物置の設置方法や費用について解説!設置は業者に任せるべき?

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物置の設置方法や費用について解説!設置は業者に任せるべき?

物置の設置方法や費用について解説!設置は業者に任せるべき?

アウトドア用品や趣味の道具、室内では保管しにくい大型のものなどを、便利に収納できるのが物置です。初めて物置を設置する場合、「物置の設置はどこに依頼したらいいのだろう」「DIYでも設置できるだろうか」などと、わからないことも多いかもしれません。

物置の設置には地面の整地や転倒防止工事など、DIYでは難しい工事も必要です。また、地面の種類によって整地方法が異なるなど、正しく設置するコツも知っておく必要があります。

そこで今回の記事では、物置の設置工事の流れや、地面の種類によって違う整地のやり方、基礎ブロックの置き方など、詳しい注意点を解説します。合わせて、物置設置費用の目安も紹介していますので、これから物置の設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

物置を設置する工事の一般的な流れ

物置を設置する工事の一般的な流れ

一般的な物置の設置工事は、次の4つのステップに沿って進められます。

  • ・ステップ1 地面を水平に整地する
  • ・ステップ2 基礎ブロックを置く
  • ・ステップ3 物置を組み立てる
  • ・ステップ4 転倒防止工事をする

それぞれの工事内容の詳細を、順に確認していきましょう。

ステップ1 地面を水平に整地する

初めに、物置を設置する地面を水平に整地します。水平でない土地に物置を設置すると、物置が傾いたり扉が開けにくくなったりします。

また、整地作業されていない土地は、次のステップで基礎ブロックを置いてもなかなか水平が取れなかったり、基礎ブロックや物置の重みで不均衡に沈んでしまったりすることがあります。そのため、地面をしっかり踏み固め、水平に保つ最初の工事は何より重要なステップです。

土の地面の場合は、十分に固くなるように踏み固めます。もし、畑だった場所や盛り土した敷地なら、地面をしっかり固める転圧工事か、土間コンクリートを敷く工事を追加します。

また、地面がコンクリートやアスファルトの場合は、雨水を流すためのゆるい傾斜がついています。この傾斜は基礎ブロックを設置する際に調整できるため、整地作業は不要です。

ステップ2 基礎ブロックを置く

地面を整地したら、基礎となるコンクリートブロックを並べます。基礎ブロックを置く理由は2つあります。1つは水平を取って物置を安定させるため、もう1つは物置の下に空気が通る道を作るためです。物置を地面から浮かせることで、雨水や湿気がたまらないようにし、物置をサビなどの傷みから守ります。

基礎ブロックに使うコンクリートブロックは、厚み10センチか12センチのものを選びます。コンクリートブロックは、物置本体には付属していないので、別途ホームセンターなどで購入します。

外構業者に設置してもらう場合は、基礎ブロックの手配も依頼できますが、DIYで設置するなら自分で購入しておきます。基礎ブロックを並べたら、水平器で確認しながら、全てのブロックが水平になるよう調整します。

ステップ3 物置を組み立てる

基礎工事を終えたら、物置を組み立てていきます。物置は部品ごとに梱包されているので、作業手順に合わせて開梱していきます。組み立て手順は物置の説明書に記載されていますが、メーカーによっては動画サイトに施工の流れを載せていることもあります。

ステップ4 転倒防止工事をする

物置を基礎ブロックの上に置いただけでは、台風や強風、地震などで転倒してしまうリスクがあります。そのため、最後のステップとして、物置をアンカープレートで地面に固定する転倒防止工事(アンカー工事)を行います。

物置の設置工事は、どこに依頼する?

物置の設置工事は、どこに依頼する?

物置を設置するには、「整地作業」「基礎ブロックの設置」「物置の組み立て」「転倒防止工事」の4つの工事が必要なので、外構業者に依頼することが一般的です。長く安全に使うためにも、専門業者に依頼して設置してもらうようにしましょう。

物置設置はDIYできる?

