車を持っている方にとって欠かせないのが駐車場です。自宅に設置する駐車場は、以下の3つの種類に分けられます。
今回は、上記3つの駐車場タイプの中でも、カーポートに絞って解説をします。
カーポートの地面舗装には複数の種類がありますが、一番のおすすめは土間コンクリートです。「カーポートの舗装は土間コンクリートがいいのかな?それとも別のものがいいのかな?」と悩んでいる方は非常に多いです。
そこで今回は、カーポートの下は土間コンクリートがいいのか、カーポートの下に土間コンクリートを敷く際の費用や心配事などについて解説します。
自宅にカーポートを設置しようと考えている方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
目次
カーポートの路面舗装には、以下の6つの種類があります。
各概要やメリット・デメリットについて解説します。それぞれ詳しく見てみましょう。
土間コンクリートとは、平面に設置されるコンクリートのことです。コンクリートというと一般的には壁に使われるイメージがあるかもしれません。
しかし土間コンクリートは、壁ではなく床(地面)に設置されます。
土間コンクリートには、耐久性が高い、メンテナンスの手間がかからない、見た目がオシャレ、といったメリットがあります。
一方で、他の舗装方法と比べると費用が高い、広い面積を舗装するのには向いていない、といったデメリットがあります。
しかしカーポートの面積は、広くても車2台分程度である場合が多いです。よって費用も面積も、それほど心配する必要はありません。
今回は6つの舗装方法を紹介していますが、土間コンクリートはその中でも最もおすすめできる舗装方法です。
アスファルトは、一般的な道路などに使われています。お店の駐車場などはアスファルトで作られていることが多いので、もしよく分からなければ、お店の駐車場をイメージしてみましょう。
アスファルトには、表面にざらつきがあるため滑りにくかったり、汚れが目立ちにくかったりといったメリットがあります。
そして、アスファルトは土間コンクリートと同様に耐久性があります。しかし夏の時期には熱くなりやすかったり、道路と同じデザインなのでオシャレに見えづらかったりします。
一方で土間コンクリートは、場合によっては滑りやすいですし、汚れもアスファルトと比べると目立ちます。
しかしアスファルトのデメリットを考慮すると、アスファルトよりも土間コンクリートの方がおすすめです。
カーポートの地面には、砂利を敷きつけることも可能です。
砂利は敷き詰めるだけで良いので、施工費用があまりかからないというメリットがあります。もし土間コンクリートやアスファルトよりも施工にかかる費用を抑えたいのであれば、砂利を選びましょう。
また砂利は踏むと音が鳴るので、防犯効果にも期待できます。フェンスやブロック塀が高く、一度敷地に入った人が見えないような構造になっている場合におすすめです。
ただし、砂利は土間コンクリートやアスファルトのように固定されていません。よって歩いたり車を動かしたりすると、移動してしまいます。
動いてしまった砂利は定期的に補充をしたり、綺麗にならしたりといったメンテナンスが必要です。また飛び石が起きると、車に傷がついてしまう可能性があるので注意が必要です。
カーポートの地面を芝生にする例はあまりありませんが、今回は参考までに紹介します。
天然芝ですと、車を駐車する際に潰れて枯れてしまいます。よってカーポートの地面を芝生にしたい場合は、人工芝を使用します。
地面が人工芝になると、周りの植栽とうまくマッチします。また砂利やむき出しの場合と比べると、雨の日に車の乗り降りをする際に、ぬかるみで靴が汚れてしまう心配はありません。
土間コンクリートやアスファルトは、無機質なデザインです。「無機質ではなく自然を感じられるデザインにしたい」と考えている方は、芝生を選択肢の1つに入れてもいいかもしれません。
ただし耐久性はそれほど高くなく、砂利と比べると設置にかかる費用も高いです。
インターロッキングブロックとは、模様や薄い色がついたブロックのことです。土間コンクリートのような無機質な感じではなく、明るくてポップな雰囲気になります。
また土間コンクリートよりもざらつきがあるので、滑りづらいです。そして雑草が生える心配もありません。ただしインターロッキングブロックの施工にかかる費用は、今回紹介する6つの舗装方法の中でも最も高くなります。
またインターロッキングブロックは、それほど耐久性が高くありません。よって何年も駐車場として使っていると、同じ場所ばかりに車重による負荷がかかるため、破損してしまう可能性が高くなります。
土間コンクリートやインターロッキングブロックなどによる舗装を一切行わずに、屋根となるカーポートだけを設置する方法もあります。
屋根はあるので、車が雨や雪にさらされることを防げます。また日光が直接車に当たることもなくなるので、夏の晴れの日に車内が高温になってしまうことも防げます。
ただし地面の舗装が一切ないので、雨が降ると地面の泥がぬかるんで靴が汚れてしまったり、タイヤの跡に沿って水たまりができてしまったりするかもしれません。
