ブロック塀の外構工事費用とは？おしゃれにするためのコツとは？
ブロック塀を設置すると、家のプライバシーを守ることができます。しかし、ブロック塀の設置にはデメリットも存在するので、注意しなければいけません。また、ブロック塀を設置する場合は、予め工事費用も把握しておく必要があります。
今回は、ブロック塀の外構工事費用とおしゃれにするためのコツについて解説します。本記事を読むと、ブロック塀の外構工事費用とおしゃれにするためのコツ以外にも、ブロック塀のメリット・デメリット、工事手順と外構工事を依頼する業者を選ぶポイントが分かるので、ブロック塀の設置をご検討中の方は、ご一読ください。
目次
ブロック塀の外構工事費用は3つの工事費用を合計して算出されます。それが掘削工事費用と基礎工事費用、ブロックを積む工事費用の3つです。目安となる費用相場を把握するためにも、それぞれの費用について見ていきましょう。
まずは掘削工事費用です。ブロック塀の外構工事における掘削工事費用の相場は約1万円から3万円です。なお、掘削工事費用はブロック塀の設置範囲が広くなれば増えていくので、設置範囲によっては相場を超えることもあります。
続いて、基礎工事の費用相場が1㎡あたり約1万5,000円から約2万円程度で、ブロックを積む工事費用は1㎡あたり約9,000円から約1万3,000円です。
以上を合計すると、ブロック塀の外構工事費用の相場は約3万4,000円から約6万3,000円になります。ただし、ここでの費用相場は、ブロック塀を設置するときの費用です。
既存のブロック塀を撤去して新設する場合は、古いブロック塀の撤去費用がかかります。なお、既存のブロック塀を撤去する費用は1㎡あたり約5,000円から約1万円程度です。
前章では、ブロック塀の外構工事費用について解説してきました。ここからは、ブロック塀をおしゃれにする方法を見ていきましょう。
一般的に知られているブロック塀の役割は、境界線やプライバシーの保護にあります。しかし、ブロック塀が果たす役割はそれだけではありません。
なぜなら、外構・エクステリアはデザイン性も重要になるからです。おしゃれな外構・エクステリアを目指すのであれば、外から見えるブロック塀も大切な外構になります。
では、どうすればブロック塀をおしゃれにできるのでしょう？その答えが使用するブロックにあります。ブロック塀で使用される代表的なブロックがコンクリートブロックです。しかし、他にもブロックは存在します。その代表的なものが化粧ブロックです。
化粧ブロックとは、コンクリートブロックの表面を加工して模様付けしたり色付けが施されたりしているブロックのことです。化粧ブロックを使うと、ブロック塀のデザイン性を高めることができるので、おしゃれなブロック塀を作ることができます。
他にも、ブロック塀にタイルを貼りつける外構工事や、吹き付けといってブロック塀の表面にモルタルを吹き付けてデザイン性を高める外構工事も存在します。
使用する素材を変えることや、ブロックに加工を施すことで、おしゃれなブロック塀を作ることができるのです。
外構工事でブロック塀を設置するときには、知っておきたいことがあります。それが、ブロック塀のメリットとデメリットです。最初にお伝えしたとおり、ブロック塀にもデメリットがあります。
この部分を見落としてしまうと、ブロック塀の設置を後悔する可能性もあるので、デメリットについても理解しておかなければいけません。
ここからは、ブロック塀のメリットとデメリットについて解説していきます。
まずはメリットから見ていきましょう。ブロック塀のメリットは、プライバシーが守られることです。ブロック塀を設置すると、外から見られる心配がなくなります。つまり、他人の視線を気にしながら生活する必要がなくなるということです。
特に、隣家との距離が近い場合はブロック塀を設置することで安心できる環境が整います。安心感を持って生活できるのが、ブロック塀を設置するうえでのメリットとなります。
また、ブロック塀の耐久性の高さもメリットになります。ブロック弊は耐用年数が約30年と言われるほど、耐久性に優れているうえに、メンテナンスの手間もかからないので、一度設置すれば、長期間にわたって安心できる環境を維持できることもメリットです。
ブロック塀のデメリットは下記の2つです・
