自宅にドッグランを作る方法とは?おしゃれな外構工事のプロが徹底解説

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自宅にドッグランを作る方法とは?おしゃれな外構工事のプロが徹底解説

自宅にドッグランを作る方法とは?おしゃれな外構工事のプロが徹底解説

自宅の庭にドッグランを作ると、有料のドッグランに行かなくても愛犬を自由に遊ばせることができます。しかし、自宅にドッグランを作るといっても、必要な設備や注意点などが分からない方も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では自宅の庭にドッグランを作る方法を外構工事のプロが徹底解説します。ぜひこの記事を参考にして、愛犬にとっても飼い主にとっても快適なドッグランを作りましょう。

ドッグランを自宅の庭に作るメリット

ドッグランを自宅の庭に作るメリットは主に4つ考えられます。

  • ・ドッグランに行く手間や時間が省ける
  • ・犬の運動不足・ストレスを解消できる
  • ・犬同士のトラブルがない
  • ・自宅の庭が狭くても作れる

犬は毎日のように散歩をしないと運動不足になり、筋肉量が減って体が弱くなる可能性があります。室内で犬を飼う方も多いですが、小さい犬であっても、室内の運動だけでは必要な運動量が確保できません。また、犬は外に出られないとストレス発散ができないため、いたずらが増えたり、ストレス性の病気にかかることがあります。
しかし、飼い主側も毎日散歩に出るのがつらいときもあるでしょう。そんなときでも、自宅にドッグランがあれば愛犬の運動不足を防ぐことができます。

庭にドッグランを作る方法7ステップ

庭にドッグランを作る方法7ステップ

ここでは、ドッグランの作り方を7つのステップに分けて解説します。

雑草処理をする

ドッグランを作る最初のステップは、庭に生えている雑草を処理する作業です。最初に作業する理由は、雑草が生えている土のままでは床材を平らに敷きづらく、他の作業にも支障が出るからです。

雑草を処理するコツは、どんな雑草も根から取り除くことです。そうすることで、長期間の維持管理がしやすくなります。除草剤を撒いた後は2〜3日は犬が立ち入らないようにしましょう。

排水対策をする

ドッグランを作る2ステップ目は、庭の排水対策です。特に、天然芝を使う場合は、水はけが悪いと芝が枯れてしまいます。人工芝やチップを使う場合も、雨が降るたびにぬかるみができやすく、衛生的ではなくなります。

排水対策は土地に勾配をつけたり、暗渠排水を入れたりするのが効果的ですが、自分でおこなうのは難しいでしょう。外構工事のプロにお願いすると短時間で的確に作業してくれます。

整地をする

ドッグランを作る3ステップ目は、庭を整地することです。ドッグランにする場所をていねいに平らにし、その後は必ず踏み固めておきましょう。柔らかい部分があると表面にデコボコができてしまい、雨水がたまってしまいます。また、床材が沈みこんで窪んでしまうと、犬や家族が足を引っ掛けて転倒する恐れがあるため、注意して整地しましょう。

フェンス・扉を設置する

ドッグランを作る4ステップ目は、ドッグランを囲むフェンスと、ドッグラン内に入るための扉を設置することです。ドッグランでは基本的にリード無しで遊ばせるため、犬の背の高さやジャンプ力に合わせた高さのものを選択しましょう。また、フェンスや扉の下に隙間があると、犬が穴を掘って脱走する可能性があるので注意が必要です。

床材を敷く

ドッグランを作る5ステップ目では、床材を敷きます。床材の敷き方は、種類によって異なります。

主な床材の種類 敷き方
天然芝 ドッグランの敷地に培養土を混ぜ、芝を敷き詰める
人工芝 直接または防草シートを張り、その上に人工芝を敷く
ウッドチップ・バークチップ 直接または防草シート・砂利を敷いた上からチップを敷く

敷き詰めるチップの量は、小型犬は約5cm、中型・大型犬は約10cmの厚さに敷くと良いでしょう。また、防草シートは、飛来する種子からの発芽を抑制したり、床材の沈み込みを防いだりするのに有効です。

しかし、犬の排泄物が土に触れづらくなるため自然分解ができなくなります。そのため、防草シートを敷く場合は、水で洗浄する必要があります。

その他の設備を設置する

ドッグランを作る6ステップ目で、床材やフェンス類以外の設備を配置します。ドッグラン内に水飲み場やトイレスペースなどを準備しておくと、愛犬が快適に過ごせます。それに加え、屋外用の遊び道具や障害物など、庭のスペースや運動量に合わせた設置もおすすめです。

水を撒く

ドッグランを作る最後のステップは、ドッグラン全体に水を撒くことです。天然芝とウッドチップ・バークチップの場合、水を撒くことで、下地の土などと馴染ませる効果があります。

