外構フェンスの設置を考えた時、「何をすればよいのか分からない」「誰に相談すればよいのか分からない」と悩む人は非常に多いです。
そこで本記事では、外構フェンスを設置する時のポイント、覚えておくべき点等を解説します。
目次
外構フェンスにも多くの選択肢があります。まずは外構フェンスの選び方のポイントについて、基本的な点からご紹介しましょう。
外構フェンスを設置する目的を整理してみましょう。目的を明確にすることで、ある程度マッチするフェンスが見えてきます。フェンスは多くの種類がありますので、漠然としたイメージだけでは選ぶことができません。
そこで「なぜ外構にフェンスを設置するのか」を考えてみましょう。例えば周囲からのプライバシーに配慮した目隠しであれば木製フェンスが向いています。
フェンスを設置することで隣家との境界を明確にしたいのであればメッシュフェンス、風通しをよくしたいのであれば鉄製のフェンスといったように、目的に適したフェンスは異なります。
外構のフェンスは目的も大切ではありますが、デザイン性も重要です。特に意識すべきは家との調和です。家とミスマッチするようなデザインのフェンスでは、周囲から違和感を持たれるだけではなく、自らの家への愛着感が薄れてしまいかねません。
フェンスもまた、「家」の一部です。フェンスだけが浮いてしまうようでは、せっかく建てた家の魅力を損ねてしまいかねません。機能も重要ではありますが、この先何年、何十年と共にすることになりますので、家そのものとの調和も考慮しましょう。
外構のフェンスは基本的に屋外に設置されるものです。そのため、耐久性も大切です。耐久性は素材だけではなく、施工法によっても左右される部分なので素材と施工法それぞれをチェックする必要があります。
外構は常に雨風に晒されることになりますので、耐久性は重要です。もしもフェンスが倒れてしまった場合、フェンスはおろか家屋や隣家にまで影響を及ぼす可能性があります。
実際、台風が発生した際にフェンスが倒壊した事例もあります。「万が一」が許されないのもまた、フェンスの特徴になりますので耐久性も頭にいれておきましょう。
外構にフェンスをと考えた時、やはり現実的に費用も考慮しなければならないでしょう。費用は施工費用だけではなく、メンテナンスの費用も含めて考慮しましょう。
外構フェンスの費用は、1メートルでおよそ15,000円から40,000円が相場です。つまり、10メートルであればその10倍、150,000円から400,000円程度の工事費用が相場です。また、素材によっても異なります。
※いずれも1メートル辺りのおおよその相場
また、メンテナンスとは修理費用になりますが、修理費用の相場もほぼ同じ物となっています。その理由として、修理の際には新しいフェンスを用意するケースが一般的なので、結局は「新設」となるケースが多いからです。
先程外構フェンスの費用をお伝えしましたが、フェンスのみの費用の場合、少々割安となります。フェンスのみの場合、1メートル辺り5,000円から60,000円です。費用に幅があるのは素材の違いによるものです。
素材別の費用は、大まかに以下となっています。
※いずれも1メートル辺りの相場
DIYで自ら設置する場合、先程お伝えした工事価格ではなく、上記のフェンス費用のみでの設置が可能です。また、ブロック塀の上にフェンスを設置する工事の場合、「コア抜き工事」となることから、上記費用に50,000円から100,000円程度上乗せされる金額を見ておくと良いでしょう。
外構のフェンスの設置を行っている施工業者は多々あります。施工業者によって費用だけではなく、フェンスのクオリティも異なりますので慎重に選ぶ必要があります。具体的にどのような点に留意し、外構フェンスを任せる業者を選ぶと良いのか、ポイントをいくつかご紹介します。
これまで手掛けてきた外構フェンスの施工工事の実績を確認してみましょう。公式ホームページ、あるいはSNSアカウントに施工事例を掲載している業者は多いので、決して「調べることが困難」な情報ではありません。
施工事例を確認することで、これまでどのような外構フェンス工事を手掛けてきたのかや件数が分かります。実績が豊富であればあるほど、信頼性は高くなります。どれだけ公式ホームページやSNSにて「技術力が高いです」「実績が豊富です」との文言があっても、実績がなければそれらの言葉が真実か分かりません。
一方、言葉でのアピールが少ないとしても多くの外構フェンスの施工事例を掲載している施工業者であれば、施工力を確認できると共に、信頼できる業者だと判断できることでしょう。
外構フェンス施工業者の口コミも確認してみましょう。口コミもまた、GoogleMAPやSNS、さらには「外構フェンスの施工業者名+口コミ」で検索をかけることで簡単に調べることができます。
口コミは投稿者の主観ですし、あくまでも一方的な意見になりますので100%鵜呑みにすることはできませんが、同じような意見が多数あれば、実際に依頼した際も同じ気持ちになる可能性が高いです。口コミだけですべてを把握することはできませんが、判断材料の一つとして参考にしてみるとよいでしょう。
外構フェンスの施工業者選びにおいて口コミは大切な判断材料となりますが、一方では口コミに関するトラブルも増えています。ここでポイントとなるのが、第三者が投稿できる口コミなのかです。
SNSやGoogleMAPであれば誰もが口コミを投稿できるのですが、完成されたサイトに掲載されている口コミは、本当にそのような口コミがあったのか疑わしいものもあります。実際、消費者庁も注意喚起していますので、口コミの信ぴょう性もまた、考慮しましょう。
参照:消費者庁・消費者の信頼を確保するための消費者レビューの管理
外構フェンスの施工を依頼する際の複数の業者に外交フェンスの工事の見積もりを出してもらい比較してみましょう。いわゆる「相見積もり」と呼ばれているもので、比較することで費用以外にも外構フェンス施工業者のそれぞれの強み・特徴が浮かび上がってくる方法です。
