タイルを使用すると、外構・エクステリアに高級感を持たせて、デザイン性を高めることができます。しかし、タイルと一括りにしても、その種類やサイズは豊富で数多くの選択肢があるので、どのようなタイルを使えばいいのか分からずに悩まれる方も少なくありません。ここで大切になるのが、どのような選択肢があるのかを事前に知っておくことです。
今回は、外構・エクステリアに高級感を持たせたい方に知っておいてほしいタイル施工について詳しく解説します。本記事を読むと、庭にタイルを敷くメリット・デメリットと施工費用の相場、DIYでタイル施工する手順と注意点、タイル選びのポイントと、タイル施工時に役立つアイデア等が分かるので、高級感を持った外構・エクステリアを目指している方は参考にして下さい。
目次
まずは、庭にタイルを敷くメリットとデメリットについて見ていきましょう。
庭にタイルを敷く代表的なメリットは、次のものがあります。
それでは、それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
タイルには、さまざまな種類が存在します。自然石に近いものや素朴な素焼きデザイン、また、光沢があるタイプなど、さまざまな選択肢があるのが魅力です。数ある選択肢の中から、目指す庭のスタイルに合わせて選択できるので、おしゃれな外構・エクステリアに欠かせません。
例えば、庭に高級感を持たせたい場合は、光沢があるタイルを使用すれば、ホテルのロビーのような空間を演出することもできます。多種多様なタイルを使うことで、理想の外構・エクステリアに近づけていきましょう。
手入れが簡単なこともタイルのメリットです。タイルの特徴は、耐久性の高さと汚れが付着しにくいことにあります。そのため、基本的にメンテナンスは必要ありません。汚れがついた場合は、デッキブラシで水洗いするだけで綺麗になるので簡単な手入れでも状態を維持できます。
雑草が生えにくくなることも庭にタイルを敷くメリットです。土の露出部分を減らすことで、雑草が生えにくい環境をつくることができます。庭を綺麗な状態で維持するには、雑草対策が欠かせません。
中には、雑草対策に頭を悩まされている方もいらっしゃるでしょう。そんな時は、庭にタイルを敷くことで雑草が生えにくい環境を作ることができるので、雑草対策に悩まれている場合は、タイル施工を検討するのも1つの方法です。
続いて、庭にタイルを敷くデメリットを見ていきましょう。代表的なデメリットには、次のものがあります。
それでは、デメリットについても詳しく見ていきましょう。
タイルは、水に濡れると滑りやすくなります。そのため、雨の日は転倒リスクが高まるので注意が必要です。特に、家族に高齢の方や小さなお子様がいる場合は、気を付けなければいけません。なお、転倒リスクを少しでも軽減したい場合は、滑りにくいタイルを使用する方法があります。
続いてのデメリットが照り返しです。特に、白色や明るい色のタイルは反射率が高くなるので気を付けなければいけません。庭でくつろぐ時間を過ごしたいと考えている方にとっては、照り返しのきつさは大きなデメリットになるので、明るい色のタイルを選択しないなどの対策が必要です。
施工費用の高さと、施工期間の長さもタイルのデメリットです。選択するタイルの種類にもよりますが、タイルは1枚数千円ほどかかるので施工面積によっては、施工費用が高くなります。また、タイルは職人が手作業で敷いていくので、施工面積が広くなると施工期間も長くなるので、施工前には施工費用だけでなく施工期間についての確認も重要です。
庭にタイルを敷くデメリットの1つが費用の高さです。そのため、業者に依頼せずに自分で庭にタイルを敷き詰めていこうと考える方もいらっしゃるでしょう。ここからは、DIYで庭にタイルを敷く手順と注意点について詳しく解説していきます。
DIYで庭にタイルを敷く時は、タイル以外にも準備しなければいけない物があります。まずは、DIYをするために必要な道具と材料を見ていきましょう。DIYで、庭にタイルを敷く時は以下の道具が必要になります。
続いて、必要な材料です。
DIYで庭にタイルを敷く時は、上記の道具と材料が必要です。
それでは、実際の手順を解説していきます。