全面がグレーのブロック塀を設置すると、視界が遮られるうえに色が暗いので圧迫感が出てしまうことがあります。ただし、対策が無いわけではありません。その1つが、ブロック塀に化粧ブロックを取り入れ、見た目を明るい印象に変える方法です。
暗い印象によって、圧迫感を覚えそうな場合は、化粧ブロックを使用し、ブロックを塗装して対策しましょう。
また、風通しが悪くなる可能性があるのもブロック塀のデメリットです。風通しが悪くなると、湿気がこもりやすくなります。湿気がこもることで庭の植物が根腐れを起こし、場合によっては枯れてしまう危険性があるので注意しなければいけません。
ただし、こちらも対策方法はあります。それが、適度に穴が開いている透かしブロックを取り入れる方法です。透かしブロックを適度に取り入れることで、風通しが悪くなるのを防ぐことができます。
湿気が苦手な方や、庭に植物を植えたいと考えている方は、ブロック塀に透かしブロックを取り入れて風通しが悪くなるのを防ぎましょう。
ブロック塀の外構工事の施工期間は、一般的な戸建ての場合で約3日から7日程度かかります。これは、化粧ブロックなどを使用した場合も同じです。では、どのような流れで工事は進んでいくのでしょうか？
ここからは、ブロック塀の外構工事の手順を詳しく解説します。
ブロック塀の外構工事で最初のステップになるのが掘削工事です。ブロック塀の基礎を設置するための穴を掘り下げていきます。なお、穴の深さは設置するブロック塀の高さによって変わります。浅い場合で20cm前後、深い場合だと50cm以上の深さが必要です。
指定の深さまで掘り下げていき土を取り除いても路盤は柔らかいままです。そのため、路盤を固めていく必要があります。路盤を固めていくために必要なのが砕石敷きと転圧です。
まずは、路盤に砕石を敷き均してから転圧作業を開始します。転圧とは衝撃を与えて土を固めていくことで、転圧作業の実施によって路盤を強固なものにしていくのです。
この、転圧作業は非常に重要な作業です。なぜなら、転圧作業がしっかりと実施されていないと、ブロック塀を設置しても数年で傾いてしまうことがあるからです。
ほとんどの業者は、そのことを理解しているので、転圧作業をしっかりと実施します。しかし、ごく一部の業者は、見える部分ではないので、工程をカットするケースがあるので要注意です。
そのため、転圧作業時になるべく立ち会うようにしましょう。敷き均された砕石の厚みが規定の10cmを満たしていることと、転圧がなされているのかを確認してください。
立ち会いが難しい場合は、業者に写真を提出してもらうようにしましょう。しっかりと工事を実施してくれる業者であれば、顧客の不安な気持ちを理解して、快く応じてくれるはずです。
構造物が垂直に立っていられるのは、地中に基礎があるからです。これは、ブロック塀も同じです。基礎がしっかりしていなければ、構造物は垂直に立ち続けることができません。つまり、構造物を設置する工事において基礎工事は特に重要な工事になるのです。
もちろん、ブロック塀の設置でも、基礎工事は非常に重要な工事なので、正しい施工が求められます。そのため、基礎工事も立ち会える場合は極力立ち会うようにしましょう。どうしても立ち会えない場合は、こちらも写真の提出をしてもらうようにしてください。
基礎工事が完了したら、ブロックを積む工事が始まります。ブロックを積む工事においては、仕上がりを気にされる方が多いでしょう。しかし、ブロック塀の仕上がりは業者が違っても、それほど差はありません。
本当に大切なのは、仕上がったブロック塀の完成形ではなく、その内部です。
ブロックの内部にはモルタルが充填されていなければいけません。なぜなら、モルタルによってブロック同士は連結していくからです。分かりやすく説明すると、モルタルがブロックとブロックを繋ぐ接着剤のような役割を果たすのです。モルタルが充填されていない状態は、接着剤が足りない状態と同じになります。
このような状態では、完成したブロック塀が傾いたり倒壊したりする可能性もあるので、注意しなければいけません。
ここまで説明してきたように、ブロック塀の外構工事は、基本的に完成したら目視できない部分が重要になります。そのため、正しい工事が実施されているのかを確かめることが重要です。安全なブロック塀を設置するためにも、立ち会えない場合は写真の提出をお願いしましょう。
ブロック塀の外構工事業者を選ぶときは、押さえておきたいポイントがあります。1つ目がおしゃれなブロック塀を目指す場合は、提案力がある業者を選ぶことです。そして2つ目が専門の施工業者への依頼です。