ただし、費用に関しては安いから良いとは限りません。外構フェンス工事に限らず、世の中のサービスは費用と品質はある程度比例しています。
よく見たら必要なものがカットされているなど、コストカットによって安さを実現している外構フェンス施工業者もいます。そのため、安い業者を見つけるための方法ではなく、業者を比較し、契約書などしっかりと記録を残してくれるのか、明朗な料金体系となっているのかを確認しましょう。
特に料金に関してはトラブルが多い部分です。依頼者の立場を考えてくれる業者なのかは見積もりを見ることである程度分かりますので、安さよりも「業者の姿勢」を見るために活用しましょう。
先程お伝えしたように、外構フェンスは自然災害や劣化、さらには施工不良によって損壊する可能性があります。そこでポイントとなるのが施工後の保証・アフターサポートです。保証やアフターサポートがない業者に外構フェンス工事を依頼した場合、仮に損壊があった場合、自らの過失がないものの、自らで費用を支払って保全・改修しなければなりません。
しかし、保証・アフターサポートがあればその点も安心です。実際にそのようなシチュエーションで出費を強いられるかはもちろんですが、保証やアフターサポートの有無は外構フェンスの施工業者の姿勢が出る部分なので、保証やアフターサポートのある業者を選んだ方がトラブルの可能性が低下します。
外構フェンス工事に関して、どれだけ依頼者の声に耳を傾けてくれる業者なのかも重要なポイントです。依頼者の声に耳を傾け、依頼者のニーズを叶えようとしてくれるのか、あるいは聞く耳を持たず、自分たちの行えることしか行わないスタンスの外構フェンス施工業者なのか。
このようなスタンスの違いで満足度は大きく異なることでしょう。むしろ自分たちの声に耳を傾けてくれない外構フェンス工事施工業者に依頼してしまった場合、思っていたものと異なるフェンスが完成してしまう可能性もあります。
外構フェンスに限らず工事は業者が一方的に行うものではなく、依頼者の声に耳を傾け、業者が技術を供与するサービスです。依頼者の声に耳を傾けてくれない業者に依頼しても、思った外構フェンスにならないのは当然です。
外構フェンスの施工工事は決して費用だけがすべてではありませんが、できれば安く設置したいと考えている人も多いことでしょう。そこで少しでも安く外構フェンスを設置するためのポイントをいくつかご紹介しましょう。
外構フェンスを自らDIYにて設置することで、施工費用を抑えることができます。YouTube動画、あるいはDIYに関するブログを見れば、外構フェンスのDIYに関する情報や具体的手法を把握できますので、実践することで材料費のみでの外交フェンス工事が実現します。
材料に関しても近年はDIYブームを受け、ホームセンターの品揃えが充実しています。専門的な工具・資材も販売されていますので、やる気さえあれば自らで外構フェンス工事を行うことは決して不可能ではありません。
動画やブログでDIY情報を集め、ホームセンターで資材を購入し、自らで外構フェンス工事を行えば施工業者に依頼するよりも安上がりとなります。しかし、外構フェンスは専門的な知識が求められます。また、細かいミスが大きな過失をもたらす可能性もあります。実際、そのような事案も発生しています。
見様見真似で施工すれば、見た目は外構フェンス施工業者に依頼したような出来栄えに思えるかもしれませんが、強度等に不安を残し、自然災害が起きた時に何らかのトラブルを起こすことになりかねません。その際、自らの財産が損傷するのであれば自己責任ですが、隣家に被害が及んでしまう恐れもあります。
家屋の中の棚を作るのとは訳が違います。安全も関わる部分ですので、かつて仕事で外構フェンス工事に携わっていた方以外は、専門業者に依頼した方が無難です。
インターネット上には、外構フェンスの施工を行っている業者が多々ありますので、格安業者を探して依頼することで、費用が抑えられます。ただし、施工業者の選び方でもお伝えしましたが実績や口コミも含めて考慮しましょう。なぜなら、費用はある程度品質と比例しています。
安さも魅力ではありますが、安い費用にて外構フェンス工事を提供している「訳」があります。そして安さの理由が、依頼者側の不利益につながる可能性もあります。例えば人件費を抑制している外構フェンス施工業者の場合、従業員が給料に不満を持っていることから、いい加減な作業をする可能性もあります。
資材を安価にしていることから、クオリティの低い外構フェンスとなる可能性もあります。安い業者を選ぶのであれば、納得できる「安い理由」があるのかも併せて確認しておきましょう。
外構フェンスの施工を行う業者は、外構フェンス以外の作業も提供しているケースが多いです。そこで、外構フェンスだけではなく他の作業も依頼し、値引きを期待する手もあります。交渉次第な面もありますが、外構フェンス以外にも何らかの作業を任せたいと考えている場合には相談してみるのも手です。
外構フェンスを選ぶ際には目的にあったものやデザイン性、耐久性や費用といった点がポイントです。DIYであれば自ら行うことも可能ではありますが、施工が不十分な場合、トラブル・アクシデントに見舞われてしまい、近隣に被害を与えてしまう可能性もありますので、施工業者に任せた方が無難です。
その際には施工実績や口コミ、見積もり、さらにはアフターサポートの有無、さらには依頼者側の声に耳を傾けてくれるのかなどを確認し、信頼できる業者に外構フェンスの施工工事を依頼しましょう。
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「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。
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