設置すると庭をおしゃれに演出できるだけでなく、快適な空間を作れるアイテムが、ガーデンファニチャーです。しかし、庭に設置するガーデンファニチャーを選ぶ際、雨ざらしで大丈夫なのかと疑問を抱く方は少なくありません。
そこで、今回は雨ざらしでも大丈夫なガーデンファニチャーの基礎知識として、素材別の特徴を詳しく解説していきます。本記事を読むと、雨ざらしでも大丈夫なガーデンファニチャーと素材別の特徴だけでなく、加工種類が分かります。ガーデンファニチャーの設置を検討している方や、庭の機能性を高めたい方、庭をおしゃれにしたい方は、ぜひご一読ください。
目次
ガーデンファニチャーとは、屋外で使用する家具のことです。代表的なものとしては、ガーデンテーブルやガーデンチェア、ガーデンソファがあります。基本的に、屋外での使用が前提なので、雨に濡れても問題はありません。
しかし、素材によっては雨ざらしの状態で放置しておくと、劣化を早めることになるので注意が必要です。基本的に、長く使い続けていくためには、どの素材も濡れや汚れを拭き取るなど、こまめなお手入れが大切になります。
屋外用の家具だからといって、お手入れをしないまま放置するのは避けてください。雨に濡れても問題はないけれど、雨ざらしのまま放置していると、寿命を縮めてしまう可能性があることは覚えておきましょう。
屋外で使用するガーデンファニチャーに対して、上手くイメージが湧かない方もいらっしゃるかもしれません。また、庭に家具を設置する目的や、意味が分からない場合もあるでしょう。そこで、ここからはガーデンファニチャーにどのような魅力があるかについて、詳しく解説していきます。
ガーデンファニチャーの魅力の1つが、おしゃれな庭を演出できることです。ガーデンファニチャーを設置すると、空間を飾ることができます。庭の空間を飾ると全体的に引き締まった雰囲気になり、庭が賑やかでおしゃれになります。
また、外構や家に合わせたデザインを選ぶと、統一感を持たせられ、ワンランク上のおしゃれを目指せます。もちろん、ガーデンファニチャーはデザイン性に優れた商品も多くあるので、自分好みの庭を作るうえで役立つのも大きな魅力です。
ガーデンファニチャーの魅力は、快適な空間を作れることにもあります。庭にテーブルセットを設置すると、ティータイムや読書を楽しめる環境を作ることが可能です。
また、ガーデニング作業に疲れたときの休憩スペースにもできます。ガーデンチェアに座って庭の景色を楽しめるのは、ガーデニングを楽しむ方にとって欠かせない環境といえるでしょう。
ガーデンファニチャーを設置すると、庭でできることの幅が広がります。たとえば、ガーデンテーブルとガーデンチェアがあれば、庭でバーベキューを楽しむことも可能です。
サイズの大きなガーデンテーブルなら、友人を招いて大人数での食事も楽しめるでしょう。また、子どもやペットが庭で遊んでいるとき、ゆったりとくつろぎながら見守れるのも魅力です。
さらに、庭に照明を設置すれば、夜風に当たりながら癒しの時間を過ごすことも可能です。庭でできることの幅が広がれば、庭で過ごす時間がより楽しくなります。庭での時間を充実したものにしたい方は、ガーデンファニチャーの設置を検討しましょう。
ガーデンファニチャーを選ぶとき、大切になるのが素材と加工の種類です。特に、素材の加工については理解しておかなければいけません。
なぜなら、加工の種類によって、雨に濡れたときの取り扱い方が変わってくるからです。ここからは、ガーデンファニチャーに使用される素材の加工種類について、詳しく解説していきます。
最初に紹介するのが、加工なしのガーデンファニチャーです。名前の通り加工がされていないため、基本的には屋根のある場所で使用することが推奨されています。
しかし、絶対に雨に濡れたらいけないわけではありません。加工なしの場合は、通気性が良い素材で作られているので、雨に濡れても乾きやすい特徴があるからです。また、加工していないため触り心地が室内のソファやクッションに近く、この点を好まれる方も少なくありません。
加工なしのガーデンファニチャーは、定期的なメンテナンスとして、拭いたり洗ったりしなければいけないことは覚えておきましょう。なお、加工なしの場合は、加工されているものに比べて安い商品が多いのも特徴です。
撥水加工が施されているガーデンファニチャーは、生地の表面で水をはじくため、少々の雨なら内部が濡れる心配がありません。撥水加工が施されているものは、アクリル繊維やポリエステル繊維から作られているものが多く、通気性とやわらかい質感が特徴です。そのため、触り心地も大切にしたいけれど、加工なしは心配という方は、撥水加工が施されたものを選ぶと良いでしょう。
なお、撥水加工が施されているものも、加工なしと同じように定期的に拭いたり洗ったりする必要があります。長く使うためにも、こまめな手入れを心がけてください。
ガーデンファニチャーに耐水加工が施されている場合は、雨の日でも外に置きっぱなしで大丈夫です。耐水加工が施されているものは、抗菌仕様のポリプロピレン素材が使用されていることが多く、生地の裏側にはポリウレタンフィルムが施されています。そのため、雨水や汚れが内部に浸透する可能性が低くなります。
ただし、加工なしのものや撥水加工の生地と比べると、触り心地が固いので、心配な方は触り心地を確認しておきましょう。なお、雨水や汚れが内部に浸透する可能性は低くなりますが、表面は濡れてしまうので、時々拭いたり洗ったりして、きれいな状態を維持しましょう。
ガーデンファニチャーの加工のうち、最も防水性能に優れているのが防水加工です。クルーザーのデッキで使用されるほど防水性能が高いので、雨ざらしでも心配ありません。