ここからは、ブロック塀の外構業者を選ぶときに押さえておきたい2つのポイントを詳しく解説します。
ブロック塀を設置する目的は、境界線やプライバシーの保護だけではありません。おしゃれな外構・エクステリアを目指すのであれば、デザイン性も重要になるからです。ここで、大切になるのが、どうすればおしゃれなブロック塀を設置できるのか、ということにあります。
おしゃれなブロック塀を設置するためには、提案力がある業者への依頼が大切です。なぜなら、おしゃれなブロック塀を設置するためには、状況に合わせた素材選びやデザインが大切になるからです。
しかし、状況に合わせた素材選びやデザインを実現するためには、プロのアドバイスが欠かせません。この問題は、提案力がある業者へ依頼することで解決できます。
提案力がある業者へ依頼すれば、ブロック塀に求める機能や予算を伝えることで、最適な工事プランの提案を受けることが可能です。もちろん、建物を含めた全体の統一感を大切にした提案を受けることができます。
おしゃれな外構・エクステリアを実現するには、建物を含めたトータルでのデザインが重要です。提案力がある業者は、その大切さを理解しているので、全体を含めたトータルデザインを大切にした提案をしてくれます。
全体を含めたトータルデザインを意識することが、おしゃれなブロック塀設置に繋がるので、おしゃれなブロック塀設置を目指すのであれば、提案力がある業者への依頼を心がけましょう。
ブロック塀の設置業者を選ぶときは、費用を抑えるためにも、自社で工事を実施している専門の施工業者への依頼が重要です。ブロック塀の設置をハウスメーカーや工務店に依頼される方がいらっしゃいます。特に、家を建ててくれたハウスメーカーや工務店に依頼するケースは少なくありません。
もちろん、ハウスメーカーや工務店に依頼してもブロック塀の設置は可能です。しかし、ハウスメーカーや工務店は、家を建てるプロであって外構のプロではありません。そのため、ハウスメーカーや工務店がブロック塀の設置依頼を受けると、外構業者に外注することが多くなります。
ここで、発生するのが仲介手数料です。自社で施工する業者以外に依頼すると仲介手数料が上乗せされる可能性があるので、費用が膨らむことに繋がります。
つまり、余計な費用が上乗せされる危険性があるということです。このような事態を避けるためには、自社で工事を実施している専門の施工業者への依頼が大切になります。
業者を探すときは、余計な費用を上乗せさせないためにも、自社で施工できる業者への依頼を心がけましょう。業者は、外構のプロである外構・エクステリア業者から探すようにしてください。
ブロック塀の外構工事費用は、掘削工事費用と基礎工事費用、ブロックを積む工事費用の合計によって決まります。
目安となる相場は、掘削工事費用が約1万円から3万円。基礎工事費用が1㎡あたり約1万5,000円から2万円、ブロックを積む工事費用が1㎡あたり約9,000円から1万3,000円になります。
これらを合計したときのブロック塀の外構工事費用の相場は約3万4,000円から6万3,000円です。
ただし、ブロック塀に使用する素材や設置場所の状況によって費用が変わることは覚えておかなければいけません。特に、おしゃれなブロック塀を設置したい場合は、材料費が増える可能性もあるので、相場はあくまで目安として覚えておきましょう。
また、費用を抑えながらおしゃれなブロック塀を設置する方法には、コンクリートブロックと化粧ブロックを組み合わせ方法もあります。費用を抑えながら、おしゃれなブロック塀の設置を目指したい場合は、提案力がある業者への依頼を目指しましょう。
提案力がある業者に依頼すれば、顧客がブロック塀に求めるものと予算を考慮した提案をしてくれます。長年積み上げてきたプロの経験とノウハウを活かした、おしゃれなブロック塀の設置を目指しましょう。
千葉でブロック塀の工事を検討されている場合は、株式会社ZOUSにご相談ください。
株式会社ZOUSは、「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす！」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。
コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。
