キャンプやバーベキューに欠かせないアウトドアテーブル。軽量で折りたためるものから、大人数でも使える頑丈なタイプまで、豊富なバリエーションの中から選べます。しかし、種類が多すぎて、どんな基準で選んだらいいか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、アウトドアテーブルの選び方のポイントや、おすすめのアウトドアテーブルをご紹介します。アウトドアテーブルの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アウトドアテーブルとは、屋外で食事や作業をする際に使用するテーブルのことです。ソロキャンプ用のコンパクトなものから、5〜6人向けのファミリータイプまで、さまざまなサイズがあります。汚れに強い素材や特殊な加工によってメンテナンスしやすいので、キャンプだけでなく、自宅の庭やテラスなどでも使いやすいでしょう。
使い方に合った機能やデザインのアウトドアテーブルを選ぶことで、快適なキャンプ時間を過ごせます。ここでは、アウトドアテーブルの選び方を6つのポイントでご紹介します。
ソロキャンプや少人数で使うアウトドアテーブルは、自分のキャンプスタイルに合った高さで選ぶことをおすすめします。アウトドアテーブルには、ハイスタイルとロースタイルの2種類のタイプがあります。
ハイスタイルのアウトドアテーブルとは、高さが70cm程度のものを指します。食事や調理、それ以外の作業も立ったままでやりたい方におすすめです。
小さな子どもやペットを連れている場合、ナイフや熱くなった鍋など危険なものを置いても、手が届きにくいため安心です。また、腰や膝が悪く、立ったり座ったりするのが苦手な方にもおすすめのスタイルです。
ロースタイルのアウトドアテーブルとは、高さが30〜40cm程度のものを指します。地面からの距離が近く、足を伸ばしてゆったりとくつろぎたい方におすすめです。
ロースタイルのテーブルは軽量でコンパクトなモデルが多いため、テント内での使用や、ソロキャンプやツーリングキャンプにも向いています。シンプルな構造のロースタイルテーブルは、組み立てや片付けも簡単なため、初めて購入する方にも使いやすいでしょう。
ハイスタイルとロースタイルのどちらも選べない場合は、ハイブリッドタイプがおすすめです。
テーブルの高さをハイとローの2段階に調整できるものや、好きな高さに無段階で調節できるタイプもあるため、使うシチュエーションを選ばない調節機能付きタイプを検討してみましょう。
アウトドアテーブルを使う人数に合わせて、サイズを選びましょう。天板のサイズは、ソロキャンプなら30~60cm、2人なら70~90cm、4人なら120~140cm、6人なら140~170cmが目安です。
ランタンや人数分のお皿などテーブルで使いたいものを明確にすると、使い勝手が良いタイプを選べます。また、大人数の場合は大きなテーブル1台よりも、小さいサイズを複数使用した方が扱いやすくなります。
アウトドアテーブルを選ぶ際に脚部の構造を確認し、安定感があるものを選びましょう。おすすめは、脚部が八の字や交差するタイプの、横揺れしづらいテーブルです。しかし、天板よりも脚部が広がったデザインもあるため、置く場所によっては使いにくく感じることもあります。
一方、脚部が垂直に接続しているタイプは、のせるモノが多いと不安定になりやすい特徴があります。そのため、重いものを置いたり、大人数で使ったりする場合は注意が必要です。
アウトドアテーブルの選び方で、使われている素材で選ぶ方法もあります。ここでは、アウトドアテーブルに使われる素材の特徴をご紹介します。
アルミ製のアウトドアテーブルの特徴は、汚れに強くて軽量、そして熱に強いことです。ロースタイルのアウトドアテーブルに使われることが多く、荷物をひとりで持ち運ぶツーリングキャンプやソロキャンプなどにおすすめです。
ステンレス製のアウトドアテーブルは、アルミ製よりもさらに耐久性があり、耐熱性の高さが魅力です。加熱したフライパンを直接置くこともできるため、屋外調理を頻繁にする方に向いています。アルミ製に比べると重量感がありますが、汚れやサビにも強いため、長く使えるものを探している方におすすめです。
木製のアウトドアテーブルは、おしゃれな雰囲気やナチュラルな質感を楽しみたい方におすすめです。木製は耐久性も高く、経年変化で味わいが増してくるのも魅力のひとつです。一方、木製テーブルは重量があり、熱にも弱いといったデメリットもあるため、使う場所には注意しましょう。
布製のアウトドアテーブルは、ほとんどが1kg以下の軽量タイプです。コンパクトに収納できるため、長時間の持ち運びにも優れています。ただし、他の素材に比べて安定感がないため、大人数で使う場合はサイドテーブルとして使うことをおすすめします。
アウトドアテーブルは、収納のしやすさ、組み立てやすさで選びましょう。収納方法には、折りたたみ式(フォールディング)タイプと、板状の天板を取り外して棒状に丸められるロールタイプがあります。組み立てやすさを重視するなら、取り外し作業のない、天板の内側に脚部を折りたためるタイプがおすすめです。
アウトドアテーブルを選ぶ際、上記のポイントとは別に、注意点がいくつかあります。以下で3つの注意点を解説します。
焚き火の近く、またはバーナー・カセットコンロをアウトドアテーブルの上にのせたい場合は、アルミ製やステンレス製など、耐熱性の高い素材を選びましょう。木製テーブルは熱に弱く、熱い鍋などを置くと焦げ目がつく可能性があります。そのため、木製テーブルを使う場合は火のある場所から遠いところへ設置し、必ず鍋敷きを使用しましょう。
