エクステリア工事には、さまざまな工事が存在していて、内容によって費用が変わります。また、同じ工事でも業者によって高かったり安かったりと、費用が違うことも珍しくありません。中には、他の業者と比較して、驚くほど安い費用を設定している業者も存在します。
エクステリア工事を依頼する側からすると、少しでも工事費用を抑えたいので、価格の安い業者は魅力的に見えます。しかし、安い費用で依頼すると、かえって余計に費用がかかってしまうこともあるので注意が必要です。
今回は、エクステリア工事を安く抑えるコツと、業者によって価格が違う理由について詳しく解説していきます。本記事を読むと、エクステリア工事費用を安く抑えるコツと価格の違う理由に加え、安すぎる業者に依頼する危険性や、業者選びで失敗しないポイントが分かります。エクステリア工事をご検討中の方は、ぜひ、ご一読ください。
目次
同じエクステリア工事でも、依頼する業者によって安かったり高かったりと、費用に違いがあります。もちろん、ある程度の違いなら、業者の企業努力による部分だと納得できるかもしれません。
しかし、エクステリア工事の費用の違いは、企業努力以外が関係していることも少なくありません。ここからは、エクステリア工事費用が業者によって違う2つのポイントについて、詳しく解説していきます。
エクステリア工事の費用が違う理由の1つが、自社施工できるかどうかです。エクステリア工事を、家を建ててくれた工務店やハウスメーカーに依頼する方は珍しくありません。
しかし、工務店やハウスメーカーは建築のプロであって、エクステリアのプロとは限りません。そのため、エクステリア工事の依頼を受けたときは、エクステリア業者に外注することになります。この時、費用には仲介手数料が上乗せされてしまうのです。
また、依頼するエクステリア業者によっては、自社対応できない工事も存在します。なぜなら、エクステリア工事と一括りにしても工事の種類は複数存在するので、すべての工事に対応できるわけではないからです。この場合も、他のエクステリア業者に外注することになるので、仲介手数料が上乗せされてしまいます。
一方で、自社施工できる業者に依頼すれば、仲介手数料が上乗せされることがありません。そのため、自社施工できない業者と比較すると費用に大きな差がでるのです。
工事費用を安く抑えるためには、余計な費用を上乗せしないことが大切になります。エクステリア工事を依頼するときは、自社施工できる業者への依頼を心がけましょう。
エクステリア工事費用に差がでるのは、業者の得意分野が違うことも関係しています。得意な分野はノウハウや経験が積み上がっているので、工事をスムーズに進めることができます。
そのため、工事費用に反映させて安い費用で施工できます。得意分野の工事費用を安く抑えることで、次の受注に繋がり、さらに経験とノウハウを積み上がっていく結果、費用に違いが出てくるのです。
エクステリア工事費用を安く抑えるには、次の5つのポイントが重要になります。
ここからは、エクステリア工事費用を安く抑えるこれらのポイントについて、詳しく解説していきます。
シンプルな外構・エクステリアにすると、使用する素材や施工面積が減ります。そのため、エクステリア工事費用を安く抑えられます。反対に、複雑なエクステリアや、デザイン性を追求したエクステリアは、素材や施工場所、施工面積が増えるので、エクステリア工事費用が膨らみます。
ただし、すべてをシンプルにしなければいけないと考えると、エクステリア工事の満足度が下がってしまいます。大切なのは、こだわる部分と抑える部分とを分けて考えることです。費用を安く抑えることばかりに意識を向けてしまうと工事の満足度が下がるので、バランスを考えて実施する工事を検討しましょう。
エクステリア工事の費用を安く抑えるには、予算を設定しておくことも大切になります。なぜなら、予算設定には費用が膨らむのを抑える効果があるからです。
一括りにエクステリア工事といっても、さまざまなものが存在します。そのため、打ち合わせを進めていく中で、他の工事を実施したくなることも珍しくありません。その結果、気付いたときには、当初予定していた予算を大幅に超えてしまうことがあります。
特に、図面だけを見て工事内容を考えるときは注意してください。図面だけで工事内容を決めようとすると、どうしても空きスペースが気になり工事を追加したくなるからです。
予算を設定しておくことで、このような状況を防ぐことができます。なぜなら、工事を追加したくなっても、予算がブレーキの役割を果たしてくれるからです。また、予算を業者に伝えておくと、予算と希望を踏まえた工事プランを提案してもらうことも期待できます。
エクステリア工事の費用を安く抑えるには、優先順位を明確にしておくことも重要です。優先順位を明確にすることで、予算配分を決めるときの基準を持つことができます。
