サイクルポートは後付けすべき?メリットとデメリットを解説

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サイクルポートは後付けすべき?メリットとデメリットを解説

サイクルポートは後付けすべき?メリットとデメリットを解説

入居時は自転車を使わなかったご家庭でも、奥様が自転車を使うようになったり子供の自転車が増えたりして、駐輪スペースがないことに困るケースがよくあります。そのため、駐輪スペースを後付けする方が多くいらっしゃいます。

しかし、「駐輪場はどう作ったらいいのだろう……」「サイクルポートは後付けできるのだろうか?」などと迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、サイクルポートを後付けするメリット・デメリットや、具体的な設置方法、後付けするサイクルポートの選び方などを詳しくお伝えします。サイクルポートを後付けするかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

サイクルポートは後付けできる?方法や費用を確認

サイクルポートは後付けできる?方法や費用を確認

出典:LIXIL公式HP 

サイクルポートとは、屋根付きの駐輪場のことを指します。戸建住宅で設置する場合は、小型のカーポートのようなタイプが一般的です。

結論から言うと、サイクルポートは家を建ててからでも、後付けで設置できます。ここでは、サイクルポートを後付けする方法や、その費用の目安について確認していきましょう。

サイクルポートを後付けする方法

サイクルポートの後付けには、大きく分けて「DIYする方法」と「外構業者に依頼する方法」の2種類があります。DIYで後付けするサイクルポートは、組み立て式のテントタイプや物置タイプなど、簡易的なものが主流です。

DIYタイプは省スペースで設置でき、費用が抑えられますが、設置用の道具と時間が必要であり、十分な安全性が確保しづらい点に注意が必要でしょう。

一方、サイクルポートの後付け設置を外構業者に依頼する場合は、小型のカーポートのような独立施工タイプが選ばれます。基礎を打って柱を立て、屋根をかけるしっかりした構造で、費用はかかるものの安全性や耐久性、デザイン性が高いことがメリットです。

一時的に使うだけならDIYでも十分かもしれませんが、長く安全に使うためには、外構業者に依頼する方法がおすすめです。後付けであっても完成度が高く、使いやすくおしゃれなデザインのサイクルポートに仕上がるため、満足度も大きいでしょう。

サイクルポートの後付けにかかる費用

サイクルポートの後付けをDIYで行うか、外構業者に依頼するのか迷う理由としては、費用の差も挙げられます。安く施工するならDIYを選ぶことになりますが、選ぶ商品によっては意外とコストがかかります。

たとえば、組み立て式の簡易テントタイプであれば、数万円で後付け設置できるでしょう。しかし、2〜3台を駐輪するサイズだと、本体費用に加えて設置用の道具や基礎代わりのコンクリートブロックなども必要で、トータルの費用は10万円前後になります。

外構業者に後付けを依頼する場合も、選ぶ商品によって設置費用に幅があります。たとえば、自転車2~3台向けの基礎工事を必要とするサイクルポートの場合だと、後付け工事は12万円〜40万円が費用相場とされています。

費用の内訳は、本体価格と施工費用です。サイクルポートの種類によっては、外構業者に依頼しても、DIYとそれほど費用が変わらないケースもあります。そのため、DIYで設置してから後悔しないよう、事前に外構業者に相談したり、見積もりを取ったりすることをおすすめします。

サイクルポートを後付けするメリット

サイクルポートを後付けするメリット

出典:三協アルミ公式HP 

サイクルポートを後付けすることには、多くのメリットがあります。ここでは、代表的な5種類のメリットについて、詳しく確認していきましょう。

自転車が雨に濡れることを防げる

サイクルポートを後付けすると、自転車を雨から保護できます。屋根付きのサイクルポートがあることで、自転車に雨水や汚れがつかず、雨上がりでも快適に出かけられるでしょう。

また、雨天時に濡れずに乗り降りできる点も嬉しいポイントです。サイクルポートがあれば、レインコートを着たり荷物にカバーをかけたりする身支度も、スムーズに済ませられます。

直射日光による自転車の劣化を防げる

サイクルポートを後付けで設置すれば、直射日光による自転車の劣化を防止できます。自転車のタイヤやハンドルなどの樹脂パーツは、特に紫外線による劣化が気になる部分です。ほとんど使用せずに置いておくだけでも、直射日光で劣化が進んでしまいます。

その点、サイクルポートの屋根は直射日光をさえぎるので、日光にさらした状態よりも劣化スピードを遅らせられます。また、鮮やかな自転車の塗装についても、屋根があることで色あせしづらくなります。