まずは、施工場所の雑草を除去します。
施工範囲を決めたら、縦横の寸法を測ります。なお、施工範囲の寸法を測るときは、水糸と杭を使って、正確な水平線を出してから測ることが大切です。
施工範囲が決まれば、タイルを敷くためにタイルの厚み+10~20mm程度の深さまで土を掘ります。必要な深さが掘れたら、水糸を使って深さが均一になっているのかを確認しましょう。
施工面に防草シートを敷いていきます。この時、シートの重なり部分は10cm程度取っておきましょう。防草シートを敷き終えたら細目の左官砂を敷きます。
防草シートと砂を敷いたら、砂を均一に均します。この時、均一になっていなければ、タイルを敷いた時に高低差が出てしまうので、水平器でレベルを確認しながら慎重に作業を進めてください。
下地が平らになったら、タイルを敷いていきます。なお、タイルとタイルの間には約5mmから8mmほどの隙間が必要です。この、すき間のことを目地と呼びます。
施工面にタイルを敷き詰めたら、高さを揃えていきます。浮いているタイルをハンマーで叩いて高さを整えていきましょう。ただし、叩く強さには注意が必要です。強く叩きすぎるとタイルが割れるので、タイルを叩くときは弱めの力で複数回叩くようにしてください。
高さを揃えたら、目地に目地用の砂を埋め込んでいきます。施工面全体に砂をまき、ほうきで掃くとスムーズに砂を入れ込めます。すべての目地に砂を入れ込んだら、散水してタイル施工は完了です。
DIYで庭にタイルを敷くときは、注意しなければいけないことがあります。それが、下地の高さが均一になっていなければ、仕上がりがデコボコになってしまうことです。
庭にタイルを敷くと聞くと、簡単に施工できそうな気がするかもしれません。しかし、下地処理が難しいので、作業に慣れていない場合は綺麗な仕上がりにするのは難しいといえるでしょう。
DIYすると、施工費用がかからないので、費用を抑えられる可能性は高まります。しかし、業者に依頼した方がタイルを安く購入できることもあるので、労力に見合った金額を節約できるとは限りません。そのため、作業に慣れていない場合は業者へ依頼した方が無難といえるでしょう。
前章では、DIYで庭にタイルを敷く手順と注意点を解説してきました。DIYを検討している方の中には、施工費用を抑えることが目的の方も多くいらっしゃいます。では、DIYで実施する場合と業者に依頼した場合の費用相場にはどれくらいの違いがあるのでしょう?
ここからは、庭にタイルを敷く費用について、DIYと業者依頼時の2つのケースで相場を解説していきます。
DIYの費用相場は、1㎡あたり約5,500円です。ただし、タイルの種類によっては1㎡あたり約3万5,000円程度になることもあります。DIYでも選ぶタイルによっては、想像以上の費用がかかることは覚えておきましょう。
また、綺麗な仕上がりを求める場合は、土間を作ることから始めなければいけないので、コンクリート費用や作業に必要な道具も増えます。そのため、費用面でのメリットは期待するほど大きなものにならない可能性があるのです。
業者に依頼したときの費用相場は、1㎡あたり約1万6,000円から1万9,000円です。なお、この費用相場には基礎工事費用が含まれています。
基礎工事を実施することで、仕上がりが綺麗になるうえに耐久性を高めることが可能です。なお、基礎工事費用は1㎡あたり約4,000円なので、タイル敷きのみの、費用相場は約1万2,000円から約1万5,000円になります。
庭にタイルを敷くときは、さまざまな使用方法があります。ここでは、庭にタイルを使うときに知っておきたいアイデアをご紹介します。
人工芝とタイルを組み合わせることで、癒しの空間を作ることが可能です。また、砂利とタイルを組み合わせるのもいいでしょう。さらに、タイルは植栽との相性もいいので、植物に合わせてタイルを選ぶのも方法です。和風テイストの植栽なら和のテイストを持つタイルを敷くことで、庭に統一感を持たせることができます。
庭に統一感を持たせることができれば、アクセントもつけやすくなるのでタイルを設置するときは、外構・エクステリアの統一感を意識しながら設置するタイルを選びましょう。
施工事例(株式会社ZOUS):https://zous-exterior.com/works/white-approach/
