機能の向上により、インターホンが果たす役割は高まっています。最近では、モニターで来客を確認できるものや、録画機能がついているインターホンもあり、防犯対策としても人気が高まっています。
なかには、これらの機能に魅力を感じてインターホンの取り換えをご検討中の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、費用面に不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。
今回はインターホンの種類、取付工事の相場、DIYの方法と費用を抑える3つのポイントについて解説していきます。
今回の記事を読むと、インターホンの基礎知識と取付工事の相場、費用を抑えるポイントが分かるので、インターホンの取り換えをご検討中の方は、ぜひ、ご一読ください。
目次
インターホンと一括りにしても、その種類や機能は多岐にわたります。ここで、大切になるのがインターホンに求める役割です。まずは、インターホンの種類と機能について解説していきます。
最初に紹介するのは、音声のみのインターホンです。古くから使われているので、インターホンと聞いて最初にイメージする方も多いでしょう。音声のみのインターホンは、来客をチャイムで知らせてくれて、音声で来客とのやり取りができます。特徴は、本体価格が安い点です。そのため、費用を抑えたい方や呼び出し機能だけがあればいいという方に向いています。
テレビドアホンとは、テレビモニターが付いているインターホンです。来客をモニターで確認できるので、セキュリティ面で安心できるインターホンといえます。機種によっては、ボイスチェンジャー機能や録画機能が付いているので、防犯対策の強化が可能です。そのため、一人暮らしの女性や、防犯対策をしっかりおこないたい方に向いているインターホンといえます。
ワイヤレスドアホンは、コードレスドアホンとも呼ばれる無線接続のインターホンです。一般的なインターホンは室内用モニターと玄関カメラが配線によって接続されていますが、ワイヤレスドアホンはモニターとカメラが無線で接続されています。
そのため、大掛かりな工事が必要ないのが特徴です。また、無線なので場所にとらわれることがありません。持ち運びもできるので、どこにいても応対できるのです。ただし、設置した周囲の電波状態や環境によって画質が左右されるので、画質や機能を重視する場合は有線を選択した方がいいでしょう。
インターホンの取付は、基本的に工事が必要になります。そこで、気になるのが工事費用です。ここからは、インターホンの取付工事の費用についてご紹介します。
インターホン取付工事の相場を知る前に、まずは、費用の内訳を見ていきましょう。
インターホン取付工事の費用は次の3つの要素で決まります。
本体代とは、文字通りインターホンの購入費用です。本体価格は、機能によって大きく変わるので、選択する前にご自身が求めている機能を整理しておくと、費用を抑えることにもつながります。
続いて工事費用です。工事費用には、古いインターホンの取り外し費用と処分費用、取付作業に配線作業、壁や外構の穴あけ工事とコーキング作業、電源増設工事などが含まれます。なお、状況によっては配線工事が不要なケースもあり、この場合は費用を抑えることが可能です。しかし、逆に配線の延長や交換、調整が必要な場合は、長さによって費用に幅がでてくるので、気になる方は工事前に業者に相談して配線を確認してもらいましょう。
次は、諸経費です。諸経費には、業者スタッフの出張費や駐車場料金、商品持ち込み料などが含まれています。
上記でもご紹介したとおりインターホン取付工事の費用は配線工事の有無によって変わってきます。では、配線工事が必要なケースと不要なケースの違いはどこにあるのでしょう。
違いは、下記のとおりです。
配線工事が必要なケース | 配線工事が不要なケース |
・チャイムからインターホンへの変更 |
・チャイムからチャイムへの変更 ・インターホンからインターホンへの変更 ・ワイヤレスインターホンへの変更 |
ただし、配線工事が不要なケースでも配線劣化によって取り換えが必要になるケースもあります。そのため、配線工事の有無が気になる方は業者に調査依頼をしましょう。