自転車の目隠しや盗難防止になる

サイクルポートを後付けすると、周囲からの目隠し効果が得られ、自転車の盗難防止に役立ちます。壁やフェンスの付いたサイクルポートがあれば、道路から愛車を見えにくくさせられます。

また、サイクルポートの支柱などに自転車を固定しておけば、ただ外に置いておくよりも、盗難されるリスクを大きく軽減できるでしょう。

設置場所やタイプを落ち着いて検討できる

家を建ててからサイクルポートを後付けすると、設置場所やタイプを落ち着いて検討できるメリットが得られます。住宅建設時にサイクルポートを取り付けると、実際の使用シーンがイメージできず、設置場所やタイプなどで失敗する可能性があります。

そのため、新築時にはあえてサイクルポートを設置せず、ライフスタイルが落ち着いた頃に後付けするのも、賢い選択肢だといえるでしょう。

台数に合わせて増減しやすい

住宅建設後にサイクルポートを後付けすれば、自転車の台数に合わせて増減しやすくなります。後付けするサイクルポートには省スペースタイプもあるため、台数が増えた時に増設したり、使わなくなったら撤去したりすることも可能です。

住宅を建てる時点では、自転車の台数や利用頻度がはっきりしていないことも多くあります。そのため、利用実態に合わせてサイクルポートを設置したい場合は、後付けもぜひ検討してみるとよいでしょう。

サイクルポートを後付けするデメリット

サイクルポートを後付けするデメリット

サイクルポートは非常に便利な存在ですが、後付けすることでデメリットが生じる可能性もあります。ここでは、特に注意しておきたいデメリットを4つ厳選しました。1つずつ詳しく確認していきましょう。

狭い場所には設置できないこともある

サイクルポートを後付けするには、十分な広さが必要な点がデメリットです。そのため、狭い場所には設置できないこともあります。庭などがない住宅の場合は、後付けしたくてもスペースが足りないことも考えられます。

しかし、中には狭い場所でも設置できる壁付タイプなどもあるので、色々な種類を検討してみるとよいでしょう。

住宅の外観デザインと調和させにくい

サイクルポートを後付けする場合、住宅の外観デザインと調和させにくい点もデメリットとして挙げられます。特に、簡易的なサイクルポートやDIYタイプだとおしゃれなものが少なく、選ぶのに苦労するかもしれません。

住宅の外観と調和させたい場合は、シンプルなデザインのサイクルポートがおすすめです。独立施工タイプであれば色々なカラーやデザインが選べるので、困った場合は外構業者に相談してみるとよいでしょう。

費用を住宅ローンに組み込めない

サイクルポートを後付けする場合、費用を住宅ローンに組み込めない可能性が高いので注意しましょう。サイクルポートの設置には、リーズナブルなものでも10万円から20万円程度の費用がかかります。デザインやオプションパーツの豊富なものを選ぶと、さらにコストがかかるでしょう。

新築時ならこれらの費用を住宅ローンに組み込めますが、後付けの場合は、別に費用を用意しなくてはなりません。事前に下調べをし、予算にあったサイクルポートを選ぶようにしましょう。

既存の舗装をやり直すこともある

基礎工事を伴うサイクルポートの場合、後付けすると既存の舗装をやり直さなければならない点もデメリットでしょう。基礎部分の舗装を一度剥がして工事するため、駐車場や庭の舗装が一部だけ色が変わったり、統一感が薄れたりすることもあります。

とはいえ、腕のよい外構業者に依頼すれば、色の変化などを最小限に抑えられる可能性もあるので、実際に見て確認してもらうとよいでしょう。

後付けするサイクルポートの選び方

後付けするサイクルポートの選び方

出典:三協アルミ公式HP 

サイクルポートを後付けする際、さまざまなタイプやサイズが展開されており、どの製品を選んだらよいか迷うこともあります。ここでは、サイクルポートを選ぶうえで意識したいポイントを4つ厳選しました。1つずつ詳細を確認していきましょう。

自転車の台数に合わせて選ぶ

後付けするサイクルポートは、今保有している自転車やバイクの台数に合わせてサイズを決定するのがポイントです。その際、数台分の余裕を見ておくと、将来の台数変更や来客時に対応しやすくなります。自転車の一般的なサイズは、次の通りです。

