ホテルやカフェの屋外には、よくおしゃれなソファが設置されています。屋外にソファがあると、空間がおしゃれになるだけでなく、高級感を持たせられます。そのため、自宅の庭やベランダにソファを設置したいと考えたことがある方もいらっしゃるでしょう。
しかし、屋外には屋内用のソファを設置できません。なぜなら、屋内用のソファは屋外での使用を想定されていないからです。屋外に設置する場合は、屋外用のソファである「ガーデンソファ」を設置する必要があります。
今回は、設置すると庭がおしゃれになるガーデンソファについて、詳しく解説していきます。本記事を読むと、ガーデンソファに使われる生地の加工種類や素材別の特徴、選ぶときのポイントなどが分かります。記事の最後では、おすすめのガーデンソファも紹介しているので、庭をおしゃれにして機能性を高めたい方は、ぜひご一読ください。
目次
ガーデンソファとは、屋外で使用することを前提に作られたソファです。庭やベランダに設置すると、空間がおしゃれになるだけでなく、機能性を高められます。また、屋外での使用を前提に作られているので、雨に濡れても問題ありません。しかし、雨ざらしの状態で使用し続けていると、素材によっては劣化が早まることがあるので、注意が必要です。
中には、ベランダなど屋根の下のスペースなら大丈夫と判断して、使わなくなった室内用のソファを屋外に置く方もいらっしゃいます。しかし、屋内用のソファは雨に濡れるとカビが発生する恐れがあり、衛生上好ましくないので、屋内用のソファを屋外で使用するのは避けてください。
ガーデンソファは、さまざまな素材や加工種類のものが存在します。そのため、購入するガーデンソファを選ぶときは、素材や加工種類を理解したうえで、設置場所や目的に合わせて選ぶ必要があることを覚えておきましょう。
ガーデンソファに使用される生地には、複数の加工種類が存在します。加工種類によって、防水性能や価格が変わるので、それぞれの特徴を理解したうえでの選択が大切です。
ここからは、ガーデンソファの生地の加工種類について、詳しく解説していきます。
加工なしの生地のガーデンソファは、基本的に屋根がある場所で使うことが推奨されています。ただし、加工なしといっても、屋内用のソファと同じわけではありません。屋外で使用することが前提なので、雨に濡れたときでも乾きやすい通気性の良い生地が選ばれているからです。ただし、雨が降ってきたら室内に取り込むようにしましょう。
なお、加工なしの生地は屋内用に近い触り心地なので感触を重視する方は加工なしの生地を選ぶのも1つの選択肢になります。また、加工なしの生地は他の加工が施されているものよりも価格が安いものが多いため、費用の安さを重視する方にもおすすめです。
撥水加工が施された生地のガーデンソファは、表面で水をはじくのが特徴です。ポリエステルやアクリル繊維から作られている場合が多いため、通気性と柔らかい質感が保たれます。中でも、アクリル繊維から作られたものは、屋内用の生地に近い柔らかさなので人気があります。
ただし、表面で水をはじくといっても、雨に濡れたまま放置しておくと染み込むことがあるため、雨で濡れたときは乾いた布で拭き取るようにしましょう。
耐水加工が施された生地のガーデンソファは、表面にポリプロピレン生地を使い、裏面にポリウレタンフィルムを施した二重構造になっています。そのため、水が内部に浸透しにくいのが特徴です。
耐水加工の生地は、雨の日に外に出しっぱなしにしていても、表面が濡れるだけで雨水が内部へ侵入することはありません。ただし、完全防水ではないので、雨が激しい場合は防水カバーを被せるなどの対応が必要です。
なお、耐水加工の生地は、加工なしや撥水加工の生地と比べて触り心地が固いため、感触を重視する方は、先に手触りを確認しておくようにしましょう。
加工素材の中で、最も防水性能に優れているのが、防水加工が施されたガーデンソファです。防水加工が施されたものは、その防水性能の高さから、クルーズのデッキで使用されることでも知られています。また、簡単に水洗いできるので、メンテナンスも簡単です。
ただし、触り心地は防水加工が施されたもの特有の固さがあるので、感触を優先したい方は、その点を考慮しておく必要があります。
