今のインターホンを設置してから、どれくらいの期間が経ちますか?
実は、普段なにげなく使っているインターホンにも寿命があります。そのため、設置からある一定の年数が経過するとインターホンの取り換えが必要になります。
本記事では、インターホンの取り換えについて解説します。今回の記事を読むと、インターホンの取り換えタイミングと費用相場、DIYするときの条件と、手順、注意点と業者選びのポイントが分かるので、インターホンの調子が悪くて取り換えを検討している方や、インターホンの寿命が気になる方は参考にしてください。
目次
インターホンを取り換えるタイミングには大きく2つあります。それが、故障したときと、機械の寿命が近づいたときです。
ここからは、インターホンの取り換えタイミングについて詳しく解説していきます。
インターホンの寿命は約10年から約15年とされています。特に、10年を超えると経年劣化による故障発生率が高まるので注意が必要です。なかには、故障してから取り換えればいいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、インターホンの故障に気付かないこともあるので注意が必要です。インターホンの故障に気付かないまま日常生活を送っていると、来客に気付くことができません。そのため、インターホンは故障する前に取り換える必要があるのです。
ご自宅のインターホンを設置してから10年を超えている場合は、早めにインターホンを取り換えておいた方がいいでしょう。
故障によって、インターホンを取り換える前には、確認しておかなければいけないことがあります。それが、本当に故障しているのか?ということです。
実は、インターホンは故障したと思っていても、故障していないケースがあります。その代表的な原因が次の3つです。
当然ですが、電池が切れていたり、コンセントが外れていたりするとインターホンの電源は入りません。
故障かもしれないと思ったら、まずは上記の3つをチェックしましょう。インターホンが電池式の場合は基本的に、受話器置きかチャイム、子機の下にネジがあるので、ネジを外して電池を交換してください。
また、インターホンがコンセント式の場合は、プラグがコンセントにしっかりと刺さっているのかを確認しましょう。
なお、インターホンの電源は電池式とコンセント式の他に、直結式のものがあります。電源が直結式のインターホンの修理や交換は電気工事士の資格保有者でなければできません。そのため、音量設定に問題がないことが分かった段階で業者に相談しましょう。
気付かないうちに、インターホンの呼び出し音やマイクの音量が変更されていることがあります。そのため、インターホンの呼び出し音やマイクが聞こえにくいと感じたときは、修理の依頼や取り換えを検討する前に設定音量を確認してください。
なお、音量の設定方法は機種によって変わります。基本的には、つまみやモニター画面で調整可能です。分からない場合は、機種名と音量設定で検索してみましょう。
もしここまで紹介してきた項目に問題がなければ、故障している可能性があります。次章からは、インターホン故障時の主な症状と原因について解説していきます。
インターホンの主な故障原因は次の4つです。
故障時の代表的な症状の1つは音声が聞こえないことです。音声が聞こえにくい場合、音量設定に問題がなければ故障している可能性があります。原因の多くは、マイクやスピーカーの不具合です。また、断線している可能性もあります。
2つ目に紹介する症状がノイズや雑音の混じりです。インターホンの配線は基本的に地中に埋められていて、配線と電気線が触れるとノイズを拾うことがあります。マンションに設置されているインターホンでは起こりにくい現象なのですが、戸建て住宅の場合はよく起こるトラブルの1つです。放置しておくと、症状が悪化することもあるので、ノイズや雑音の混じりが気になるときは、早めの対応を心がけましょう。
続いて紹介する症状が映像の乱れです。映像が乱れる原因として考えられるのが配線トラブルです。配線トラブルが起こる原因はいくつかの要因が考えられます。なかでも多いのが、雨水や砂埃が入るといったものです。映像の乱れも放置しておくと、悪化することがあるので、早めの対応を心がけましょう。
最後に紹介する症状が、インターホンの呼び出し音に関するトラブルです。特に多いのはインターホンが勝手に鳴るといった症状や、鳴り続けるといった症状です。原因としては、内部の結露や配線の断線が考えられます。基本的に、インターホンは防水対策がされていますが、結露状態が続くと故障しやすくなるので注意が必要です。