前章では、庭にタイルを敷いておしゃれにするためのアイデアや施工例をご紹介してきました。中には、目指す庭のイメージが膨らみ始めた方もいらっしゃるでしょう。そこで、ここからは更にイメージを具体的にしていくために必要なタイルの選び方について詳しく解説していきます。
タイルには2つのタイプがあります。それが、置くだけタイプとジョンとタイプです。置くだけのタイプは簡単に外すことができるので交換が簡単になります。しかし、タイルの重さによっては強風で飛ばされる可能性があるのはデメリットです。
ジョイントタイプは、枠材の中にタイルを埋め込む設計なので、強度が高くスピーディーな施工が可能です。ただし、平らな場所に敷くことを前提に作られているので、デコボコのある地面に直接敷くのは難しくなります。タイルの敷き方によって、施工費用が変わる場合もあるので、費用を抑えたい方は予め業者に相談しましょう。
タイルを選ぶときは、サイズ選択も重要になります。なぜなら、タイルのサイズが変われば設置枚数が変わってくるからです。当然、枚数が変われば費用も変わります。そのため、サイズ選びで費用が変わる可能性があることは覚えておきましょう。
また、レイアウトに合わせた選択も重要です。庭にタイルを敷くことでデザイン性を持たせたい場合は、複数のタイルを使ってレイアウトしなければいけないので、ミニサイズを選択する必要があります。サイズを選ぶときは、費用面とデザイン性のどちらを優先するのかを考えながら選択しましょう。
タイルを選びは、素材で選択することも重要です。タイルの素材には、さまざまな種類が存在していて、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。では、どのような基準で素材を選べばいいのでしょう?ポイントが、「デザイン」「機能性」「メンテナンス」の3つです。
たとえば、天然素材のタイルを使うと外構・エクステリアに温かみを取り入れることができます。しかし、天然素材は人工素材と比較すると劣化しやすいので、定期的なメンテナンスが必要です。そのため、メンテナンスに手間と時間をかけたくない場合は、人工素材が適した素材となります。
また、使用シーンが想定できている場合は機能性で選ぶことも重要です。庭で過ごす時間が多いことが分かっているのであれば、熱がこもりにくい素材や、照り返しを少なくする素材を選ぶことで、快適な環境を作ることができます。
このように、タイルを選ぶときはご自身の希望に合わせた選択が大切です。庭にタイルを敷く目的を考えていくと、優先したいものが見えてきます。
タイルを庭に敷くと、外構・エクステリアに高級感を持たせることができます。しかも、手入れが簡単なので、あまり手間や時間をかけなくても、高級感を維持していくことが可能です。
ただし、タイルを敷く工事は職人の手作業によって行われるので、費用が高く施工期間が長くかかります。そのため、DIYでタイルを敷こうと考える方もいらっしゃるでしょう。
確かに、タイル敷きはDIY可能です。しかし、作業に慣れていない方は注意しなければいけません。なぜなら、タイル敷きは下地処理が適切に実施されていなければ、仕上がりがデコボコになってしまうことがあるからです。
下地の高さを均一にするのは、作業に慣れていない方にとって、簡単なことではありません。そのため、少しでも不安がある方は業者への依頼を検討しましょう。
費用が気になる場合は、予め予算を決めておくことも大切です。予算を伝えると、業者が予算内で施工できる工事プランを提案してくれます。施工実績が豊富な業者に依頼して、予算内でできる最適な工事プランを提案してもらいましょう。
千葉で外構・エクステリア工事を検討されている場合は株式会社ZOUSへご相談ください。株式会社ZOUSは、「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。
コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。
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