ガーデンソファは、さまざまな素材のものがあります。そのため、素材の特徴を理解したうえで選択しなければいけません。ここからは、出しっぱなしにできるガーデンソファの素材について、詳しく解説していきます。
プラスチック製のガーデンソファの特徴は、メンテナンスが簡単なことです。汚れた場合でも簡単に拭き取ることができるうえに、水に濡れても腐食することがないため、ほとんどメンテナンスが必要ありません。また、軽量で持ち運びしやすいので、ガーデンソファの移動が想定される場合におすすめの素材です
ただし、プラスチックは紫外線に弱いため、劣化したり変色したりする可能性を考慮しておかなければいけません。変色や劣化を遅らせたい場合は、屋根の下に設置するなど紫外線対策を実施しましょう。
金属製のガーデンソファの特徴は、耐久性の高さにあります。また、デザイン性に優れたものや存在感があるものが多いので、庭に高級感を持たせたい場合におすすめです。
防錆塗装が施されたものを選べば、雨ざらしでも錆びの発生をある程度抑えられます。しかし、傷を放置するとそこから錆びが広がることがあるので、傷がついた場合は早めの対応が必要です。
ラタンの特徴は、強さと軽さ、そして柔らかさです。強度と柔らかさを兼ね備えているので、編み込んでさまざまな形を作れます。
そんなラタン製のガーデンソファは、リゾート地のホテルに多く設置されています。そのため、リゾート風の庭づくりを目指している方や、南国風の庭づくりを目指している方におすすめの素材です。
ただし、ラタン製は編み込んで作るので、砂や小さなゴミが入りやすいデメリットは覚えておかなければいけません。きれいに使い続けていくためには、日頃からの清掃を心がけましょう。
ガーデンソファを設置すると、庭がおしゃれになり機能性が高まります。ただし、購入するガーデンソファ選びは慎重に判断しなければいけません。なぜなら、素材選びやサイズ選択を間違えたことで、ガーデンソファの購入を後悔している方も少なくないからです。
ガーデンソファは決して安い買い物ではないので、ポイントを押さえて購入する必要があります。ここからは、ガーデンソファ選びのポイントについて、詳しく解説していきます。
ガーデンソファを選ぶときは、目的や設置場所に合わせた素材選びが重要です。ここでは、各素材について、適した目的や設置場所を解説していきます。
リゾート風の庭づくりや南国風の庭づくりを目指している人は、ラタン製のガーデンソファがおすすめです。また、ラタン製は軽量で持ち運びしやすいので、頻繁に移動させたい方に向いています。
ただし、天然ラタンの場合は雨に濡れたまま放置しておくとカビが発生する危険があるため、小まめなお手入れが苦手な場合は、人工ラタンを選ぶようにしましょう。
ナチュラルガーデンを目指している方や、自然になじむ素材を取り入れたい方は、木製のガーデンソファがおすすめです。庭に木の温もりを取り入れることで、癒しの空間を実現できます。特に、ガーデニングや家庭菜園を楽しみたい方におすすめです。
ただし、木製のガーデンソファは、こまめなお手入れと定期的なメンテナンスが必要なことは覚えておかなければいけません。特に、シロアリ被害を放置したままにしておくと、建物にも被害が拡大する恐れがあるので注意しましょう。
金属製のガーデンソファは、デザインが豊富で耐久性に優れています。そのため、デザイン性を追求したい方や、丈夫さを求めている方におすすめです。
ただし、傷を放置したままにしておくと、錆びが発生する可能性があるため、傷を見つけたときは早急に対応しなければいけません。気付かないうちに傷がついてしまうこともあるので、定期的にチェックしましょう。
プラスチック製のガーデンソファの魅力は、メンテナンスが簡単なことです。汚れても簡単に水洗いできるので、飲食物をこぼしても簡単にお手入れできます。また、他の素材と比べると価格が安いことも見逃せません。お手入れが簡単で価格が安いということで、初めてガーデンソファを購入する方におすすめの素材です。
ガーデンソファのサイズは、設置場所に合わせて選択することが重要です。設置場所に合ったサイズで検討するために、設置場所のスペースは実寸で把握しておきましょう。
