荒れた庭を手入れするのに必要な費用と業者選びのポイントを解説
荒れた庭が気になっているけれど、どこから手をつけていいのか分からない。このような悩みを抱えている方は少なくありません。なかには、どうしようもできないので業者への依頼を検討している方もいらっしゃるでしょう。
しかし、費用がどれくらいかかるのか分からずに、行動に移せていない方も多いようです。そこで、今回は荒れた庭の手入れを業者に依頼するとどれくらいの費用がかかるのかを解説していきます。
本記事を読むと、荒れた庭の手入れを業者に依頼したときの費用だけでなく、荒れた庭になる原因と費用を抑えるポイントが分かるので、業者への依頼をご検討中の方は参考にしてください。
目次
荒れた庭の手入れを業者に依頼する前に知っておきたいことがあります。それが、荒れた庭になる原因と自分で手入れしたときの費用です。
庭が荒れる原因が分からなければ、同じことを繰り返してしまう可能性があります。また、自分で手入れしたときの費用が分からなければ、業者への依頼を検討できない方もいらっしゃるでしょう。
そこで、まずは荒れた庭になる原因と業者に依頼せずに自分で手入れしたときの費用について解説していきます。
荒れた庭になる原因の1つが草木です。とくに、春から夏にかけては草木の成長速度が早くなるので放置しておくと大変な状態になります。
草木が伸びていくのを放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、害虫が発生する環境が整ってしまいます。害虫が発生すると植物が病気になり枯れていくので、ますます見た目が悪くなるのです。
見た目が悪くなると近所から苦情がくる可能性があるうえに、ゴミを不法投棄される可能性もあります。荒れた庭の状態が続くことで、さらに庭が荒れていくのです。時間が経てば経つほど対応は難しくなります。そして、これらのすべての始まりは、基本的に草木を放置することにあります。
荒れた庭になる最初の原因。それが、草木を放置することにあるのです。
荒れた庭にしないためには、普段から草木を放置しないことが大切になります。しかし、すでに荒れた庭になっている場合は、手入れして元の状態に戻さなければいけません。
荒れた庭の手入れをするときは2つの選択肢があります。それが、業者への依頼と、自分で実施する方法です。では、自分で手入れした場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか？
自分で荒れた庭を手入れするには、手入れの方法にもよりますが、下記の道具が必要になります。
なお、荒れた庭の状態によっては用意する草刈りの値段も変わります。なぜなら、伸び放題の草木がある状態だと、通常の草刈りでは作業に時間と労力がかかりすぎるからです。そのため、状態によっては草刈り機が必要になります。ただし、草刈り機を購入するとなると、通常の草刈りよりも高額な費用がかかることを覚えておきましょう。
そのため、どれくらいの費用がかかるのかを把握することは簡単ではありません。揃える道具やゴミの量によっても変わるので、必要な費用は約1万円から10万円と幅広くなるのです。
また、木の剪定は脚立にのぼっての作業になるので怪我のリスクもあります。庭の手入れと聞くと、もしかすると簡単に自分でできるように感じるかもしれません。しかし、自分で動く労力以外にも怪我のリスクがあることと、準備費用と処理費用がかかることは覚えておきましょう。
ここからは、荒れた庭を自分で手入れしていく手順を解説します。
基本的には、上記の手順で庭を手入れしていきます。押さえておきたいポイントは、雑草を抜くのに適した環境です。実は、雑草を抜くのに適しているのは雨上がりとされています。なぜなら、雨上がりは土が水分を含み、柔らかくなっているので雑草が抜けやすくなっているからです。もちろん、草を抜く前に水をまくと、同じ状態を作ることができます。
乾燥した土の状態で作業するよりも、効率が良くなるので草を抜く前には軽く水をまいてから作業を始めましょう。
荒れた庭を手入れしたいけれど、業者に依頼したときの費用が心配で行動に移せないという方は少なくありません。ここからは、荒れた庭の手入れを業者依頼した場合の費用相場と費用内訳、依頼できる業者について詳しく解説していきます。
業者への依頼をご検討中の方は、参考にしてください。
荒れた庭の手入れを依頼できる代表的な業者は以下の4つです。
それぞれの業者の特徴を見ていきましょう。