よって土間コンクリートをはじめとする他の選択肢と比べると、駐車場の舗装を一切せず、むき出しのままで使うことはあまり推奨できません。
しかし費用は一切かからないので、カーポートの設置費用をとにかく抑えたいという方にはおすすめです。
先ほどは、カーポートの地面を舗装する以下の6つの選択肢を紹介しました。
上記選択肢の中で最もおすすめなのは、土間コンクリートです。
デザイン性や耐久性、メンテナンスの手間などを総合的に考えても、やはり土間コンクリートがベストな選択肢であると言えます。
カーポートの地面の舗装を何にするか迷っているのであれば、ぜひ土間コンクリートを選択肢の1つに入れてみてください。
土間コンクリートのデメリットである汚れのつきやすさに対する対処法は、次の項目で詳しく解説しています。
カーポート下の土間コンクリートについた汚れは、以下3つの方法で簡単に落とせます。
それぞれ詳しく見てみましょう。
土間コンクリートについた泥のような簡単な汚れであれば、ブラシを使って水洗いしましょう。
ブラシで水洗いをするだけでも、カーポートの土間コンクリートは大分綺麗になるはずです。
カーポートの土間コンクリートには、靴の裏や車のタイヤに付着した泥が運ばれてきます。また風などによっても泥が運ばれてくることもあるでしょう。
よって定期的にブラシなどを使って掃除をしてあげることが見栄えを整えるためには重要です。
汚れがひどくない段階でこまめに掃除をして置くことが、土間コンクリートを綺麗に保つための秘訣と言えます。落ちづらい汚れがついてしまってからでは、手遅れになってしまうケースがありますからね。
ブラシを使って水洗いをしても落ちないカーポートの土間コンクリートに付着した汚れについては、重曹などのアルカリ洗剤を使ってみましょう。
そうすることで、水洗いでは落ちなかった汚れも落ちやすくなります。
水洗いでは落ちなかった場合の備え、いつでも汚れを落とせるようにアルカリ洗剤をストックしておくと良いですよ。
土間コンクリートは、耐久性が高いです。よって洗剤が使えなかったり、洗剤を使っても汚れが落ちなかったりする場合は、高圧洗浄機を使いましょう。
高圧洗浄機を使えば、これまでに落とせなかった汚れも比較的簡単に落とすことができます。ただし高圧洗浄機を購入するのには費用がかかりますし、保管しておくのも場所をとるので、できればここまでで紹介した水洗いやアルカリ洗剤だけで汚れを落としたいところです。
カーポートの下に土間コンクリートを設置する際にかかる費用は、1㎡当たり13,000〜15,000円程度です。
つまり車1台分のカーポートに土間コンクリートを設置する場合には、広さが15㎡程度なので、約20万円の費用がかかります。また車2台分のカーポートに土間コンクリートを設置する場合には、その倍である約40万円の費用がかかります。
上記はあくまで土間コンクリートの設置にかかる費用です。他にもカーポートやカーポートに取り付けるライトなどの費用がかかります。
カーポートの下の土間コンクリートの設置費用を少しでも抑えるために、「DIYで作れないのかな?」と考えている方も多いのではないでしょうか。特にこれまでにDIYで何かを作ったりした経験がある方は、そう考えることもあるでしょう。
確かにDIYでも、しっかりと下調べを行い、十分な時間を確保できれば、土間コンクリートを施工することはできます。
しかしプロの外構業者に依頼した場合と比べると、どうしても見栄えが悪くなってしまいます。
駐車場は、毎日のように利用する場所です。だからこそ、節約をするためにDIYを行った結果、見栄えが悪い駐車場を利用するよりも、きちんとした業者に依頼をして見栄えの良いものを作ってもらうべきです。
そのため、カーポート下の土間コンクリートのDIYは一応可能ですが、おすすめはできません。
土間コンクリートの工事自体は、半日から1日もあれば完了します。しかしコンクリートは、固まるまでに時間がかかります。
まず養生期間が3〜10日ほどかかり、完全に固まるまでには1ヶ月程度かかると考えておきましょう。「依頼をすればすぐに使えるようになるものではない」という点に注意が必要です。
駐車場を新たに設置したり、リフォームとして土間コンクリートを施工したりする場合には、その期間車を停めておける場所を確保しておかなければなりません。
よって計画的に施工の準備を進める必要があります。
カーポートの下は土間コンクリートがいいのか、カーポートの下に土間コンクリートを敷く際の費用や心配事などについて解説しました。
カーポートの地面に設置する土間コンクリートに関することがひと通り分かったのではないでしょうか。
「カーポートの地面には土間コンクリートを設置したい」という気持ちになったら、早速施工業者を探してみましょう。
そして見積もりを取ったりお問い合わせをしたり、何らかのアクションを起こしてみましょう。
千葉でカーポートの外構工事に関するお悩みがある方は、当社「ZOUS(ゾウズ)」までお気軽にご相談ください。
「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。
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