なお、このときポイントとなるのが、余裕を持たせたサイズで選ぶことです。ガーデンソファは存在感があるので、サイズ的に問題がなくても圧迫感が出てしまう可能性があります。そのため、ある程度の余裕を持たせたサイズを選びましょう。
ガーデンソファを選ぶときは、日頃のお手入れについて考えておくことも大切です。
もし、日頃のお手入れが負担になりそうな場合は、お手入れが簡単な素材を選ぶようにしましょう。日頃のお手入れが負担になり、ガーデンソファの購入を後悔された方も多いので、この点はしっかりと検討しておくようにしましょう。
また、ガーデンソファを使わない時期がある場合は、保管場所について考えておくことも大切です。保管場所がない場合は、専用の防水カバーをかけておくと劣化を遅らせられるだけでなく、虫の卵が付きにくくできます。
素材の特徴や加工種類が分かっても、なかなかガーデンソファを決められないという方は少なくありません。そこで、ここからはおすすめのおしゃれガーデンソファを5つ紹介していきます。ガーデンソファ選びで悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。
出典:Amazon
最初にご紹介するガーデンソファは、東谷のガーデンリビング 4点セットです。
見た目の存在感とは裏腹に、ソファとしては軽量であり、2人掛け用のソファでも15kg程度なので、男性であれば一人で移動させられます。そのため、季節によってソファを移動させたい方におすすめです。
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続いて紹介するのは、タカショーのモーベンシングルソファソファです。
複数の素材を組み合わせることで、デザイン性と耐久性を高めています。フレームには金属、脚は木材、張り材にロープを使うことで、デザイン性と耐久性を追求しているのが特徴です。そのため、庭に高級感を持たせたい方におすすめの商品です。
出典:Amazon
続いて紹介するのは、山善のラタン・ガーデンテーブルセットです。
2人掛け用のソファが1つと一人掛け用のソファが2つ、そしてテーブルがセットになっているので、購入後すぐに新しい空間を作れます。もちろん、クッションもセットになっているので別途購入する必要はありません。
商品を個別に探すのが苦手な方や、リゾートガーデンを目指している方におすすめの商品です。
出典:Amazon
続いてご紹介するのは、アート技研工業のガーデンファニチャーラタン調ソファです。
素材には、お手入れしやすい人工ラタンが使われていて、独特のデザインが庭をおしゃれに演出してくれます。お手入れの手間を軽減したい方や、ソファにオリジナリティを求める方におすすめの商品です。
続いてご紹介するのは、Reshareのガーデンソファです。
デザイン性に優れたおしゃれなソファなので、庭にリゾート感を持たせられます。また、耐久性の高さも見逃せないポイントでしょう。リゾートガーデンを目指している方や、使い心地やデザイン性を優先される方におすすめです。
今回は、ガーデンソファとは何かについて、素材別の特徴や、後悔しないためのポイントなどを含め、詳しく確認してきました。
ガーデンソファがあると、庭がおしゃれで快適な空間になります。庭にくつろぎスペースを作ることで、屋内では味わうことができない贅沢な癒しの空間を作れるのは大きな魅力です。
ただし、ガーデンソファを選ぶときは、デザインや価格だけでなく目的や設置場所に合わせた素材選びが重要になります。なぜなら、素材によって特徴や耐久性、日頃のお手入れや定期メンテナンスの頻度が変わるからです。
そのため、まずは使用シーンをイメージすることから始めましょう。使用シーンをイメージできれば、設置場所もイメージしやすくなります。後は、目的と場所に合わせた素材を考えていくことで、理想のガーデンソファが見えてくるはずです。
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「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。
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