内部はもちろん、表面も水が染み込まないので、濡れた布やスポンジで拭き取るだけで簡単に掃除できます。ただし、防水性能に優れている一方で、触り心地は防水加工特有の固さになっている点は覚えておきましょう。
ガーデンファニチャーの加工を選ぶときのポイントは、予算と要望を考慮することです。加工が違えば、価格も変わります。もし、予算があまりない場合は、加工なしや撥水加工から選ぶようにしましょう。ただし、加工なしや撥水加工の商品を選ぶ場合は、使わないときは室内に移動させるといった対応が必要になることも覚えておかなければいけません。
一方で、メンテナンスの手間を減らしたい方や、室内への出し入れをしたくないと考えている場合は、耐水加工や防水加工が施されたものを選びましょう。価格は加工なしや撥水加工と比べると高くなりますが、メンテナンスの手間が大きく減るだけでなく、基本的に屋外に出しっぱなしでも問題ありません。加工種類を選ぶときは、予算と要望を考慮したうえで選択しましょう。
ガーデンファニチャーの代表的な素材として、次の4つが挙げられます。
ここからは、それぞれの素材の特徴について詳しく見ていきましょう。
ガーデンファニチャーの中でも、木製のものは人気があります。木製のガーデンファニチャーは、天然素材であるため庭に馴染みやすいのが特徴です。
また、さまざまなスタイルの庭に合わせやすい点も見逃せません。和風の庭や洋風の庭だけでなく、ヨーロッパ風やアンティーク風の庭にも合わせやすいので、万能タイプの素材といえるでしょう。
また、他の素材と比べると軽量なので、持ち運びが簡単なことも見逃せません。そのため、使わないときはガーデンファニチャーを片付けておきたい方におすすめです。
一方で、木製のものは他の素材と比べると、耐久年数が短いことは覚えておかなければいけません。基本的には木製の耐久年数は3年程度と覚えておきましょう。もちろん、使用状況によって変わるため、少しでも長く使うためには定期的なお手入れを心がけてください。
日頃から、こまめに拭き取り掃除を行いながら、年に1回程度はヤスリを使って表面の汚れを落とすようにしましょう。なお、ヤスリで汚れを落とした後は、保湿オイルを塗っておくと、さらに長持ちさせることができます。
編み込みの見た目が特徴的な人工ラタンを使ったガーデンファニチャーは、庭をリゾートライクに演出してくれます。主な原料として高密度ポリエチレンが使われているため、耐候性と耐久性だけでなく、防水性にも優れているので、丸洗いができるのが特徴です。
そのため、見た目のおしゃれさとお手入れの簡単さから、高級ホテルなどでも採用されています。耐候性と耐久性、防水性に優れていて、屋外に出しっぱなしでも問題ないため、メンテナンスの手間を減らしたい方におすすめです。
プラスチック製のガーデンファニチャーは、水や湿気に強くお手入れが簡単なのが特徴です。飲み物や食べ物をこぼしても、簡単に拭き取ることができるうえに、水洗いもできるので、小さなお子様でも安心して使えます。
また、プラスチックなので錆びることもありません。そのため、屋外に出しっぱなしで使用できるのが魅力です。さらに、軽量なので持ち運びも簡単なうえに、他の素材と比べると価格が安い点も見逃せません。
弱点としては、デザインの自由度が他の素材ほど高くない点が挙げられます。ただし、価格が安いうえにお手入れが簡単なので、お試し感覚でガーデンファニチャーを購入したい方は、プラスチック製を選ぶのも良いでしょう。
金属製のガーデンファニチャーは、デザイン性に優れています。また、重厚感があり、存在感があるので、アンティークな雰囲気を演出できます。庭に設置することで、アクセントを持たせ、庭全体の雰囲気を引き締めてくれるでしょう。
ただし、金属製のガーデンファニチャーは、錆びが発生する可能性があるので注意が必要です。そのため、あらかじめ防錆加工が施された商品を選んだり、雨が降ったときは室内に移動したりなどの対策を考えておきましょう。なお、錆びが出てしまったときは、専用の錆び落としクリーナーなどでメンテナンスすることも大切です。
ガーデンファニチャーの素材を選ぶときは、何を優先したいのかを考えましょう。価格の安さを優先したいのか、メンテナンスの簡単さを優先したいのかといったことを考えることが大切になります。
他にも、デザイン性を優先したい場合や、ナチュラルテイストな雰囲気を優先したい場合もあるでしょう。いずれの場合も最も大切なのは、「ガーデンファニチャーに何を求めるのか」ということです。まずは、設置する際の優先順位を明確にして、それに適した素材を考えることから始めましょう。
今回は、ガーデンファニチャーが雨ざらしでも大丈夫かどうかについて、素材別の特徴を踏まえて、詳し確認してきました。ガーデンファニチャーは、屋外で使用することを前提に作られているので、基本的には雨に濡れても問題ありません。しかし、雨ざらしの状態で放置しておくと素材によっては劣化を早めることになるので、長く使い続けたい場合は注意が必要です。
雨ざらしで使用することが想定される場合は、雨ざらしで使い続けても問題がない素材を選ぶことが大切です。ただし、雨ざらしで使い続けられる素材のものも、長く使い続けたい場合は、定期的なメンテナンスは欠かさないようにしましょう。
なお、ガーデンファニチャーの素材が変われば、庭に設置したときの印象も変わるので、その点も考慮しておく必要があります。デザイン性と機能性だけでなく、メンテナンスの手間も考慮しながら、設置するガーデンファニチャーを選ぶようにしましょう。
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