他には、小さな虫が浸入して故障や誤作動することも考えられます。呼び出しボタンが埋まっているケースも考えられるので、鳴り続ける症状があるときは、一度、強く押し込んで元の状態に戻るのかを試してください。
ボタンの埋まりが原因であれば、押し込んで元に戻すことで解決します。逆に、ボタンの埋まりが原因でない場合は、内部結露や断線が考えられるので業者に相談しましょう。
なお、インターホンが鳴り続ける場合は、プラグや電池を抜くことで音を止めることができます。
インターホン取り換え費用は、本体価格と工事費、諸経費の合計によって決まります。費用全体のなかでも、本体価格が占める割合は大きくなるので、費用を抑えたい場合は安い機種を選択するのも方法です。
ただし、機種を選ぶときは価格だけで決めないようにしてください。なぜなら、インターホンの機種選びにおいては、機能も重要な要素になるからです。たとえば、インターホンに防犯対策としての役割を求める場合は、カメラ機能と録画機能が重要になります。
安い機種を選択すると解像度や録画時間に限界がある可能性があるので、望む効果を得られない可能性があるのです。そのため、機種を選ぶ前にはインターホンに求める機能について考えておきましょう。価格と機能を比較したうえで、選ぶことが大切です。
ここまで解説してきたように、インターホン取り換え費用は選ぶ機種によって変わります。ただし、目安となる相場は存在します。その相場が約2万円から約10万円です。価格帯が広い理由は機種代だけが原因ではありません。実は、工事費用も状況によって変わってくるからです。
インターホン取り換え工事内容は2つに分かれます。それが、配線工事が必要な工事と必要ない工事です。なお、それぞれの費用相場は次のようになります。
工事内容 | 費用相場 |
---|---|
配線工事あり | 約4万円から約10万円 |
配線工事なし | 約2万円から約5万円 |
では、配線工事の有無はどのような理由で決まるのでしょう?ポイントは既設配線の使用です。
古いインターホンを設置していたときに使用する配線を継続して使用する場合は配線工事が必要ありません。一方、設置場所を変えることで配線の長さが変わる場合は配線工事が必要です。
また、既設の配線があっても使えない場合は、配線工事を実施しなければいけません。たとえば、設置から長い時間が経過していると配線が経年劣化している可能性があります。当然、劣化していることが予想される場合は、配線工事が必要です。
配線工事の有無によって工事費が変わるので、気になる方は業者に確認してもらいましょう。
なお、配線工事は電気工事士の有資格者が実施しなければいけません。なぜなら、感電リスクがあるからです。配線の交換と聞くと、簡単な作業に思えるかもしれませんが、大きな事故に繋がるケースがあるので、自分で交換はしないでください。
インターホン取り換え費用は本体価格と工事費、諸経費の合計で決まります。つまりDIYすると工事費が必要なくなるので費用を抑えることが可能になるのです。なかには、家電量販店でインターホンを購入して、取り換えは自分でしようと考えている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、インターホン取り換えを自分で実施する前には知っておかなければいけないことがあります。ここからは、自分でインターホンを取り換える手順と注意点について詳しく解説していきます。
インターホン取り換えをDIYする前に確認しておかなければいけないことがあります。それが、DIY条件の確認です。実は、インターホンの取り換えをDIYするには、条件を満たしておかなければいけません。逆に、条件を満たしていなければDIYはできないので必ずチェックしてください。
では、具体的な条件を見ていきましょう。インターホンの取り換えを自分で実施するときは下記の条件を満たしていなければいけません。
分かりやすく説明すると、インターホンの電源供給が乾電池かコンセントの場合に限られるということです。インターホンの電源は、乾電池式とコンセント式、電源直結式が存在します。
電源直結式とは、家の中にある電線を使用して電源を供給する方式です。電源直結式のインターホンの取り換えは、電気工事士の資格所有者でなければ実施できません。そのためDIYでの取り換えはできないのです。インターホンの電源供給が電源直結式の場合は、必ず業者に依頼してください。
インターホンの電源供給が電源直結式の場合、DIYはできないことを解説してきました。では、どうやって電源の供給方式を確認すればいいのでしょう?
