用する」
このように、アウトドアリビングの楽しみ方は人それぞれです。そういう意味では、アウトドアリビングは屋外の多目的スペースと言ってもよいでしょう。
アウトドアリビングがあれば、自宅で過ごす時間の幅が広がります。そのため、近年では新築時にアウトドアリビングを設けたり、後付けで設置したりする人も増えてきています。
アウトドアリビングで過ごす時間を快適なものにするには、安心できる環境づくりが重要になります。特に、外部からの視線を遮ることは大切です。アウトドアリビングの魅力は開放感にありますが、その一方で、外からの視線があると安心してくつろげません。
また、アウトドアリビングが視線にさらされた状態だと、防犯面でも不安が残るでしょう。そのため、視線を遮るための工夫を施すことが求められます。アウトドアリビングを作った後でも、後付けで目隠しを設置すれば視線対策ができます。
ただし、目隠しを設置しても、せっかくのアウトドアリビングがおしゃれに見えなくなっては意味がありません。目隠しとしての機能性とデザイン性を追求していくことで、アウトドアリビングを本当の意味で快適な空間にできます。おしゃれな目隠しを設置して、安心して過ごせる環境と高いデザイン性を兼ね備えた、理想的なアウトドアリビングを目指しましょう。
目隠しを設置するときは、目隠し機能だけでなく、おしゃれかどうかについても考えておくことが大切です。しかし、おしゃれな目隠しと言われても、ピンとこない方もいらっしゃるでしょう。そこで、ここからはアウトドアリビングのおしゃれな目隠し方法のアイデアとして、以下の5つを紹介します。
アウトドアリビング周りの壁を高くすると、周囲からの視線を遮れます。ただし、壁を高くし過ぎると、圧迫感が出てしまう危険性があるので注意しましょう。
圧迫感が出て開放感がなくなると、せっかくのアウトドアリビングの魅力が半減してしまいます。そのため、アウトドアリビングの広さと壁の高さのバランスを考えておくことが大切です。
また、壁に木材などの自然素材を使えば、落ち着いた雰囲気を演出できるうえに、圧迫感が出にくくなるのでおすすめです。外から見える場所が限られている場合は、壁の一部分だけを高くして対応するのもよいでしょう。
壁と違ってすき間があるフェンスやルーバーを設置すると、開放感を残したまま目隠し効果を持たせられます。フェンスやルーバーには基本的に細いすき間があり、そこから光や風を取り込めます。また、板の角度やすき間の広さを変えることで、見え方の調整が可能です。そのため、開放感を残したまま目隠し機能を高められます。
さらに、フェンスやルーバーはデザイン性に優れた商品が多く、デザイン性を追求して外構・エクステリアの雰囲気をおしゃれにできます。ただし、フェンスやルーバーは近づくと、すき間から中を覗くことができるので、壁に比べると目隠し効果が下がる点は覚えておきましょう。
アウトドアリビングの目隠しとして、スクリーンフェンスを設置するのも1つの方法です。スクリーンフェンスは、数あるフェンスの中でもプライベート空間をつくる機能を高めたものとして知られています。特に、ポリカーボネート素材を使ったスクリーンは、目隠し効果があるうえに採光ができるのでおすすめです。
目隠しを設置すると、視線だけでなく日差しも遮ってしまうことがあります。日差しを遮り過ぎると、アウトドアリビングが暗くなるので注意しましょう。その点、採光できるポリカーボネートのスクリーンは、日差しはそのままで視線だけを遮れるので、目隠しの設置で庭が暗くなるのが心配な方におすすめです。
ただし、ポリカーボネート素材を使ったスクリーンは、一般的なフェンスよりも価格が高くなることが多いです。そのため、広い範囲に設置する場合は、事前に見積もりを取り、予算内に収まるかどうか、しっかり確認しておきましょう。
自然な形で目隠しを設置したい方は、背の高い植栽を使用するのも1つの方法です。アウトドアリビングが1階にある場合は、2m以上の樹木を植えるとある程度の視線を遮れます。
目隠しに植栽を使用すると、アウトドアリビングと庭を一体化させ、外構・エクステリアに統一感を持たせられます。また、緑が増えることでリラックス空間を演出できるのも見逃せないポイントです。自然な形で目隠しを設置したい方や、庭に緑を取り入れたい方には、植栽の使用がおすすめだといえます。
ただし、植栽だけだと、完璧に視線を遮ることは難しいのが現実です。目隠し効果は、壁やフェンス、スクリーンなどよりは、どうしても低くなってしまいます。そのため、植栽を目隠しに使う際は、他の選択肢と組み合わせるのもおすすめです。
タープやシェードは、日除けや雨よけとして知られていますが、目隠しとしても効果的です。また、アウトドアリビングに設置すれば日陰スペースを作れるので、過ごしやすい環境にできます。
その一方で、タープやシェードは風が強いと飛ばされる危険があるので、注意しなければいけません。風が強い日や使用しないときは、面倒くさがらずに小まめに収納して対応しましょう。
おしゃれにアウトドアリビングを目隠しするコツは4つあります。