すべての場所にこだわって工事をすると、費用は膨んでいきます。これを避けるためには、こだわりたい場所に予算を多く振り分け、こだわらなくてもいい場所の予算を安く抑えることが大切です。優先順位をつけることで、エクステリア工事にメリハリをつけて、工事費用を安く抑えていきましょう。
エクステリア工事費用を安く抑えるには、すべての工事を実施するのではなく、工事場所を厳選することも大切です。しかし、中には工事場所を厳選するのが難しいと感じる方もいらっしゃいます。そのような場合は、今すぐに必要な工事なのか、後回しにできる工事なのかを考えるようにしてください。
たとえば、庭の植栽や芝張りは庭に彩りを持たせてくれる一方で、今すぐに工事しなくても困ることはありません。ただし、状況によって個人差があることは覚えておきましょう。
例として、子どもがいるご家庭の場合は、庭で安全に遊ぶ環境づくりとして、芝生の張り付けは優先度が高い工事になるでしょう。大切なのは、ご自身の状況に合わせて厳選することです。
後回しにすると聞くと、マイナスなイメージを持たれるかもしれません。しかし、実際に生活することで必要なエクステリア工事が見えてくることもあるので、後回しにすることがかえってプラスに働く場合もあります。工事を厳選することで費用を安く抑えられるので、まずはご自身にとって本当に必要な工事が何なのかについて考えてみましょう。
エクステリア工事費用を安く抑えるには、比較検討が大切です。比較対象がなければ、提示された工事金額が妥当なのかどうか分かりません。
そのため、エクステリア工事を実施するときは、複数業者から見積もりを取って比較検討しましょう。これは、割高な工事費用を支払わないためにも重要です。
ただし、費用が安いというだけで業者を選ぶと、思わぬ落とし穴があります。この点に関しては、次の見出しで詳しく解説しているので、エクステリア業者選びで失敗しないためにも、ぜひ参考にしてください。
エクステリア業者の中には、相場よりもはるかに安い価格を打ち出している業者が存在します。工事を検討している方にとって、魅力的に見えるかもしれませんが、工事の安さだけで業者を選ぶことは避けた方が無難です。ここからは、エクステリア業者を費用の安さだけで選ぶ危険性について、詳しく解説していきます。
あまりにも、安い費用で工事を請け負う業者に依頼すると、手抜き工事の危険性があるので、注意しなければいけません。どの工事にも、適正な価格帯というものが存在します。なぜなら、業者は材料費などを差し引いたうえで、利益を手にしなければいけないからです。
業者がエクステリア工事費用を安くする方法は、2つしかありません。1つが使用する素材を減らすことで、2つ目が工程を省くことです。
どちらも、工事費用を下げられる一方で、工事のクオリティは大きく下がります。エクステリア工事の中には、手抜きをされても外からは確認できないものがあるので注意が必要です。
たとえば、ブロックの基礎や鉄筋の本数、コンクリートの厚みなどは外から確認することができません。ただし、表から見えなくても大きなリスクを抱えてしまうことになります。基礎工事が正しく施工されていなければ、地震などの自然災害が起きたときに倒壊する危険性があるからです。
もちろん、企業努力によって安さを追求している業者も多く存在します。ただし、企業努力にも限界があるので、相場よりも安すぎる場合は注意してください。ごく一部の業者ですが、手抜き工事によって利益を得ようとしている業者が存在することは、頭に入れておきましょう。
あまりにも費用が安い業者に依頼すると、追加費用を請求される危険性もあります。特に、見積もりが一式表記の場合は注意しなければいけません。
通常、見積書には工事内容とそれぞれの費用が記載されています。しかし、安すぎる価格の見積書を提示してくる業者の中には、費用の内訳を書かず、一式表記の見積書を出してくることがあるのです。
一式表記の見積書では、工事内容を確認することができないので、必要な工事が入っているのかが分かりません。その結果、追加請求される可能性が出てきます。そのため、一式表記の見積書を提示された場合は依頼を考え直すか、工事内容が記載された見積書の提示をお願いしましょう。
また、手抜き工事されてしまうと、完成後に欠陥が判明することもあります。この場合は、修理費用がかかることがあるうえに、最悪の場合は作り直さなければいけません。工事費用を安く抑えたつもりが、結果的に多額の費用がかかってしまう可能性があることを覚えておきましょう。
エクステリア工事は、完成したら終わりではありません。なぜなら、きれいなエクステリアを維持していかなければいけないからです。そのため、エクステリア工事はアフターフォローも重要になります。
