表札は家の顔とも言えるものです。そのため、こだわりの表札を作りたいとお考えの人も多いのではないでしょうか?ここで、気になるのが表札の種類です。実は、表札はさまざまな素材があり、特徴や費用に違いがあります。
今回は、表札取り付け業者について詳しく解説します。本記事を読むと表札取り付け業者に依頼したときの費用と表札の種類、押さえておきたい基礎知識と注意点が分かります。
表札取り付け業者への依頼をご検討中の方は、参考にしてください。
目次
表札の取り付け業者を探す前には以下のポイントを理解しておく必要があります。
なかには、知らないことで相場よりも高額な費用を請求されるケースもあるので、まずは基礎知識として押さえておきましょう。
実は、表札の取り付けを依頼しても断られるケースがあります。断られると聞くと驚かれるかもしれませんが、これには2つの理由があります。
1つ目の理由は業者の利益が少ない点です。とくに、先に表札を購入している場合は断られてしまう可能性があります。基本的に、表札の取り付けはそれほど難しい作業ではありません。そのため、工事費も安くなります。そもそも、利益が小さい工事なのです。利益が小さい工事の上に商品まで持ち込まれると、利益はますます小さくなります。そのため、依頼を断る業者が存在するのです。
2つ目の理由は破損リスクにあります。簡単な表札の取り付けであれば、リスクはほとんどありません。しかし、なかには専用の工具を使って穴をあける必要がある表札もあります。このとき、避けられないのがひび割れリスクです。ひび割れが起きてしまうと、当然、補修費用が必要になります。その結果、業者は赤字になることがあるのです。
そのため、業者によっては表札の取り付けはリターンよりもリスクが大きい工事と判断することがあるのです。なかには、直接断らない代わりに高額な見積もりを出してくる業者も存在します。このような場合は、仕方ないと思わずに適切な料金で設置してくれる取り付け業者を探しましょう。
ここまで読まれた方のなかには、引き受けてくれる業者がいないのではないかと心配される方もいらっしゃるでしょう。しかし、あまり心配する必要はありません。なぜなら、顧客目線に立った業者も存在するからです。
なかには、表札取り付け業者に依頼せずに、自分で設置しようと考える方もいらっしゃるでしょう。しかし、ここで気を付けておかなければいけないことがあります。それが、取り付けが不十分だと修理費用が余計にかかってしまうということです。
確かに、簡単に設置できる表札であれば自分でも設置できます。しかし、表札の取り付け場所はコンクリートやサイディングが多いので、専用工具を使って穴をあけなければいけないケースがあるのです。
当然、工具の扱いになれていなければ、怪我をするリスクがあります。また、取り付けが不十分だと浸水やひび割れが起こる可能性もあります。
浸水やひび割れが起こると壁内の腐食につながり、大掛かりな修理工事が必要になることもあるので表札の取り付けを自分で実施する場合は、これらのリスクを考慮した上での判断が必要です。
表札と一括りにしても、その種類は数多く存在します。そこで、ここからは表札の種類とそれぞれの相場価格について詳しく解説します。
古くから日本で使われてきたのが木製表札です。実際、表札と聞いて木製表札をイメージされる方も少なくないでしょう。一般的には、かまぼこ板のような縦長、長方形の形をしていますが、最近では正方形のものも人気です。
木製表札の価格は、木の種類や文字の彫り方によって変わるので、相場の価格帯は広くなっています。手書き文字や浮かし彫りの場合は費用が高くなり、プリントやレーザー彫刻の場合は安くなるので、文字を入れるときは2パターンの金額を比較して選択してください。
一般的な相場は下記のとおりです。
ステンレスも表札によく使われている素材です。その理由は、軽くて丈夫な点にあります。雨水に強く錆びにくいうえに、加工がしやすいのが強みです。
デザインがシンプルなものであれば、安価で購入できます。ただし、切り文字加工などの特殊加工を実施すると費用が高くなります。
デザインにこだわりたい方に人気なのがガラス表札です。ただし、ガラス表札は基本的に壁に穴をあけてボルトで固定するので、工事費が他の表札と比べて高くなる可能性があるので、その点を覚えておきましょう。
本体価格:約10,000円から約40,000円
選択肢の多さが魅力のアクリル表札は、カラーはもちろんデザインの種類も豊富です。また、シンプルな物であれば低価格で作成できます。
一方で、透明アクリルに土台を重ねて立体的な表札をつくる場合は、加工が複雑になるので価格も高くなります。選択肢の多さが、価格帯の広さに繋がっているのです。
高級感がある表札を希望する方におすすめなのが石材表札です。石材表札は、石の種類によって価格が変わります。種類によって色合いや雰囲気が変わるので、ご自身の家に合った石を探す楽しみもあります。
本体価格:10,000円から40,000円
タイルには多くの種類があり、テラコッタ風、焼き物風、天然石風、アンティーク風などが存在します。