アウトドアリビングを快適な空間にするには、ただ目隠しを設置すれば良いわけではありません。なぜなら、快適な空間を作るにはデザイン性も重要になるからです。ここからは、アウトドアリビングをおしゃれに目隠しするコツについて、詳しく解説していきます。
アウトドアリビングに目隠しを設置するときは、機能性はもちろん、デザイン性についても考えなければいけません。なぜなら、目隠しも外構・エクステリアの一部だからです。
外構・エクステリア全体のことを考えずに目隠しを設置すると、全体のバランスが崩れてしまう危険があります。全体のバランスが崩れると、外構・エクステリアの印象が悪くなってしまい、目隠しの設置を後悔することもあるので注意してください。
目隠し選びで特に重要なのが、素材とカラーの選択です。たとえば、外構・エクステリア全体が自然素材でナチュラルに仕上がっている中、目隠しだけが金属製だと、全体がちぐはぐな印象になってしまうでしょう。
また、全体がモノトーンでまとまっているなら、目隠しも白や黒に統一すると、おしゃれな雰囲気に仕上がります。目隠しを設置するときは、目隠し単体だけで選ぶのではなく、素材やカラーなどを含め、全体のバランスを考えるようにしましょう。
目隠しを設置するときは、余裕を持たせた幅を選ぶことも意識しましょう。なぜなら、幅に余裕を持たせることで、目隠し効果が大きくなるからです。
目隠しの幅に余裕を持たせると、正面だけでなく斜めからの視線を遮れます。ギリギリの幅を選ぶと、斜めからの視線を防げないケースも珍しくありません。これでは、せっかく設置した目隠しの効果は半減します。
ほんの少し幅が足りないことで、望む効果が得られないこともあるので注意が必要です。目隠しの幅は想像以上に高価を高めるので、目隠し設置するときはギリギリの幅を選択するのではなく、余裕を持たせるようにしましょう。
アウトドアリビングをおしゃれに目隠しするには、目隠しの設置場所も重要です。設置する場所によって、外構・エクステリアの印象も大きく変わるので、設置場所は慎重に決めなければいけません。
また、設置範囲も重要です。アウトドアリビングに目隠しを設置するとき、家の周囲全体に設置しようと考える方もいらっしゃいます。しかし、全体に設置すると圧迫感が出てしまう危険性があるので注意しなければいけません。
反対に、視線が気になる場所にだけ目隠しを設置すれば、圧迫感が出る可能性が低くなります。部分的に目隠しを設置するので、開放感を維持したまま目隠し機能を持たせることが可能です。アウトドアリビングの大きな魅力である開放感を損なわないためにも、目隠しの設置場所と設置範囲は慎重に選ぶようにしましょう。
複数の素材を組み合わせるのも、アウトドアリビングの目隠しをおしゃれにする1つのコツです。たとえば、視線が気になる部分だけをブロック塀にして、他の部分は柵にする方法があります。
単一の素材だけで目隠しを作ると、デザインの幅が狭まるだけでなく、全体的に重い雰囲気になってしまって、結果的に圧迫感が出る危険性があります。その点、複数の素材を組み合わせると、メリハリが出るうえに、圧迫感を感じさせない目隠しの設置が可能です。
複数の素材を組み合わせると、デザインの幅が広がるので、目隠しのデザイン性を高められます。そのため、アウトドアリビングの目隠しをおしゃれにしたい方は、複数の素材を組み合わせることもぜひ検討してみてください。
その際、組み合わせを考えるのが難しいと感じた場合は、業者に予算と希望を伝えることをおすすめします。そうすれば、業者が積み上げてきた経験とノウハウを活かした、プロの提案を受けることができます。
そのためにも、目隠し設置の業者選びは慎重に行う必要があります。施工実績が豊富で提案力がある業者へ依頼し、おしゃれで実用性の高い目隠し設置を目指してください。
セカンドリビングとしての役割を果たすアウトドアリビングを、快適な空間にするにはプライバシーを守れる環境であることが重要です。視線を遮ることができない空間では、本当の意味でリラックスすることができません。だからこそ、アウトドアリビングには目隠しを設置する必要があります。
このとき重要になるのが、目隠しをおしゃれに設置することです。目隠しを設置しても、圧迫感が出てしまうと開放感が損なわれてしまうので、アウトドアリビングの魅力が半減してしまいます。反対に目隠しをおしゃれに設置できれば、アウトドアリビングだけでなく外構・エクステリア全体をおしゃれにできるでしょう。
安心で快適な空間を作るうえで、機能性とデザイン性は重要な要素です。素材やサイズだけでなく設置場所を慎重に選んで、おしゃれな目隠しでアウトドアリビングを快適な空間に仕上げましょう。
千葉で外構に関するお悩みがある方は、当社「ZOUS(ゾウズ)」までお気軽にご相談ください。
「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。
コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。