「カーポートを設置したいけど、工事費込みでどれくらいの費用がかかるの?」
「機能性に優れたカーポートが欲しいけど、できれば費用は抑えたい…」
カーポートの設置を検討しているものの、このように費用面が不安で設置に対して二の足を踏まれているいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、カーポートを設置すると工事費込みでいくらかかるのか、その料金相場について、初心者の方でも分かりやすいように詳しく解説します。
買い替えをするべきタイミングや、費用を抑える方法についても紹介するので、読み終わればカーポートの費用に関するお悩みが解消します。ぜひ最後までご一読ください。
目次
まずは、収納台数1台・2台・3台用それぞれのカーポートを設置する工事費込みの料金相場をご紹介します。比較しやすいようにエントリータイプと積雪タイプの2種類の料金をお見せします。
最低限の機能・デザイン性を備え、お手頃価格で購入できるのがエントリータイプのカーポートです。安価な分、強度に不安がありそうですが、国内で販売されているカーポートは、20cmほどの積雪にも耐えられる性能のものがほとんどで、一般的な使用目的であればすぐに壊れるようなことはありません。基本的な性能はしっかり備えているため、降雪の少ない地域にお住まいで、なるべく安くカーポートを設置したいという方は、まずエントリータイプの製品をチェックしてみることをお勧めします
雪の多い地域での所要を想定して、耐雪性能を強化したのが「積雪対応タイプ」です。ひとくちに積雪対応といっても、その強度によってさまざまな種類があり、30~50cmほどの積雪に耐えられるものや、中には200cmの豪雪に耐える強化モデルもあります。当然強度のあるモデルの方が価格も高くなる傾向にあるため、自分が住んでいる地域がどれくらいの降雪量なのかを把握し、それに適した強度の製品を選ぶようにしましょう。
カーポートのタイプ | 相場価格(工事費込み) |
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エントリータイプ | 約10~20万円 |
積雪対応タイプ | 約30~50万円 |
1台用カーポートは、支柱が片側のみに設置される「片支持・片流れ」と呼ばれるタイプのものが広く利用されています。支柱が片側にしか設置されないため、駐車時の邪魔になりにくく、費用も安価に抑えることが可能です。エントリータイプだと、工事費込みで10万円台で設置できる場合もあるため、初心者の方でも比較的導入しやすいタイプと言えるでしょう。
カーポートのタイプ | 相場価格(工事費込み) |
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エントリータイプ | 約20~30万円 |
積雪対応タイプ | 約50~100万円 |
2台用カーポートは、4本以上の柱で屋根を支える「両支持タイプ」が主流となっており、1台用と比べて強度も飛躍的に強くなります。4本の支柱で支えるものが主流なため、屋根の形に丸みをつけたり、重量のある素材を使用できたりするなど、デザインの自由度が幅広いのも2台用カーポートの魅力です。設置にかかる費用は1台用のおよそ1.5倍程度が相場になっており、1台用カーポートを2つ設置するよりも基本的に安く済む場合がほとんどで、コスパに優れていると言えます。
カーポートのタイプ | 相場価格(工事費込み) |
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エントリータイプ | 約40~50万円 |
積雪対応タイプ | 約70~150万円 |
最も価格の幅が広いのが3台用カーポートです。安いものであれば工事費込みで50万円以内に抑えることも可能ですが、デザインや機能性にこだわると100万円を優に超えるケースもザラにあります。3台用カーポートはホームセンターでも取り扱っていないケースが多く、外構エクステリア専門店にて購入・設置を依頼することが一般的です。本体価格が高額になりがちなので、施工業者選びは特に慎重に行い、こちらの要望にしっかりと応えてくれるところに依頼するようにしましょう。
ここからは、カーポート設置にかかる工事費の内訳について詳しく解説していきます。工事にかかる費用の大まかな相場を把握しておけば、業者から提出された見積書が、適正価格かどうかを判断できるようになります。
カーポートの設置にかかる費用の中で、もっとも大きなウェイトとなるのが、カーポート本体の価格です。サイズや製品によって異なりますが、参考として大まかな本体価格の相場を紹介します。
カーポートのタイプ | カーポート本体価格の相場 |
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1台用 | 約7~16万円 |
2台用 | 約12~30万円 |
3台用 | 約50~100万円 |
基本的に、収納台数が増えるほどサイズも大きくなり、本体価格も高くなります。
カーポートを設置するための土台作りにかかる費用です。地面にカーポートの支柱を設置するための穴を開ける際や、コンクリートを新しく敷設する場合に発生します。
土台工事の内容 | 相場価格 |
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支柱用の穴あけ | 約2~6万円 |
コンクリート敷設 | 約1~2万円/1㎡ |
コンクリート打設の価格は平米単価で算出される場合が多く、車1台分の地面に敷設した場合は200,000円ほどの費用がかかります。コンクリートなどの資材は、一般的に多く使用したほうが単価が安くなるため、2台用、3台用と広い面積で施工したほうが割安になる傾向です。なお、コンクリートの敷設は絶対必要というわけではなく、設置する地面が土であれば、コンクリート敷設を行なわずに施工できる場合もあります。