  • ・20〜27インチ:幅40〜57cm、全長160cm〜190cm
  • ・14〜20インチ:幅40〜57cm、全長100cm〜160cm

このため、駐輪場の広さは1台につき「幅60cm×奥行190cm」を目安として計画するとよいでしょう。

設置できるスペースに合わせて選ぶ

サイクルポートを後付けする際は、設置したい場所の広さや形状に合わせて製品を選ぶのもポイントです。自転車数台分の広さが取れるなら、基礎や柱を設ける独立施工タイプがおすすめです。その際、柱の位置が室外機や地中の配管に干渉したり、屋根がひさしに当たったりしないよう、よく確認して製品を選びましょう。

狭いスペースしか取れない場合は、省スペースで設置できる壁付けタイプがおすすめです。自転車を出し入れしやすく、しっかり固定できるものを選びましょう。

自転車の使用頻度に合わせてタイプを選ぶ

使いやすいサイクルポートにするためには、自転車に乗る頻度に合ったタイプを選ぶのもポイントです。たとえば、毎日のように自転車に乗る場合は、出し入れしやすい独立施工タイプがよいでしょう。玄関や道路に近い場所に設置すれば、自転車への動線を短くできます。

また、週末のみなど限られた機会に乗る方は、倉庫や物置タイプがよいでしょう。雨や風から自転車を保護でき、鍵をかければ防犯性も高められます。

住宅や外構のデザインに合わせて選ぶ

サイクルポートを後付けする際は、住宅の外観とバランスの取れたデザインのものを選ぶのも重要です。住宅と異なるテイストのものや、チープな印象のものを選んでしまうと、住宅全体の印象を損ねてしまう可能性があります。

外観とバランスの取れたおしゃれなサイクルポートを選べば、利便性が高まるだけでなく、住宅への愛着も向上させられるでしょう。

サイクルポートを後付けする際の注意点

サイクルポートを後付けする際の注意点

後付けでサイクルポートを設置する際は、次の3つの点に注意しましょう。これらを事前に知っておけば、サイクルポートを設置する時になって慌てずに済みます。

サイクルポートをしっかり固定する

サイクルポートを後付けする際は、基礎と地盤をしっかり固定するのが重要です。そうすることで、サイクルポートが台風でも飛ばされず、日常的にも安全に利用できるようになります。

基本的に、外構業者が施工する場合は、基礎工事を行いしっかりと固定しています。さらに強度を出すためには、着脱式の「サポート柱」を用意しておき、強風時には4本の柱で支えるようにすると安心でしょう。

DIYでサイクルポートを設置したい場合は、地面にしっかり固定するよう工夫が必要です。サイクルポートの固定方法には、基礎を施工するほか、コンクリートブロックを基礎がわりに敷き詰める方法があります。ご自身で行う際は、コンクリートブロックとサイクルポートの骨組みを十分に緊結するよう注意してください。

地中の埋設物を傷つけないよう設置する

サイクルポートを後付けする際、地中の埋設物を傷つけないようにするのも、重要な注意点です。地中には、水道管や排水管、建物や塀の基礎など重要なものが埋まっています。

サイクルポートを設置する際、それらを確認せずに作業を進めると、埋設物が傷ついて後々大きな不利益を被る可能性があります。地中の埋設物は自力では確認しにくいため、難しい場合は専門の外構業者に依頼するのがおすすめです。

暖房器具や給湯器の近くを避ける

サイクルポートを後付けする際は、暖房器具や給湯器、エアコンの室外機を避けて設置しましょう。なぜかというと、サイクルポートの支柱などに温度の高い排気が当たると、材質によっては劣化の原因になるからです。

給湯器や室外機を移動するのは難しいため、後付けするサイクルポートの位置で調整する方が無難だといえます。

まとめ

ここまで、サイクルポートを後付けすることについて、メリット・デメリットや具体的な設置方法などを、詳しく確認してきました。サイクルポートを設置すると、自転車を雨や紫外線から守れるだけでなく、雨天時の身支度や盗難防止にも役立ちます。

家を建てた後に後付けする場合は、利用実態に合わせて設置場所や種類を選べるメリットも得られます。

入居時より自転車が増えて保管場所に困っているなら、サイクルポートの後付けをおすすめします。サイクルポートを後付けする方法には、DIYするほか外構業者に依頼する方法があります。

完成度や安全性を重視するなら、外構業者に依頼する方が安心です。台数や設置スペースのほか、利用頻度や住宅の外観との調和も踏まえ、使いやすいサイクルポートを選びましょう。

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