【初心者向け】フェンス工事を行うメリット・デメリット、費用相場や業者の選び方まとめ
フェンスは外構の中でも特に重要で、通行人からの視線を遮ることでプライバシーを保護すると同時に、防犯上の効果も発揮します。
いざ新たにフェンスを設置したいと思い立っても、どのようにフェンス工事を依頼して良いかと悩んでしまう方も少なくありません。
この記事では、フェンスの設置工事を行うメリットやデメリット、費用相場、業者の選び方などについて解説します。
この記事を最後まで読むことで、フェンスの設置工事について正しく理解することができます。
目次
「フェンス工事」とは、道路や公共の場と、私有地との境界にフェンスを設置する外構工事のことです。
自宅にフェンスを設置することで、プライバシーの確保や外観の向上などのメリットが得られます。フェンスには、木材、アルミ、コンクリートなどの様々な素材が使われます。
フェンス工事を行うメリットは、以下の3つです。
それぞれ詳しく解説します。
自宅にフェンスを設置することで、道路や隣の家からの視線を遮ることができます。
これにより、庭で過ごす様子を周囲の人に見られる心配がなくなり、道路に面した窓から家の中が見えることもなくなります。庭や家の中で安心してくつろいだり、洗濯物を干すことができるようになります。
また窓のカーテンを開けていても、家の中を見られる心配が減るので、日中は窓のカーテンを開けて、家の中に日光を取り入れられるようになります。
自宅にフェンスを設置することでセキュリティが向上します。空き巣や盗難といった犯罪被害に遭うリスクを軽減できます。
フェンスがあると、外から敷地の中を視認することができません。これにより、家の中に侵入しようという気を起こさせにくくなります。
もし無理にフェンスの上から敷地の中を見ようとすると、目立ってしまい怪しまれます。
また、犯罪に遭うリスクを低減できるだけでなく、自宅に違法駐車をされてしまうリスクも低減することができます。
敷地がオープンな状態だと、敷地をUターンに使われたり、車を駐車されたりする可能性があります。
フェンス工事によって設置されたフェンスには、外部からの騒音を軽減する効果があります。
家と道路の間に壁を挟むのと、壁が一切ないのとでは、音の伝わり方が異なりますからね。また、騒音は生活において大きなストレス要員となります。
よって交通量の多い道路に面している家は、特にフェンス工事がおすすめです。
フェンス工事だけで全く騒音の無い環境を作り出すことはできません。しかし、快適に生活ができるレベルの環境であれば、フェンス工事だけでも作り出せます。
騒音対策のためのフェンス工事では、隙間のない、できるだけ高いフェンスを設置することが重要です。
フェンス工事を行うデメリットは、以下の2つです。
それぞれ詳しく解説します。
フェンスを設置すると、日当たりや風の通りが悪くなるリスクがあります。特にフェンスから家までの距離が近い場合には、日当たりや風の通りが悪くなる可能性が高いです。
高さのあるフェンスであればあるほど、日当たりが悪くなる可能性が出てきます。また隙間のないフェンスであればあるほど、風の通りが悪くなる可能性が出てきます。
したがって、家からフェンスまでの距離を考慮しながら、どのようなフェンスが適切かを検討しましょう。風通しが悪くなることを懸念する場合、メッシュタイプのフェンスを設置するなどの選択肢が考えられます。
フェンス工事を行っても「フェンスが高すぎて家に全く日光が入らない」「風通しが悪くて夏場はジメジメする」といった状況になってしまうと本末転倒です。
フェンスの設置には様々なメリットがありますが、フェンス工事は必ずしも行わなければならないものではありません。
日本では珍しいかもしれませんが、フェンスを一切設置していない家も稀に存在します。
フェンス工事を行えば、その分追加で費用がかかります。そのため、予算をできるだけ抑えたいと考えている方にとっては、大きな負担になるかもしれません。
ただし、フェンス工事にかかる費用は、フェンスの素材やフェンスを設置する範囲等によって異なります。したがって、予算が限られている場合でも、フェンス工事を実施できる場合があります。
フェンス工事を成功させるため、用途やデザイン、予算、地域の環境、法規制、メンテナンス性、設置方法、業者選びなどを総合的に考慮して選びましょう。
フェンスを選ぶ際には、まずその用途を明確にしましょう。例えば、プライバシー保護が目的であれば目隠し効果の高いフェンスが望ましいですし、セキュリティ強化が目的であれば頑丈な素材やデザインが適しています。また、外観や雰囲気に合わせたデザインの選択も重要です。
フェンス工事の予算を考慮して、適切な素材やデザインを選びましょう。木製フェンスは自然な雰囲気が魅力ですが、耐久性やメンテナンスが課題です。一方、アルミフェンスや鉄製フェンスは耐久性が高く、低メンテナンスですが、費用が高くなる場合があります。
地域の気候や環境もフェンス選びに影響します。例えば、海沿いや雪が多い地域では、耐候性や耐腐食性の高い素材を選ぶことが重要です。また、騒音が気になる場合は、遮音性能の高いフェンスを検討してみましょう。
フェンス工事には、建築基準法や道路法などの関連法規制が適用される場合があります。例えば、道路に面したフェンスの高さや、隣地との境界線に設置するフェンスの規制に注意が必要です。事前に確認しておくことで、トラブルを避けることができます。