エクステリア業者は、庭造りのプロです。もちろん、荒れた庭の手入れも実施してくれます。荒れた庭を手入れし、自宅の庭をおしゃれな庭に生まれ変わらせたい方や、荒れた庭を手入れして有効活用したいと考えている方は、庭の手入れ後に庭造りのアドバイスを受けられる可能性もあるので、エクステリア業者への依頼がおすすめです。
荒れた庭の手入れは便利屋にも依頼できます。便利屋に依頼すると、荒れた庭の手入れだけでなく、物置の整理や家のなかの掃除もセットで依頼できるので、荒れた庭の手入れ以外にも依頼したいことがある場合は、まとめて依頼できるのでおすすめです。
ただし、便利屋に依頼したときの費用はエクステリア業者に依頼したときよりも高くなる可能性があるので、荒れた庭の手入れだけを依頼したいときは不向きといえるでしょう。
荒れた庭の手入れは、私たちの身近にあるホームセンターへ依頼することができます。ホームセンターで買い物をして、そのまま荒れた庭の手入れを依頼できるので、4つのなかでも最も利便性が高いといえるでしょう。
しかし、ホームセンターへ依頼したときの費用は4つのなかで最も高くなる可能性があることは覚えておきましょう。費用の安さよりも利便性を大切にしたい方におすすめです。
荒れた庭の手入れはシルバー人材センターにも依頼できます。最も大きなメリットが、他の業者と比べて費用が安いことです。ただし、作業内容によっては他の業者に依頼した方が安い場合もあるので、荒れた庭の手入れを依頼する場合は、必要な作業内容を把握しておく必要があります。
とくに、高い木の剪定はエクステリア業者よりも費用が高額になるケースがあるので注意が必要です。
また、予約が取りにくいことも覚えておかなければいけません。とくに、繁忙期になると数か月待ちといった状態になることもあります。もちろん、予約の取りやすさには地域差があるので、気になる方は近くのシルバー人材センターに問い合わせてください。
荒れた庭の手入れを依頼したときの費用は、作業費と処分費と車両費によって決まります。なお、作業費は時間制で計算する場合と、手入れ内容によって決まっているものが存在します。
処分費は、手入れをしたときに出る草や剪定した木の枝などを処分するための費用のことで、車両費はガソリン代や高速料金、手入れで使用する重機の費用などです。
荒れた庭の状況によってはクレーン車やユンボが必要になることもあり、この場合は車両費が数万円かかることも珍しくありません。この点が心配な方は、業者に現地調査してもらったうえで、見積書を作成してもらいましょう。
作業費は、基本的に人件費のことを指します。なお、人件費は時間制なのか作業内容制なのかによって変わるので、どちらを基に算出されるのかを確認しておきましょう。
ここからは、それぞれの人件費の目安を見ていきます。時間制の目安となる相場は1時間につき約2,000円から3,000円程度です。なかには、日当制の場合もあり、こちらは職人1人につき1日約15,000円から30,000円程度になります。もちろん、この費用には地域差があるので、その点は考慮しておきましょう。
続いて、作業内容制の費用を見ていきます。ポイントは、庭の広さや木の高さ、木の種類によって費用が変わることです。もちろん、手作業なのか機械を使うのかによっても変わります。
まずは、雑草処理の費用相場を見ていきましょう。
| 作業内容 | 広さ | 費用 |
|---|---|---|
| 手作業 | 指定なし | 約1,000円～（1㎡あたり） |
| 機械での作業 | 200㎡まで | 500円～（1㎡あたり） |
| 機械での作業 | 200㎡以上 | 200円～（1㎡あたり） |
続いて、種類別の剪定費用相場です。
| 木の種類 | 費用 |
|---|---|
| 常緑樹 | 1本につき約2,000円～ |
| マツ | 1本につき約4,000円～ |
| 落葉樹 | 1本につき約3,000円～ |
なお、常緑樹の代表的なものが、カシやツバキ、キンモクセイで、落葉樹にはハナミズキやモミジが該当します。
続いて木の高さによる費用の違いを見ていきましょう。
| 木の高さ | 費用 |
| 3mまで | 1本につき約3,000円～ |
| 3m以上5m未満 | 1本につき約6,000円～ |
| 5m以上7m未満 | 1本につき約15,000円～ |
なお、7m以上の木になると基本的には個別の見積もりが必要です。
荒れた庭の手入れをすると、草や剪定した枝などのゴミが出てきます。これらの処分費用も見ておきましょう。
| 処分するもの | 費用 |
|---|---|
| 雑草や木の枝 | 約5,000円～（軽トラック1台分） |