なお、配線の点検には電気工事士の資格が必要なので、信頼できる業者選びが重要です。業者選びのポイントについては後述しておりますので、ご確認ください。
では、実際のインターホン工事の費用相場を見ていきましょう。
なお、ご紹介している相場は工事費用のみです。
工事内容 | 相場 |
「チャイム」から「テレビドアホン」への交換 | 約20,000円から約40,000円 |
「インターホン」から「インターホン」への交換 | 約8,000円から約20,000円 |
「インターホン」から「テレビドアホン」への交換 | 約20,000円から約40,000円 |
「テレビドアホン」から「テレビドアホン」への交換 | 約20,000円から約40,000円 |
外構にインターホンを取り付ける場合 | 約300,000万円程度 |
ここで、インターフォンの取付工事の費用で理解しておきたいポイントがあります。それが、配線の長さや状況によって費用が変わってくることです。正確な費用を知るためにも、事前に下見をしてくれる業者を選ぶといいでしょう。
インターホン取付工事で重要になるのは費用だけではありません。業者選びも重要です。ここからは、インターホン取付工事業者を選ぶポイントについて解説します。
インターホン取付において配線工事が必要なときは、電気工事士の資格が必要です。もし、資格を持たない業者が工事を実施し、漏電などが原因で火災が起きてしまうと、保険がおりない場合もあるので注意しなければいけません。依頼前は、ホームページやパンフレットを確認して業者の保有資格情報を確認しましょう。
インターホン取付工事の業者選びにおいては、実績や評判も大切な情報です。実績が豊富な業者のなかには、ホームページで過去の施工例などを紹介していることもあります。依頼を検討している業者があれば、ホームページを確認しましょう。
また、口コミやSNSで実際に利用した人の評価を調べるのも1つの方法です。実際に依頼した取付工事後の写真や動画も見られるので評判を確認できます。
インターホン取付工事の業者選びでは、料金はもちろんですが保証内容も重要です。なぜなら、取付工事の品質を保証する施工保証の範囲は業者によって異なるからです。なかには料金が格安ですが施工保証がない業者も存在します。
そういった意味では、成功保証の有無が優良なインターホン取付工事業者を選ぶポイントとも言えます。かならず事前に確認しておきましょう。
インターホン取付工事の業者選びにおいては、費用だけでなくアフターサービスも重要になります。なぜなら、インターホンは長年使うので取り付け後のメンテナンスも重要になるからです。また、トラブルが生じた場合は、迅速に対応してもらう必要があります。そのため、業者を選ぶときはアフターサービスの内容もチェックしておきましょう。
玄関に設置されるインターホンは、エクステリアの一部になります。そのため、おしゃれなインターホンにこだわりたい場合は、専門業者への依頼がおすすめです。
経験豊富な業者に依頼すれば、アレンジを加えたおしゃれなインターホン設置を提案してくれます。エクステリアにこだわりたい方は、プロならではの提案を受けられる専門業者への依頼を検討しましょう。
インターホンの交換時期は、一般的に10年といわれていますが、それ以外にも交換を検討すべきタイミングが存在します。ここからは、インターホンの交換を検討すべき3つのタイミングについて見ていきましょう。
映像や音声に乱れが発生したらインターホンを交換するタイミングの1つです。長年インターホンを使用すると、カメラ性能やマイク性能が低下していきます。ここで問題になるのが、映像や音声の乱れです。
訪問してきた人を判別しにくくなってしまっては、インターホン本来の意味がありません。映像や音声の乱れの原因は、カメラ性能やマイク性能の低下だけでなく、配線の劣化も考えられます。そのため、映像や音声の乱れを確認したときは、早めの交換を検討しましょう。
インターホンの耐久性に問題がある場合も、交換を検討するタイミングです。長年使用しているインターホンは経年劣化によって耐久性に問題が生じることもあります。
たとえば押したボタンが戻らなかったり、カバーがきちんと閉まらないといった状態です。耐久性において問題を確認したら早めの交換を検討しましょう。