風雨の影響を受ける地域にお住まいの方や、ガレージ式カーポートを購入された場合は、側面の取り付け費用が発生します。側面の取り付け費用は平米単価で算出される場合が多く、1㎡あたり2万円程度が相場となっています。
カーポートの設置には、道路使用料、許可申請費用、工事現場の清掃費用など、工事とは別にさまざまな諸費用がかかります。これらの費用は、地域や工事内容によって異なるものの、一般的に3~5万円程度が相場とされています。
カインズやコメリなどの大型ホームセンターでは、カーポートの販売を行なっている店舗も多数あり、「ホームセンターなら工事費込みでも安いのでは?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。全国規模で展開しているホームセンターの、カーポート最安値価格(工事費込み)を下記にまとめたので参考にしてください。
ホームセンター | カーポート価格(工事費込み) |
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カインズ | 125,000円~/1台用 |
コメリ | 114,800円~/1台用 |
DCM | 125,000円~/1台用 |
ナフコ | 101,667円~/1台用 |
ホームセンターで販売されているカーポートは安価なものが多く、工事費込みでも100,000円ほどで設置できる店舗が多数ありました。基本的にメーカー品よりも安く設置できるため、料金にだけ注目すれば、ホームセンターのカーポートもなかなか魅力的です。ただしその分、懸念点もいくつか存在するため、単純に価格が安いという理由だけで購入するのはおすすめしません。
ホームセンターで販売されているカーポートは、肉厚の薄いアルミ素材が使用されている場合がほとんどです。材料費が安価だからこそ、工事費込みでも安い料金で提供できるのですが、当然メーカー品よりも強度は劣ります。雨風をしのげる最低限の強度があるのは間違いありませんが、台風に巻き込まれたり、大雪が降った際のことを考えると、不安要素があると言わざるを得ません。
ホームセンターでカーポートを購入した場合、設置工事は別の業者にお任せする場合がほとんどです。ホームセンターで受付してくれた人が信頼できそうでも、実際に工事を行なうのは別の業者なので、こちらの要望が上手く伝わっておらず、工事中にトラブルが発生しやすいというリスクがあります。
ホームセンターのカーポートは、在庫管理や提携業者との関係から商品数を絞っている場合が多く、専門店と比べると商品ラインナップがかなり少ないです。工事費込みでも安いのが、ホームセンターで販売されているカーポートの大きな魅力ですが、オシャレで機能性に優れたカーポートは見つけにくいというのが現状です。
ホームセンターのカーポートはさまざまな懸念点があると知り、「専門店で販売するカーポートを、工事費込みで安く設置する方法を知りたい」思われた方も多いでしょう。ここからは、カーポートの工事費を安くするコツを2つ紹介します。出費を抑えながら品質の良いカーポートを設置したい方は、ぜひ参考にしてください。
おおまかな相場価格が存在するものの、カーポートの設置にかかる工事費は業者によって大きく異なります。見積りを複数の業者からもらって比較すれば、一番安い業者が一目瞭然です。同時に相場通りの適正価格で販売している業者なのかどうかの判別もできるため、より安心して任せられる業者を見つけられるメリットもあります。複数の業者に連絡を取る必要があるため、少し手間はかかりますが、工事費込みで5万円以上も費用が浮くケースもあるため、ぜひ実践してみてください。
「カーポートの設置を専門的なプロに任せると、費用も高くなりそう…」。このように考えている人は意外と多いですが、実際のところは外構専門店にお任せしたほうが、費用を抑えられます。外構専門店は、大量仕入れによる材料費のコストダウンを実現しているため、高品質でありながら良心的な価格でサービスを提供できるのです。
また、基本的に工事を外注に出すケースも少ないため、余計な中間マージンが発生することが無いというのもポイント。実績が豊富な分、工事もスピーディーで時間的なコストも削減できるメリットもあるため、カーポートの設置は、確かな腕を持つ外構専門店に依頼することをお勧めします。
カーポートはすでに設置しているものの、老朽化が進んでおり、そろそろ買い換えるべきか悩んでいる方も多いでしょう。カーポートの耐用年数は基本的に15年ほどとなっており、それを超えた状態で使用し続けると、天井のパネルが外れたり、支柱のサビが付着したりするなどして、車に悪影響を与える恐れがあります。もちろん15年を超えたからといって必ずしも破損するわけではありませんが、強風が吹いて周りにいた人や建物に被害を与えるリスクもあり、安全とは言えない状態です。設置してから15年以上経過している場合は、早急に新しいものへと買い換えることをお勧めします。
本記事では、カーポートを設置する際の費用について解説しました。カーポートは安いものだと、工事費込みで10万円ほどで設置できるものもあり、意外と敷居が低いと感じた方もおられるのではないでしょうか。本記事で紹介した費用相場の表や、工事費を抑えるコツが、カーポートの購入に踏み切るきっかけになれば幸いです。
千葉で外構にガレージの設置をご検討されている方は、当社「ZOUS(ゾウズ)」までお気軽にご相談ください。
「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーを掲げる当社では、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。