ハイスタイルのアウトドアテーブルを選ぶ際は、天板下の構造に注意しましょう。天板下に補強パーツや収納が付いているタイプは、座る場所によってテーブル下に膝が入れられず、足の置き場に困ることがあります。そのため、天板下や脚部の構造も確認して選択しましょう。
ハイスタイルのアウトドアテーブルに合わせるチェアは、天板よりもチェアの座面が10〜20cm程度低いものを選ぶと、食事や作業がしやすくなります。ロースタイルのアウトドアテーブルを使う場合は、天板とチェアの座面が同じくらいの高さになることが多いため、テーブルで調理作業をすると前かがみになります。そのため、お手持ちのチェアに合わせてテーブルを選ぶ際は、体に負担のかからない高さのものを選びましょう。
ここからは、アウトドアテーブルのおすすめ10選のうち、ソロキャンプや2人キャンプ向けのテーブル5選をご紹介します。
画像引用;LOGOSロゴスショップ公式オンライン店
ロゴスの「丸洗いダイニングテーブル」は、高さを2段階で調節でき、ヴィンテージ古材風の天板が特徴です。そのため、個性的でおしゃれなものを探している方におすすめです。
水で洗える加工がされてサビにくいため、汚れても簡単に丸洗いできます。脚部を天板内に折りたたんで収納できるため、コンパクトで持ち運びしやすいのも魅力です。
画像引用;OUTDOOR FURNITURE – アウトドアグッズ・キャンプ用品
天然木を使用したおしゃれなWAQの「フォールディングウッドテーブル」は、2段階に高さを調節できるおしゃれなアウトドアテーブルです。耐荷重は30kgで、ダッチオーブンも置ける頑丈さがあります。脚フレームをX型に広げて、天板を四隅に引っ掛けるだけで簡単に組み立てられるため、アウトドア初心者にもおすすめのデザインです。
スノーピークの「ワンアクションテーブル竹」は、設置や収納がワンアクションでできる、おすすめのハイスタイルテーブルです。天板を折りたたむと自動的に脚部が内側に入り、天板を広げると脚部も一緒に広がる構造のためです。テーブルの高さが66cmで、向かい合わせに座るのにちょうど良く、適度なサイズ感と使いやすいデザインが魅力です。
画像引用;DOD(ディーオーディー)公式サイト
ワンポールテントの中心に据えられるディーオーディーの「ワンポールテントテーブル」。このロースタイルのテーブルは、丸い天板を囲んで座るだけでなく、片側をつなげたまま半円テーブルとして使えたり、半円だけ高さを変えて使ったりと多様な使い方ができます。1台で何役もこなすテーブルを探している方におすすめです。
画像引用;Helinox(ヘリノックス)公式サイト
ヘリノックスの「テーブルワン」は、布製の天板にオリジナルの合金製ポールを採用し、625gという軽さを実現したロースタイルのアウトドアテーブルです。布製にもかかわらず、耐荷重は50kgのため、さまざまなものをのせられます。ポールをバラバラにして天板を丸めれば、かなりコンパクトに収納できるため、サイクリングやツーリングにもおすすめです。
ここからは、ファミリーキャンプ向けの、大きめサイズのアウトドアテーブルをご紹介します。
画像引用;コールマン【公式】オンラインショップ
天板にスギの天然木を使用し、脚部はアルミニウムの赤いポールを採用した、コールマンのアウトドアテーブル「ナチュラルウッドロールテーブル クラシック」。高さは2段階に調節できます。ロールタイプ収納の天板とコンパクトに収束できる脚部で、収納も組み立てもしやすいのが魅力です。おしゃれなデザインのため、自宅でバーベキューをするのにもおすすめです。
画像引用;Coleman|カスタマーサポート
コールマンの「ナチュラルモザイク リビングテーブル 180プラス」は、抗菌加工が施された天板の内側に、脚部を折りたたんで収納できるアウトドアテーブルです。高さは2段階に調節でき、6人でゆったりと使えます。カラフルなモザイク柄の天板がポップでおしゃれなのも魅力で、個性的なデザインを探している方にもおすすめです。
画像引用;DOD(ディーオーディー)公式サイト
天板下に大容量の収納スペースを備えた、ディーオーディーの「グッドラックテーブル TB4-685」。天板下の収納スペースは手前と奥のどちらからも開閉ができ、6つのサイドポケットも付いており、かなりの収納力があります。4段階の高さ調節でロースタイルやハイスタイル、さらに高さのあるキッチンテーブルとしても使えるため、長時間調理をする方におすすめです。
クイックキャンプの「ワントーンフィールドデスク」は、4段階の高さ調節と、天板下に布製の収納がついたアウトドアテーブルです。脚部までのワントーンカラー仕上げが特徴で、スタイリッシュなデザインを求める方におすすめです。
天板は耐熱・耐水加工がしてあり、拭き取るだけでキレイになります。天板を2つ折りにし、脚部を内側に収納できるため、持ち運びやすさも魅力です。
画像引用;ogawa ONLINE STORE
オガワの「3ハイ&ローテーブル ロング」は、3段階に高さを調節できるアウトドアテーブルです。使いやすいアルミ製で、木目調の天板と黒の脚部がシックな雰囲気を持っています。
天板を半分に折りたたむと、自動的に脚部が内側に入るデザインのため、設置も片付けも簡単にできます。ファミリーでゆったりと使える大きさと使い勝手の良さが魅力の、おすすめのテーブルです。
ここまで、アウトドアテーブルの選び方のポイントや、おすすめのアウトドアテーブルをご紹介しました。キャンプやバーベキューを心地よいものにするためには、キャンプスタイルにあった最適なテーブルが必要です。ご紹介した選び方のポイントを参考にしてベストなテーブルを選び、快適なアウトドアライフを楽しみましょう。