また、さまざまな形の中から選択できるのもタイル表札の魅力です。よく見かける、長方形や正方形のものから、円形や楕円形のものまであるので、表札の形にこだわりたい方に人気です。
本体価格:約10,000円から約30,000円
丈夫なのに繊細な加工ができる表札。それが、ロートアイアン表札です。繊細な模様が作れるので根強い人気があります。その歴史は古く、14世紀ごろからヨーロッパで使用されていたとされています。職人によってつくられる、手作りならではのオリジナリティと暖かみが特徴です。
実用性と装飾性を同時に求める方におすすめな素材です。
本体価格:約30,000円から約50,000円
ここまで、表札取り付け業者へ依頼する前に押さえておきたい基礎知識を紹介してきました。では、表札取り付け業者に依頼したら、どれくらいの費用がかかるのでしょう。
ここからは、表札取り付け業者に依頼したときの費用相場について詳しく解説します。
最初のポイントがどこに依頼するのか?ということです。表札取り付け業者といっても、依頼先は複数存在します。また、状況によって適切な依頼先が異なることがあるので状況も大切です。
では、どういった状況が考えられるのでしょう?それが、新築時に設置する場合と、後から設置する場合です。
新築時に表札を設置する場合は、工事が終わる前であれば基本的に工事業者に依頼できます。この場合、取り付け業者を自分で探す手間がかかりません。
ただし、新居が完成するまでにお願いする必要があります。なぜなら、工事が終わった後に頼んでも現場に道具がないことがあるからです。そのため、新居が完成するまでに表札を準備しておかなければいけません。
一方、後から設置する場合や表札を取り換える場合は、自分で取り付け業者を探さなくてはいけません。このとき、重要になるのが、どこに依頼するのかということです。
主な、表札取り付け業者は次のようになります。
なかでも、おすすめの表札取り付け業者はエクステリア業者です。リフォーム会社や工務店、ハウスメーカーに依頼すると、基本的には工事は下請け業者が実施します。そのため、仲介手数料が上乗せされる可能性が高くなるのです。
また、ホームセンターや便利屋は表札取り付け業者としての経験が少ない可能性があるので、不安が残ります。一方、エクステリア業者は外構工事全般を実施しているので、表札設置の工事経験も豊富です。場合によっては、経験とノウハウを活かした提案を受けられる可能性もあるので、安心できる依頼先となります。
表札取り付け業者に依頼した場合の費用相場は20,000円から40,000円です。ただし、表札の種類や形によって工事の難易度が変わるので、相場は1つの目安として覚えておきましょう。
なお、前章でも解説したように依頼先は複数存在しますが、基本的にはエクステリア業者に依頼した方がいいでしょう。便利屋やホームセンターに依頼すると、エクステリア業者に依頼するよりも費用が安くなるケースがあります。ただし、表札設置工事の経験がそれほどないので、設置できる表札が限られていることもあるので注意が必要です。
また、リフォーム会社や工務店、ハウスメーカーに依頼すると仲介手数料が上乗せされる可能性があるので、基本的にはエクステリア業者に依頼した方がいいでしょう。
表札取り付け業者に依頼したときの費用は以下の要素によって決まります。
表札の本体価格はもちろん、取り付け工事も内容によって費用差があるので複数社から見積もりを貰って、比較してから依頼先を決めましょう。
なお、諸経費のなかには、駐車場料金や出張費が含まれます。
表札取り付け業者に依頼した場合の費用を抑えるポイントは2つです。それが本体価格と工事費にあります。
先程も解説したように、取り付け業者に依頼した場合の費用は、本体価格と工事費、諸経費の合計によって決まります。費用のなかでも本体価格が占める割合は大きくなるので、本体価格を抑えることで費用の総額を抑えることに繋がるのです。
表札の本体価格は種類やデザインによって価格に大きな差があります。こだわれば価格は高くなりますが、シンプルなデザインのものにすれば、一気に安くなるのも表札の1つの特徴です。
とくに、テンプレートのある表札は安価で購入できます。なかには、テンプレートの表札と聞くとデザインに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、シンプルなデザインにすることで、かえって見た目がスッキリする場合もあるので、費用を抑えたい方は、まずテンプレートを確認しましょう。
シンプルな表札を選べば工事費を抑えることにも繋がります。また、門柱や平らな面に表札を設置する場合は工事が簡単になるので工事費用を抑えることが可能です。
表札取り付け業者に依頼するときは、安い表札を選び、設置場所を門柱や平らな場所にすることで費用を抑えることができます。
表札取り付け業者に依頼すると、どのような流れで工事は進んでいくのでしょう?また、どれくらいの時間で設置できるのでしょう?