物置の設置工事にかかる費用を抑えるために、DIYで設置したい方もいるかもしれません。しかし、お伝えしたように物置設置工事は、一般の方には難しい作業も含みます。普段から趣味でDIYを楽しんでいる方でも、負担の多い作業になるでしょう。

また、適切な工事をしないと、物置が使いにくくなったり転倒したりするリスクもあります。特に、水平を取る作業に不備があると、経年で物置がゆがみ、扉が開かなくなるなどのトラブルにつながります。そのため、物置設置の際は無理をせず、外構業者へ依頼することをおすすめします。

物置の基礎ブロックの設置方法

ここからは、物置を設置する工事の詳しい内容をお伝えします。外構業者に工事を依頼する場合も、自宅の状況に合わせた工事内容を知っておけば、どんな工事が必要になるのか判断しやすくなるでしょう。

基礎ブロックの設置方法は、地面の種類によって異なります。土、砂利、コンクリート・アスファルトの3つの場合について、基礎ブロックの置き方を紹介します。

土の地面に設置する場合

土の地面に基礎ブロックを設置する場合は、物置の四隅と指示されている場所に基礎ブロックを置きます。次に、水平器を使って隣り合う基礎ブロックの水平を取ります。

砂利の地面に設置する場合

砂利の地面に物置を設置する場合は、砂利を払って土の地面を露出させて基礎ブロックを置きます。砂利の地面の上にそのまま基礎ブロックを置くと、ブロックが安定しないからです。

砂利の表面から3~5センチは上にブロックが出るように、ブロックの厚みや砂利の量を調整しましょう。基礎ブロックを並べたら、ブロックの上の水平を取り、平らになるよう調整します。

コンクリート・アスファルトに設置する場合

地面がコンクリートやアスファルトの場合は、雨水を自然に流すための傾斜がついています。そのため、基礎ブロックをそのまま置くと水平になりません。

そこで、基礎ブロックの下にゴムシートを挟んだり、傾斜が強い場合はモルタルを流し込んだりして、水平になるよう調整します。また、幅が2m未満の物置の場合は、物置本体にアジャスター機能がついているので、基礎ブロックが斜めになったままでも物置を水平に配置できることもあります。

物置の転倒防止工事の方法

物置の転倒防止工事の方法

物置を設置する際の転倒防止工事(アンカー工事)も、地面の種類によって工法が異なります。

土・砂利の地面に設置する場合

地面が土・砂利の場合は、物置の四隅にあたる位置に穴を掘ってモルタルを流し込み、アンカープレートを入れて、物置と地面を固定します。地面に掘る穴は、20センチ四方で深さ30センチくらいの大きさです。アンカープレートは、物置の側面側、もしくは背面と扉側に設置します。適切に固定できるよう、設置位置や穴の深さを調整します。

コンクリート・アスファルトに設置する場合

物置を設置する地面がコンクリート・アスファルトの場合は、地面に直接アンカーボルトを固定します。コンクリート地面上の、物置の四隅にあたる位置に穴を開けます。

アンカープレートを固定したら、アンカーと物置をつなぎ止めます。なお、コンクリートやアスファルトの厚みが7センチ未満の場合は、十分に固定できないため、土の地面と同様に穴を掘ってモルタルで固定する方法を選びます。

物置を設置する場合の注意点

物置を設置する場合の注意点

物置を安全に正しく設置するために、次の注意点を知っておきましょう。

基礎ブロックの水平を正確に出す

物置が傾いたりゆがんだりしないためには、基礎ブロックを水平に設置することが重要です。そのため、地面を平らに整地し、基礎ブロックの水平を正確に取るようにしましょう。

地面が柔らかいと、基礎ブロックがそれぞれ違う深さに沈んでしまい、物置が傾く原因になります。しっかり固めた地面の上で基礎ブロックを並べることも大切です。

転倒防止工事は必ず行う

外構業者が物置設置工事をする場合は、転倒防止工事を必ず行います。DIYで転倒防止工事をせずに物置を設置すると、物置が地震や強風で傾いたり倒れたりして、思わぬ事故につながる可能性があります。そのため、たとえ小型の物置であっても、転倒防止工事は必ず行いましょう。

安全な設置場所を選ぶ

物置の設置場所にも、注意が必要です。安全に使うためには、避けたほうがよい場所があります。

たとえば、大きな木や屋根の下はできるだけ避けましょう。豪雨の際に雨がまとまって落ちる可能性があり、物置が転倒したり壊れたりする可能性があるためです。

また、家の外壁にぴったりつけるのもおすすめしません。物置と外壁の間に湿気がたまって外壁にカビが生えたり、地震などで物置が激しく動いた際に外壁に傷がついたりする可能性があるからです。外構業者に設置を依頼する際は、設置場所の候補をいくつか検討し、下見の際に安全性も含めてアドバイスをもらうといいでしょう。