人工芝の場合も水を撒くことで、地面にデコボコがないか、排水がうまくいっているかなどを確認できます。チェックして問題がなければ、ドッグランの完成です。

庭に作るドッグランの床材の種類

庭に作るドッグランの床材の種類

ドッグランを作る際に、最も悩むのは床材の種類ではないでしょうか。ドッグランに使用する床材は、愛犬の足腰への負担が少なく、表面が熱くなりにくいこと、メンテナンスしやすいことなどをポイントに検討しましょう。ここからは、ドッグランで使われる床材の種類と特徴を解説します。

天然芝

ドッグランを作る際、ドッグラン施設を参考にして考えると、天然芝をイメージする方も多いでしょう。天然芝の特徴は、初期費用の安さ、肌触りの柔らかさです。使っているうちに多少デコボコになったり、引っ掻いてしまっても修正ができるのも魅力です。

天然芝は穴を掘ったり草をくわえたりできるため、犬にとって快適に過ごせる床材といえます。しかし、天然芝はダメージを受けやすく、継続的な手入れの大変さが難点です。

人工芝

人工芝は、自宅の庭にドッグランを作る上で、最も人気の床材です。選ばれる理由は、クッション性が高く、メンテナンスが簡単だからです。高品質のタイプを選べば、犬が走り回っても足に負担がかかりにくいでしょう。

ただし、天然芝に比べると初期費用が高く、太陽光で地面が熱くなりやすいというデメリットもあります。人工芝で作る場合、真夏はドッグラン全体に水を撒いて地面からの熱気を抑え、愛犬の熱中症に注意しましょう。

ウッドチップ

自宅で作るドッグランでは、ウッドチップも人気です。ウッドチップとは杉・ヒノキ・松などの木片のことで、弾力性があります。

ウッドチップには天然木の爽やかな香りがあり、殺菌効果や消臭効果が期待できます。ドッグランを作る上で、犬の排せつ物の臭い対策としても有効です。

しかし、ウッドチップは割れやすいため、木のトゲが肉球に刺さるリスクがあります。また、割れて細かくなったウッドチップは風で飛ばされたり、土に触れた部分から腐ったりします。そのため、短いスパンで取り替えることになり、その都度購入費用が必要です。

バークチップ

バークチップでドッグランを作ると、ウッドチップとは違う雰囲気が楽しめます。バークチップの原料は、アカマツやクロマツの樹皮です。ウッドチップに比べて一粒が大きく、丸みがあり割れにくいのが特徴で、敷き詰めると高級感を出せるのが魅力です。

ただし、バークチップはウッドチップよりも購入費用が高額です。また、ウッドチップよりも丈夫とはいえ、いつかは割れるため、入れ替えをする必要があります。バークチップはサイズの種類があり、愛犬の大きさによってサイズを変えると割れにくくなります。

ドックランを庭に作る際に必要なフェンス

自宅にドッグランを作る場合、庭の広さにかかわらず、フェンスは必要不可欠です。ドッグランに設置するフェンスには、犬が飛び越えられない高さ、すり抜けられない構造、開けられない扉が必要です。ここでは、自宅のドッグランを作る際に必要なフェンスの選び方を解説します。

犬に合わせて高さを選ぶ

ドッグランに設置するフェンスの高さは、愛犬のサイズに合わせて選びましょう。ドッグランではリード無しで走り回るため、犬は助走してジャンプし、フェンスを越えようとする可能性があります。そのためフェンスの高さは、小型犬の場合で約90cm~100cm、大型犬やボーダーコリーの場合は最低でも1.5m以上のタイプを選択しましょう。

強度のある素材を選ぶ

愛犬を庭から脱走させないためにも、強度のある素材のフェンスを選んでドッグランを作りましょう。特に大型犬の場合、ぶつかったときの衝撃に耐えられる素材でないと、フェンスが倒れることも考えられます。また、イライラしやすく吠えやすい犬を飼っている場合は、目隠しフェンスなどで周辺の景色や通行人が見えないようにすると、安心して吠えにくくなるでしょう。

ドッグランを庭に作る際に必要なスペース

ドッグランを庭に作る際に必要なスペース

ここでは、ドッグランに設置したい、犬にとって必要なスペースを紹介します。

水飲み場

ドッグランを作る際には、水飲み場を設けましょう。なぜなら、犬はリード無しで自由に動けると体が熱くなりやすく、水を飲んで体温を調整できるようにする必要があるからです。

さらにドッグラン専用の水栓があると、屋内に入る前に汚れた足や体を洗うのにも役立ちます。水栓がドッグランの近くにないと、キッチンや浴室から延長ホースを使うことになり、不便を感じるでしょう。そのため、ドッグランを作る際には外構工事の専門業者に依頼して、水栓の設置をおすすめします。