しかし、アフターフォローの内容は業者によって異なるので、依頼前にアフターフォローの内容を確認しておくことが大切です。工事費用が安い業者に依頼した場合、アフターフォローがないこともあります。
このような場合、定期点検やメンテナンスの度に費用がかかるので、ランニングコストが必要です。ランニングコストがかかると、トータルでの費用は膨らみます。
反対に、アフターフォローが充実している場合は、工事費用が高く感じた場合でも、トータル費用は安く抑えられることが珍しくありません。エクステリアを維持していくには、定期点検とメンテナンスが欠かせないので、工事費用の安さだけで判断しないようにしましょう。
エクステリア業者を選ぶときは、次の4つのポイントが大切になります。
ここからは、エクステリア工事費用を抑えるために欠かせない、信頼できる業者選びのポイントを詳しく解説していきます。
エクステリア工事では、部分的に考えるのではなく、トータルデザインを考慮することが大切になります。なぜなら、住環境全体の統一感を出すためには、トータルデザインが欠かせないからです。たとえば、フェンス設置工事も部分的に見るのではなく、全体のイメージに合わせたデザイン性が求められます。
しかし、素人の方がトータルデザインを考えるのは現実的ではありません。これは、業者も分かっていることです。そのため、顧客目線に立つ業者は、顧客の予算と要望に合わせた適切な工事プランの提案を重要視しています。
エクステリア工事を依頼する方は、理想となるエクステリアのイメージを持たれている方もいらっしゃいます。しかし、イメージを具体化していくのは簡単ではありません。
この時、トータルデザインを考慮した提案を出してくれる業者は頼もしい存在です。理想のエクステリアを実現するためにも、業者を選ぶときは単体の工事費用だけで決めるのではなく、イメージを具体化してくれる業者への依頼を目指しましょう。
エクステリア工事の中には、目に見えない部分の工事もあります。だからこそ、業者の誠実さが大切です。しかし、誠実さも目で見て確認することができません。
そこで大切になるのが、依頼前の対応です。顧客目線を大切にしている業者は、依頼前でも顧客の予算や要望に真剣に耳を傾けます。そのうえで、最適な工事プランを共に探してくれるので、安心できる環境が整うのです。
依頼前の対応が雑な業者は、顧客目線に立てているとは言えません。そのような業者を信頼するのは難しいでしょう。信頼できる業者に依頼するためにも、依頼前の対応はしっかりと確認してください。
業者を選ぶときは、施工実績の豊富さも大切です。施工実績が豊富な業者は、多くの工事を経験しているので、ノウハウが積み上がっています。
そのため、さまざまな状況に柔軟に対応することが可能です。また、過去の経験に基づいて、的確なアドバイスしてくれることもあります。
さらに、施工実績が多ければ、顧客が目指しているエクステリアに近い工事を経験している可能性も高くなります。そのため、理想を形にしていくときに適切なアドバイスを受けることができるでしょう。
業者を選ぶときは、施工実績の豊富さも重視してください。なお、施工実績についてはホームページに掲載されていることが多いので、気になる業者のホームページをチェックすることから始めましょう。
業者を選ぶときは、アフターサービスの充実度も大切なポイントになります。なぜなら、きれいなエクステリアを維持していくには、定期的なメンテナンスが重要になるからです。
この点を見落としてしまうと、定期点検やメンテナンスの度に費用が掛かる可能性があります。アフターサービスの充実度によって、その後のランニングコストが変わるので、業者を選ぶときは、どのようなアフターサービスが用意されているか、詳しく確認するとよいでしょう。
エクステリア業者によって工事費用に違いがあるのは、自社施工できることと得意分野が違うことにあります。中には、相場よりもかなり安い費用で工事を請け負う業者への依頼を検討している方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、相場と比較して安すぎる場合は注意が必要です。なぜなら、相場と比較して安すぎる業者の中には、工事に使用する素材を減らしたり、工程を省いたりすることで利益を出している場合があるからです。
素材を減らしたり工程を省いたりすると、工事のクオリティが下がるだけでなく安全面でもリスクを抱えることになります。このような事態を避けるためにも、信頼できる業者への依頼が大切です。
顧客目線に立つ業者は、顧客の予算と希望をヒアリングして、予算内でできる最適な工事プランを提案してくれます。つまり、費用対効果を高められるということです。エクステリア工事の満足度を高めるためにも、まずは信頼できる業者選びから始めましょう。
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