物置の設置費用の目安

物置の設置費用の目安

物置の設置工事にかかる費用は、物置のサイズや設置場所の状況にもよるため幅があります。ここでは、DIYと外構業者に依頼する場合とで分けてご紹介します。

D I Yで物置を設置する費用

基本的な道具を持っていれば、物置の本体価格以外に必要な費用は、基礎のコンクリートブロック代のみです。そのため、設置のためにかかる費用は1,000円程度でしょう。ただし、設置のために水平器やインパクトドライバー、スコップなどを購入する場合は、それらの道具にかかる費用も必要です。

外構業者に依頼して設置する費用

外構業者に依頼する場合にかかる物置の設置費用は、3万円〜7万円程度です。物置のサイズが大きい場合や、地面の強度が不十分で転圧工事が必要なケースでは、さらに追加費用がかかります。

外構業者に依頼する場合は、事前に物置の設置予定場所を下見してもらい、見積もりを依頼します。見積もりは無料で作ってもらえるので、事前に納得できる料金になるよう相談しましょう。

サイズ別の物置の用途や価格帯

物置本体の用途や価格帯についても、サイズ別にお伝えします。一般的に物置は、小型・中型・大型の3つのサイズに分けて販売されています。物置の設置スペースや収納したい用途に合わせて、適したものを選びましょう。

小型サイズ物置:間口1m程度

小型サイズ物置:間口1m程度

出典:エクスショップ公式HP 

こちらはイナバ物置の「アイビーストッカー」で、間口90センチ、奥行き約50センチ、高さ約130センチとコンパクトなタイプです。このくらいの小型物置なら、使用する基礎ブロックも4つだけでよく、設置費用もそれほどかかりません。物置本体の価格は、3万円〜5万円程度です。

小型サイズの物置は、このように間口が1mに満たない小さなもので、設置スペースをあまり取りません。敷地に余裕がなくても置けるため、導入しやすいサイズでしょう。

用途としては、家庭菜園用グッズや子供のおもちゃなどちょっとしたものを収納するのに向いています。扉を閉めれば中身が見えないので、家の周りをスッキリと片付けられます。

中型サイズ物置:間口2m程度

中型サイズ物置:間口2m程度

出典:エクスショップ公式HP 

こちらはヨドコウの「エルモ」シリーズで、間口151センチ、奥行き81センチ、高さ212センチの中型サイズです。2枚の扉が連動して開く引き戸で、開口部を大きく取れるのが特徴です。

間口の広い中型サイズになると、基礎ブロックの数が増え、高さがあるため転倒防止工事も必須となります。物置本体の価格は、8万円〜20万円程度です。

中型サイズの物置は、間口が2m近くなるため余裕を持った収納が可能です。畳1畳くらいの設置スペースを取るので、敷地内で使いやすい場所を選びましょう。用途としては、長さのあるものも収納しやすい特徴を活かして、ゴルフバッグや掃除用品などを立てて収納したり、アウトドアグッズや防災用のポリタンクなどかさばるものを収めたりします。

大型サイズ物置:間口2m以上

大型サイズ物置:間口2m以上

出典:エクスショップ公式HP 

大型サイズの物置になると、ちょっとしたガレージのような広さを持つ商品が出てきます。こちらのイナバ物置のFORTAは、間口347センチ、奥行き263センチ、高さ208センチとかなり余裕のあるサイズです。

イメージ画像のように、荷物だけでなく自転車なども収納できる広さがあります。大型物置はサイズ展開が幅広いため、本体価格も15万円〜40万円程度と幅があります。

大型物置は、本体サイズに合わせて広い設置スペースが必要です。そのため、敷地の広さに余裕のあるケースで導入したい物置です。用途としては、大型バイクや自転車、スキー板など、大きくかさばるものを収納するのに便利です。

まとめ

物置を設置するには、水平に土台を整える工事や転倒防止工事など、適切な工事が必要です。物置を設置する地面が土の場合とコンクリートの場合とでは、基礎ブロックの設置方法や転倒防止工事のやり方も違い、専門的な知識や道具を必要とします。物置の設置は、一般の人がDIYで行うにはハードルの高い工事も含むため、無理せず外構業者に依頼することをおすすめします。

千葉で外構に関するお悩みがある方は、当社「ZOUS(ゾウズ)」までお気軽にご相談ください。

「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。

コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。

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