穴掘り場や砂場

ドッグラン内に、穴掘り場や砂場を作ることを検討しましょう。犬には穴を掘る習性があります。

特にテリア系の犬は穴掘りを好み、熱さが苦手なハスキー犬は体を地面の涼しいところで冷やします。そのため、ドッグラン内に穴掘り場や砂場があると、他の場所では掘らなくなるでしょう。

トイレスペース

ドッグランを作る際に、トイレスペースを設置すると飼い主にとっても安心です。犬は突然トイレに行きたくなることがあり、室内のトイレでさせたくても間に合わないこともあります。

また、ドッグラン内での排泄は臭いの原因になりやすく、水で流すなどの手間がかかります。ドッグラン内にトイレスペースを設置しておけば、後始末がしやすく便利です。

日陰スペース

庭のドッグランに、飼い主と愛犬が休憩できる日陰スペースを作りましょう。犬は発汗する機能が発達してないため、激しく運動するとすぐに体温が上がります。

そのまま休憩せずに遊ばせると、体調不良になることも考えられます。特に、夏場は熱中症対策のためも、日陰スペースを作る必要があるでしょう。

アジリティーキット(運動具)

ドッグランを作る際に、アジリティーキットを設置しましょう。遊び道具や運動具があると、犬の能力を発揮できるため、喜んで遊んでくれます。

おすすめは、それほど広くない庭でも簡単に設置できるジャンプバーです。高さを調節すれば、助走の長さやジャンプ力に合わせて楽しめます。他にも、庭の広さに余裕があれば、上り下りができるシーソーもおすすめです。

ドックランを庭に作るための費用目安

自宅の庭にドッグランを作る場合、外構工事の専門業者に依頼する方法と、自分で作る方法があります。費用の目安は、広さや環境にもよりますが専門業者に依頼した場合は50万円程度~250万円程度、DIYなら10万~30万円程度です。

しかし、背の高いフェンスを設置したり、排水対策をしたりなど、DIYでは難しい工程があります。初期工事を専門業者に依頼し、メンテナンス作業を自分でやることにすれば、全体のコストを削減できます。

ドックランを庭に作る際に注意すること

ドックランを庭に作る際に注意すること

ここでは、庭にドッグランを作る際の注意点について解説します。

犬にとって安心できる空間を作る

ドッグランを作る際、愛犬の吠える声の大きさに注意が必要です。飼い犬での近隣トラブルのほとんどは、犬の鳴き声が原因といわれています。

一般的に吠えやすい犬種は、ダックスフンド・チワワ・ビーグル・ボーダーコリー・コーギー・柴犬などです。ただし、個体差やしつけ方によって異なり、他の犬種でもトラブルになる可能性はあります。

犬が吠える理由は、飼い主への要求・興奮・不安やストレス・体調不良・警戒心が考えられます。愛犬が吠えないようにするためには、犬にとって安心できる空間を作る必要があります。具体策として、以下の方法が有効です。

  • ・犬の知らない人が急に入ってこないよう、立ち入り禁止の看板を設置する
  • ・犬から外の景色や通行人が見えないように、目隠しフェンスや生垣などで隠す
  • ・防音フェンスで犬の鳴き声を緩和する

毒性のある植物を把握する

ドッグランを作る庭に、毒性のある植物が生えていないかを把握する必要があります。愛犬をリール無しで遊ばせていると、庭にある植物を口にするかもしれません。

ガーデニングで使われる園芸植物にも毒を持つものが多くあります。園芸店でよく見かけるクリスマスローズやニチニチソウ、アイビーなどにも毒があり、触るだけで皮膚炎になったり、口に入れると嘔吐や下痢などの症状を引き起こしたりするため注意しましょう。

ノミやマダニ退治をしておく

ドッグランを作る際に、ノミやマダニ退治をしておきましょう。庭の近くに藪があったり、雑草が生い茂っていたりすると、ノミやマダニの生息率が高くなります。そのため、ドッグランを作る最初のステップである除草作業をするときに、外構工事の専門業者に依頼し、徹底的に駆除しておきましょう。

まとめ

ここまで、自宅の庭にドッグランを作る方法を外構工事のプロが徹底解説してきました。自宅の庭にドッグランがあると、愛犬の運動不足が解消でき、健康維持にも役立ちます。また、愛犬の遊ぶ姿を近くで見守れる団らんの場にもなり、家族にとっても豊かな時間につながるでしょう。

今回挙げたドッグランの作り方を参考にして、自宅の庭で作るドッグランを検討してみてください。外構に関するお悩みがある方は、当社「ZOUS(ゾウズ)」までお気軽にご相談ください。

「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。

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