ここからは、取り付け業者に依頼したときの作業手順と設置までにかかる時間、取り付け業者に依頼するメリットについて解説していきます。
代表的な表札の取り付け方法が以下の3つです。
ここからは、それぞれの取り付け方法を詳しく見ていきましょう。
3つのなかで、最も簡単な取り付け方法です。表札をボンドで壁面に固定します。壁が平らなので、特別な加工は必要ありません。そのため、工事費も安くなります。
壁が平らでない場合は、接地面を平らにしなければいけません。設置部分を平らにしたら、ボンドで壁面に固定します。先程の取り付け方法との違いは壁を平らにする加工がある点です。工事費は、その工程がある分高くなります。
壁面に穴をあけてシャフトを差し込んだあとにボンドで固定する方法が壁面差し込みです。上記2つの設置方法と違い、壁面に穴をあける作業が必要になるので工事費は高くなります。
続いて、表札取り付け業者に依頼するメリットを見ていきましょう。まず、最も大きなメリットは安心して作業を任せられる点です。もちろん、表札は自分でも設置できます。
しかし、壁面差し込みが必要な表札の場合、取り付けが不十分なことで浸水やひび割れが起こり、場合によっては壁内が腐食することもあるので注意しなければいけません。取り付け業者に依頼すると、このような心配がなくなります。
また、エクステリア業者に依頼すると、庭造りの視点から見た表札を提案してもらえる可能性があるのも強みです。エクステリア業者は、庭造りのプロです。そのため、全体像に合わせた最適な表札を提案してもらえることもあります。
経験とノウハウを活かした提案を受けられるのは、エクステリア業者に依頼する一番の強みといえるでしょう。
これまで、表札取り付け業者に依頼したときの費用相場やメリットを解説してきました。なかには、早速、業者を探し始めようと考えた人もいるかもしれません。しかし、もしマンションに住んでいるのであれば、気を付けなければいけないことがあります。
それが、マンションの表札を取り換えるときは、管理会社に連絡するということです。
実は、マンションの表札は自由に選ぶことができないケースが多くなっています。なぜなら、マンションは玄関外の部分が共用部になるからです。玄関の外は基本的に廊下やエントランスと同様の扱いになります。そのため、管理規約に沿った形で設置しなければいけません。
とくに、賃貸の場合は注意が必要です。基本的に、賃貸マンションは表札を外すことを前提にしているため、ボンドやネジを使って固定することができません。そのため、選択できる表札が限られているのです。
どうしても、こだわりの表札を設置したい場合は、管理会社に問い合わせてください。知らずに、管理規約を無視した表札を設置してしまうとトラブルに発展する可能性もあるので注意しましょう。
表札は家の顔ともいえる存在です。そのため、こだわりを持った表札を作りたいとお考えの人も多いでしょう。この場合、表札取り付け業者に依頼することをおすすめします。なぜなら、表札の種類によって取り付け工事が難しくなるからです。
取り付けが不十分だと浸水やひび割れが起こり、場合によっては壁内が腐食することもあります。そうなれば、大掛かりな修理が必要になることも珍しくありません。このような事態にならないためには、取り付け業者への依頼が重要です。家の顔となる表札だからこそ、信頼できる業者に依頼しましょう。
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「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。
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