防犯対策を強化したいときも、インターホンを交換するタイミングです。最近のインターホンは防犯機能が強化され、カメラ性能や録画機能の向上はもちろん、音声・顔認証機能などが搭載された機種も登場しています。
また、緊急時には部屋の外に異常を知らせてくれる非常ボタンが搭載されている機種もあり、防犯対策の強化に大きく役立ちます。防犯対策を強化したいときは、まずはインターホンの交換を検討するのも方法です。
インターホンの取付工事費用を可能な限り抑えたい方は、自分で取り付けるという選択肢もあります。ここからはインターホン取り付けを自分で実施する手順と注意点を見ていきましょう。
インターホンの取付をDIYするには、下記の2つ条件を満たしておかなければいけません。
<インターホンの取付をDIYする条件>
逆に、室内側電源がコンセント、または乾電池でない場合や、チャイムコードが断線している場合はDIYが難しくなります。また、警報機や電気錠、集合ドアホンと連動している場合や固定電話と接続している場合も難しくなるので、これらの条件に当てはまる場合は、業者への依頼を検討してください。
では、条件を満たしている場合のDIY手順をご紹介します。なお、室内側にあるモニターやインターホンを親機、玄関側にあるカメラを子機と呼びます。
インターホンの取付をDIYするときは、以下の注意点を覚えておきましょう。
なかでも注意しなければいけないのが、配線工事ができない点です。配線工事は、専門知識がないまま実施すると、感電などの危険があります。また配線工事は国家資格である「電気工事士」の有資格者でなければ実施できません。配線工事が必要な場合は、必ず業者に依頼しましょう。
二つ目の注意点が失敗すると費用が余計にかかるケースがあることです。購入した機種が壊れると、再度購入しなければいけなくなり、結果的に費用が膨らむこともあるので注意してください。
インターホンタイプが識別できない方や、作業に自身がない方は業者に依頼しましょう。
インターホン工事を安くするポイントは3つです。
なかでも、複数社への見積もりは相場を知る上でも役立つので、費用を抑えるためにも見積もりは1社だけでなく複数社に依頼しましょう。
インターホン取付工事の費用は、設置する機種によって大きく変わります。現行モデルの一世代前の安い機種を選択すれば、購入価格を抑えられます。また、前世代の機種は機能も少ないので、取付工事も比較的簡単なものとなり、工事費用を抑えることにつながります。。
ワイヤレスインターホンにすると、配線工事が必要ありません。そのため、工事費用を抑えることが可能です。しかし、注意しなければいけないポイントがあります。それが、ワイヤレスの場合は有線よりも、機能や画質の面で劣るケースが多い点です。インターホンに求める画質や機能にこだわりがなければ問題ありませんが、防犯性に一定の水準を求めている場合は注意が必要です。
インターホン取付工事費用を抑えるには、費用の比較検討が必要です。そのため、見積もりは複数社からもらいましょう。複数社から見積もりをもらうと取付工事の相場が見えてくるメリットもあります。
なお、見積もりの確認は内訳だけでなく追加費用の有無も重要です。一番安いところに依頼しても、追加費用が発生して費用が膨らむケースもあるので、追加費用が発生する可能性や条件は、あらかじめ確認しておきましょう。
インターホン取付工事の費用は、機種や配線工事の有無によって大きく変わります。だからこそ、先にインターホンに求める機能を決めておくことが重要です。目的に合わせ、機能を絞ることで工事費用が安くなる可能性があるので、まずはどのような機能を求めているのか整理しましょう。
ただし、インターホンは長く使うことが前提なので、先を見据えて選ぶことも大切です。そして、長く使うからこそ取付工事を依頼する業者選びも重要になります。信頼できる業者への依頼が満足できるインターホン取付工事につながるはずです。
千葉で外構にインターホン設置をご検討されている方は、当社「ZOUS(ゾウズ)」までお気軽にご相談ください。
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