選ぶフェンスのメンテナンス性も重要なポイントです。木製フェンスは定期的な塗装や防腐処理が必要ですが、アルミフェンスや鉄製フェンスは比較的メンテナンスが簡単です。メンテナンスの手間や費用を考慮して、適切なフェンスを選ぶことが重要です。
フェンスの設置方法や工事のしやすさも、選び方のポイントです。一部のフェンスはDIYで設置できるものもありますが、専門的な技術や工具が必要な場合もあります。また、地形や敷地条件によっては、特別な対応が必要な場合もありますので、業者と相談しながら選ぶことが望ましいです。
信頼できるフェンス工事業者や、好みのデザインや品質が揃っているブランドから選ぶことも一つの方法です。事前にリサーチや口コミ情報をチェックし、自分に合った業者やブランドを見つけることが大切です。
これらの要素を総合的に考慮して、自分に最適なフェンスを選びましょう。
外構フェンスの工事費用の費用相場を、2つのタイプに分けて解説します。
それぞれ詳しく見てみましょう。
メッシュフェンスは、網目になっているメッシュ状のパネルを用いたフェンスのことです。
メッシュなのでプライバシーを守る効果はほとんど期待できません。しかしその分、風通しや日当たりを確保できます。また道路や隣の家と敷地の境界線としての役割を果たしてくれます。
メッシュフェンスは、他のフェンスと比べて比較的安価です。費用はアルミ製のもので1mあたり10,000円程度、スチール製のもので1mあたり5,000円程度となっています。
「費用を抑えながらフェンスを設置したい」と考えているのであれば、メッシュフェンスがおすすめです。
目隠しフェンスは、メッシュフェンスとは異なり、隙間がほとんど開いていないフェンスのことです。隣家や外部からの視線を遮断する効果があります。
目隠しフェンスの工事費用は、素材やメーカーによって大きく異なります。アルミ製のものは比較的安価で、木を使ったものは比較的高いです。
1mあたり15,000円程度で設置できるものから、1mあたり45,000円程度かかるものもあります。
目隠しフェンスについては、以下の記事で詳しくまとめています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
関連記事：目隠しフェンスの費用はどのくらいかかる？選び方と費用について解説します
外構エクステリア工事業者を選ぶ際は、以下3つの点に気をつけましょう。
それぞれ詳しく解説します。
フェンス工事を依頼する際は、見積もりを行いましょう。それも1社にのみ見積もりを行うのではなく、複数の外構エクステリア工事業者に見積もりを行うべきです。
そうすることで相対的に費用が安い外構エクステリア工事業者を見つけ出せます。
ただし、いくら費用が安くても、気に入ったフェンスがなければ意味がありません。よってまずは気になる外構エクステリア工事業者を3社程度ピックアップし、そこから相見積もりを行いましょう。
そうすることで、費用もサービス内容も満足できる外構エクステリア工事業者を見つけ出せますよ。
また、外構エクステリア工事業者に相見積もりを行っていることを伝えることで、費用を割り引いてくれる可能性もあります。
外構エクステリア工事業者のホームページには、これまでの施工実績が掲載されています。外構エクステリア工事業者にフェンス工事を依頼する前に、まずはどういった施工実績があるのかを確認しましょう。
そうすることで、どんなフェンス工事をしてもらえるのかを具体的にイメージできます。
一方で、施工実績を公開していない外構エクステリア工事業者は選ぶべきではありません。なぜなら施工に自信がない可能性が高いからです。
また施工実績に加えて、利用者からの口コミや、新聞やテレビといったメディアで紹介された実績等も、ホームページから確認できます。
良い口コミが多かったり、メディア実績が多い外構エクステリア工事業者はおすすめです。
良い外構エクステリア工事業者を見極めるには、フェンス工事の見積もり時に担当者の態度や雰囲気を確認することも重要です。
丁寧ではない対応をされたり、何か違和感を感じたりした場合は、その外構エクステリア工事業者はやめておいた方が良いかもしれません。
気持ちの良くない対応をされたままフェンス工事を依頼するのは、ストレスになりますからね。また、顧客が素人でフェンス工事について何も知らないことをいいことに、不利な条件を提案してきたり、伝えるべきことを伝えずにフェンス工事を進めてしまうかもしれません。
サービスの質や企業体質は、そういった細かな対応等にも現れます。
気になる外構エクステリア工事業者を複数社に絞り込んだら、見積もりを依頼し、担当者の態度や雰囲気を確認しましょう。
フェンス工事を行うメリット・デメリットや費用相場、業者の選び方などについて解説しました。
フェンスを設置すれば、プライバシーを確保できたり、セキュリティが向上したりといったメリットがあります。
まずは予算の目処をつけ、どういったフェンスを設置したいのか、フェンス工事を依頼するにはどんな外構エクステリア工事業者がいいのかを考えてみましょう。
フェンスの素材によってフェンス工事にかかる費用は異なります。したがって、きっと予算内で満足できるフェンスに出会えるはずです。
千葉でフェンス工事をご検討されている方は、当社「ZOUS（ゾウズ）」までお気軽にご相談ください。
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