ここからは、インターホンの電源を確認する方法について解説します。なお、確認は室内に設置されている親機で実施します。
まず、親機を上にスライドさせてカバーを外してください。カバーを外したら親機の裏側を確認します。このとき、配線が4本以上あれば電源の供給方式は電源直結式です。
インターホンの取り付けを自分で実施するときは、新しく取り付ける本体とドライバーが必要です。なお、作業は以下の手順で進めていきます。
取り外しは子機からと決まっているわけではありません。しかし、子機を外しておくと、誰かが訪問してきても、インターホンが鳴らないことが分かるので、要件があれば声をかけてくれるメリットがあります。そのため、インターホンの取り外しは子機から実施しましょう。
では、実際の作業手順を見ていきます。
以上で、子機の取り外しは完了です。
以上で親機の取り外しは完了です。引き続き、新しいインターホンの取り付け手順を見ていきましょう。
以上で、子機の設置は完了です。
以上で、インターホンの取り換えが完了しました。作業自体は難しくありません。ただし、いくつか注意しなければいけないことがあります
次章では、インターホンを自分で取り換えるときの注意点を解説していくので、作業前にチェックしてください。
インターホンの取り換えを自分で実施するときは、下記の点に注意してください。
インターホンを取り換えるときは、チャイムコードを繋ぐ必要があります。このとき、注意しておきたいのが差し間違いです。ただし、チャイムコードにプラス・マイナスはありません。そのため、接続部分に繋がっていれば大丈夫です。接続部分以外に挿しても繋がらないので、チャイムコードを繋ぐ前には接続部分があっているのかを確認しましょう。
また、チャイムコードを繋ぐときは、先端が触れないようにしなければいけません。中の配線同士が触れないように注意しましょう。
最後の注意点が台座の落下です。基本的に、親機の台座は壁の内側と外側を挟んで固定されています。そのため、台座やネジが壁の内側に落ちないように注意しながら作業を進めていかなければいけません。
内側に台座やネジが落ちてしまうと、基本的には拾うことができないので、落とした場合はホームセンターなどで再度購入する必要があります。内側に落ちないように、しっかりと固定しながら取り外しましょう。
ここまでインターホンの取り換えを自分で実施する方法を紹介してきました。なかには、難しそうと感じたり、そもそもDIYできる条件を満たしていないケースもあるでしょう。このような場合は、業者に依頼しなければいけません。
そこで、ここからは業者を選ぶときのポイントを詳しく解説していきます。ポイントは以下の4つです。
それでは、詳しく見ていきましょう。
業者選びの最初のポイントが作業内容と費用の説明です。作業内容や費用をしっかりと説明してくれる業者を選びましょう。なぜなら、事前にしっかりと説明してくれない業者の場合、後で追加費用を請求されることがあるからです。トラブルを防ぐためにも、事前に納得できる説明をしてくれる業者を選びましょう。
作業内容や費用は見積書をもらって確認してください。書類に残しておくとトラブル防止にもなるからです。なお、見積書は複数社からもらいましょう。複数社から見積書を貰うと、相場が分かるだけでなく作業内容や作業費用が分かるので比較が簡単になるからです。
配線工事が必要な場合は、電気工事士の資格が必要になります。ここで、重要になるのが業者の保有資格です。もし、業者が電気工事士の資格を持っていなければ、資格保有者を外注しなければいけません。そして、この外注費は費用に加算されることになるので、費用が膨らむ要因になります。そのため、業者の持っている資格は重要になります。
なかには、資格を持っていないのに配線工事を実施する業者も存在します。しかし、資格を持っていないということは、電気に関する知識がないということです。工事に失敗したり、ひどい場合だと火災が起こる可能性もあるので、業者が資格を持っているのかは必ず確認しましょう。
保有資格を確認したい場合は、直接問い合わせる以外にも、ホームページで確認する方法があります。気になる業者を見つけたら、ホームパージにアクセスして業者の保有資格を確認してください。
業者を選ぶときに大切なポイントになるのが、顧客目線です。顧客目線に立つ業者は、顧客の不安を軽減しようとしてくれます。そのため、相談や見積もりは無料で実施してくれるのです。顧客からすれば、相談や見積もりが無料だと安心して問い合わせることができます。
まずは、相談と見積もりを無料で実施している業者を探しましょう。
業者選びにおいて、保証内容は大切になります。なぜなら、設置後にトラブルがあったときには、早急に対応してもらう必要があるからです。
設置後、どれくらいの期間であれば無料で修理してくれるのか?問題が起きたときは、どれくらいのスピードで対応してくれるのか?アフターフォローも業者選びにおいては、重要になるので、見積もりを依頼するときに確認しておきましょう。
賃貸物件の場合は、業者に依頼する前に管理会社に連絡してください。なぜなら、賃貸物件は大家さんや管理会社の持ち物になるからです。そのため、経年劣化による故障時の交換費用は大家さんや管理会社が負担してくれることがあります。
また、配線工事は設備に手を加える工事なので、入居者が勝手に行うことができません。知らずに配線工事をしてしまうとトラブルに発展することもあるので、賃貸物件の場合は業者に依頼する前に、必ず大家さんか管理会社に連絡してください。
インターホン取り換え費用の相場は約2万円から約10万円です。ただし、インターホンの本体価格や配線工事の有無によって金額は変わるので、相場は1つの目安として覚えておきましょう。
なかには、家電量販店でインターホンを購入して、自分で取り換えようと考える人もいるかもしれません。しかし、自分で取り換えることができるのは、乾電池式とコンセント式に限られています。電源供給が電源直結式の場合は、電気工事士の資格保有者でなければ工事の実施はできないので注意してください。
また、インターホンの取り換えは、基本的に設置から時間が経過して実施されます。そのため、配線が経年劣化している可能性もあるので、配線の取り換えも検討しておきましょう。なお、配線工事の実施も電気工事士の資格が必要になります。
長年、使い続けていくインターホンだからこそ、信頼できる業者を選ぶことが重要です。まずは、ホームページを確認しながら信頼できる業者を探して、無料見積もりを依頼しましょう。
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