| 石や土 | 約15,000円～（軽トラック1台分） |
処分費用は、何を処分するのかによって変わるので、作業前に庭の状態を業者と確認して、おおよその処分費用を教えてもらいましょう。
荒れた庭の手入れを業者に依頼するときには2つのことを意識すると費用を抑えられる可能性があります。それが、依頼時期とゴミの処理です。
ここからは、荒れた庭の手入れを業者依頼したときの、費用を抑えるポイントについて解説します。
荒れた庭の手入れを業者に依頼する場合、依頼する時期によって費用が変わることがあります。基本的に、庭の手入れ業者が忙しくなる時期は植物の成長期と重なります。逆に、植物の成長期以外は業者も暇になることが多いのです。そのため、閑散期には料金設定を下げて顧客獲得を目指す業者がいるのです。
では、どの時期に依頼するのがいいのでしょう。それが12月から3月です。この時期は気温が低いので植物が休眠期に入ります。また、剪定量が少ないので、夏場に比べると圧倒的にゴミの量が少なく、処理費用が少なくなるのも費用が安くなる理由です。
荒れた庭の手入れ費用を抑えたい方は、12月から3月の時期に依頼を検討しましょう。
荒れた庭の手入れを業者に依頼したときに、ゴミを自分で処理すれば処理費用を浮かせることができます。このとき、確認しておきたいのが利用できるリサイクル制度の有無です。実は、自治体によっては剪定枝のリサイクル制度が用意されていることがあります。
集めた枝を燃料チップなどにする事業を行い、エコ活動を実施しているのです。リサイクル制度が用意されている場合は、電話連絡すると回収にきてくれるので、持ち運びの手間もかかりません。もちろん、ほとんどのケースでリサイクルは無料です。
リサイクル事業が用意されていれば処分費用を抑えることができるので、まずは自治体に問い合わせてみましょう。
荒れた庭の手入れを依頼する業者を選ぶポイントは下記の3つです。
業者を選ぶときに大切になるのが分かりやすい料金設定です。荒れた庭の手入れと一括りにしても、庭の広さや作業内容は違いがあります。だからこそ、分かりやすい料金設定が大切になるのです。
見積書を見て分かりにくいと感じたら、しっかりと確認してください。事前に確認しておかないと後になって追加請求される可能性があるからです。
顧客目線を大切にしている業者なら、誰が見ても分かる見積書を作成してくれます。そのため、分かりやすい見積書を作成してくれる業者は顧客目線に立っているといえるのです。見積書の分かりやすさは、業者選びにおいて大きなポイントになります。
見積書で分からない部分があれば、業者に質問しましょう。このときの対応も業者選びでは大切になります。丁寧で分かりやすい説明をしてくれる業者を選びましょう。
なかには、見積もり作成の時点で出張料を請求してくる業者も存在します。そのため、見積もりが無料なのかは事前に確認しておきましょう。
業者選びでは実績も重要です。エクステリア業者の多くは施工実績をホームページに掲載しているので、気になる業者を見つけたら、まずはホームページで施工実績を確認しましょう。
荒れた庭の手入れを業者に依頼したときの費用相場は、庭の広さや状態によって変わるので、相場の把握は簡単ではありません。しかし、基準となる目安を参考にすることで、ある程度の相場は把握できます。
人件費は、時間制の場合は1時間につき約2,000円から3,000円程度で、日当制の場合は職人1人につき1日約15,000円から30,000円です。もちろん、地域によって費用に違いが出てくるので、あくまで目安として覚えておきましょう。
荒れた庭を放置しておくと、見た目が悪くなるだけでなく、害虫が発生する可能性が高くなるデメリットもあります。また、ゴミの不法投棄につながってしまうことも考えられるので、早期の対応が大切です。
気にはなっているけれど、具体的な行動に移せずにいる方は、まずは複数社に見積もりを依頼しましょう。複数社から見積もりを貰うことで、おおよその相場が把握できます。
庭がきれいになれば、庭でできることも増えていきます。まずは、手入れをして庭を活用できる環境を整えることから始めましょう。
株式会社ZOUSは、「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす！」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。
コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。
