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家の内装や外壁などに比べてお庭のリフォームパターンの選択肢が限られてしまっていると、感じた方もいるのではないでしょうか。庭は子どもやペットが自由に走り回ったり、好きな植物を育てたりしたいという理由で新築戸建の設計で多くの方がプランに入れてます。しかし、その自由度と空間の広さに対して、選択肢が少なく、時代の経過とともに変わってくるこだわりや要望をDIYや植栽で叶えようとしてもやはり限界があります。
そこで今回は、今のおうちの庭を有効活用してお洒落で快適な空間に生まれ変わらせたいと考えている方に向けた、お庭リフォームの新定番 ”ファニチャー外構” という選択肢をご紹介したいと思います。
直訳すると、furnitureは家具を意味します。我々がイメージしている家具のイメージよりも大型の家具を意味しているかもしれません。雨風に対応している大型屋外家具の設置を前提として空間デザインする外構エクステリアリフォーム工事になります。リビング空間をもうひとつ屋外(庭)に作る感覚と言いますか、海外リゾートホテルなどのお庭部分と言えばイメージが湧きやすいかも知れません。
建物ごとお庭の広さや周辺環境との相性を見極めた上で、デザイン・レイアウト・設備などをゼロから設計し、お庭ごとにまったく異なる空間を演出することが出来ます。またスペースを最大限に活用でき家が広くなったと感じる方も多いようで、快適な住空間の向上を実現する手段として近年話題となっています。
∟庭で快適に過ごせる空間が欲しい
∟デッドスペースとなっている庭を有効活用したい
∟人が来た時に庭でも楽しめる様にしたい
∟ペットや家庭菜園を眺めるスペースが欲しい
∟庭のプライバシーや防犯性能を工事させたい
イメージ写真のようにファニチャー外構では、これまでになかった方法で課題解決を実現できます。プライバシーが守られている中で、家族や友人と過ごすスペースとしてお庭をリビングのように使えればより快適な暮らしになります。ペットなども同じ時空間で過ごせますし、完成までの工事中も日常生活に影響が少ない点もメリットといえるでしょう。
人気の施工としてまず埋込型のファニチャー外構です。この施工法の何よりの利点は高さという概念を取り入れることができる点です。平面の庭に屋外家具を置くよりもはるかにデザイン性の高い空間デザインが可能となります。水が溜まらないように排水の工事も必要になりますので高い施工技術が必要となります。
今話題のアイアンウッドという素材をご存知でしょうか?又の名をウリンといい、インドネシア・マレーシアが原産地です。その名の通りの超硬質木材で耐久性と強度に優れております。1996年に日本への輸出が解禁して以来、国内でも浮き桟橋、公園、遊歩道、最近では住宅用ウッドデッキにも広く使用されてきている人気急上昇中の素材です。長持ち(耐久性)を一番にお考えの方には、必ずご満足いただけます。しかも、メンテナンスフリーなので再塗装をこまめに行う必要もありません。
株式会社 GAW INNOVATION社が生み出したGroundArt Wall|グランドアートウォールは、自由に加工ができる特殊発泡素材を採用し、「塀の高さ」・「デザイン性」をつくりだすことが可能な、プライベート・デザイン性のある空間をつくりだせるオリジナルの塀です。ZOUSでも採用しており、その自由度や安全性は日本の住宅に非常に向いており自信を持ってオススメしたい素材です。
GroundArt Wall|グランドアートウォールに関する詳しい説明は、『話題の自由に加工できる特殊発泡素材壁GroundArt Wall|グランドアートウォールとは』で説明しておりますのでご覧ください。またはメーカー様サイトでご覧ください。
一戸建て住宅に庭を造るときは、住宅や駐車場などのスペースを除いた余りの場所が庭となることが多いです。カーポートと一緒になっている庭は含めません。いわゆる家族がバーベキューなどの外遊びを楽しむためには3坪(約10㎡)以上の広さが理想的といわれています。ですのでこの3坪以上が一つの判断基準となりそうです。
よくある施工でもご紹介しましたが、庭で過ごす事を前提とした時にプライバシーの保護は必要不可欠です。これまで家全体もしくは庭を囲う外壁工事を行うと多額の費用がかかり施工としても大掛かりになってしまっておりました。しかし現在建材メーカー様の研鑽により軽くて丈夫な特殊発泡素材の壁が出来ました。こちらを採用する事でプライバシーを保護しつつ比較的安価で目隠しフェンスを設置することが可能となります。
お電話やメールなどでご相談いただくことが非常に多い『どのくらいのお金がかかるの?』というご質問ですが、お庭の状態とお客様の希望をお聞きするまではお答えできないと考えています。オススメしたいのは面倒であっても2〜3社に自ら足を運んで同じ質問をしてみることです。会社によって全く異なる提案と見積もりが出てくると思います。その見積書や新たに出た疑問点を持って再度同じ2〜3社に質問してみて納得の回答を速やかに提出してくれる会社の見積もりを信頼しましょう。
着手してみないとわからない・・という理由で概算で見積もりをする業者もいるのが事実です。この場合あらかじめ多めに見積もっておくか、相見積もりで勝つことだけを考えて安く見積もりあとで追加見積もりを請求する悪徳の会社もいます。ですので見積もりを複数社で集めて見ることで安すぎる見積もりのリスクを防ぎ納得した上で業者を選ぶことができると思います。
そうは言っても、いくらくらいかあらかじめ知りたいと思うのもわかりますので、ZOUSでは広さに応じて最低限ご用意が必要な予算を下記のようにお伝えしております。
■予算感
3坪(約10㎡)程度:100万円
6坪(約20㎡)程度:300万円
10坪(約33㎡)程度:500万円
20坪(約66㎡)程度:1000万円以上
+@でプールや芝生、埋め込み施工の工事などによって予算は異なって参ります。
ファニチャー外構いかがでしたでしょうか?
お庭の大きな海外では、庭の選択肢は多くファニチャー外構を行なっている方は大勢います。
建材メーカーや施工技術の進化によって、比較的狭い敷地でもファニチャー外構工事が可能になりました。
プライバシーをしっかり守りながら、自宅に新しい憩いの空間を生み出す画期的なエクステリアリフォームです。
お庭のリフォームで悩んでいる方は一度お近くのリフォーム屋さんに、屋外家具や目隠しとなるウォール、ウッドフェンス、埋め込み施工など相談してみてはいかがでしょうか。