おしゃれな庭を表現するときに、「スタイリッシュ」や「モダン」という言葉が使われることがあります。このとき、なんとなくイメージはできるけれど、言葉の正確な意味は分からないという方は少なくありません。そこで、今回はおしゃれなモダンデザインの庭の特徴や作り方について、詳しく解説していきます。
本記事を読むと、おしゃれなモダンデザインの庭の特徴や作り方だけでなく、モダンデザインの意味が分かります。おしゃれな庭づくりを目指したい方や、庭のスタイルを決めかねている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
モダンデザインの庭がどのような庭なのかを理解するには、まず「モダン」という言葉を理解する必要があります。そこで、ここではモダンについて詳しく見ていきましょう。
モダンを和訳すると「現代の」「現代的な」「近代的な」という意味があります。また、類語には「近代的」「今風」「現在的」「トレンド」などがあります。対義語は「クラシック」や「古典的」といった言葉です。
つまり、モダンデザインの庭を一言で説明すると、「近代的なデザインの庭」「今風のデザインの庭」になります。近代や今というのは、常に変わっていくものです。そのため、モダンデザインには、時代と共に変化していく側面があることは覚えておかなければいけません。
モダンの言葉の意味が理解できたところで、ここからは「モダンデザインの種類」と「モダンデザインの庭に使用されるアイテム」について、詳しく解説していきます。
モダンデザインは、大きく「和風モダン」と「洋風モダン」の2つに分けることができます。ここからは、それぞれの特徴とメリット、適したアイテムについて詳しく解説していきます。
日本の美しさを現代風にアレンジしているデザインが、和風モダンの特徴です。古くから日本で使われてきた配色や模様が使われていることもあり、最新のデザインと古くからの伝統的なデザインが融合しているという側面もあります。
おしゃれな和風モダンの庭は落ち着いた雰囲気があり、空間を活かしたシンプルなデザインが特徴です。基本的に余分なものは設置せず、植物も最小限にすることで、落ち着きがある空間を作ります。
そんな和風モダンのメリットが、「飽きがこないこと」と「リラックスできる環境」です。デザインがシンプルだからこそ、飽きることがありません。
また、適度に落ち着いた空間はリラックスできる環境なので、世代を選ぶことなく多くの日本人に人気があります。日本独特のわび・さびを庭のデザインに取り入れて、伝統と今が共存したおしゃれな空間を作れるのが、庭を和風モダンにする魅力です。
ヨーロッパのシックでレトロな雰囲気を壊さず、今風にアレンジしたデザインが洋風モダンです。重厚感漂うデザインが取り入れられている一方で、過度な装飾をなくしてスッキリと見せることも意識されています。
そんな洋風モダンの庭は、デザインが幅広いことも特徴の1つです。芝生を敷き詰めた庭にウッドデッキを設置した開放感が魅力のデザインや、タイルで作られたデッキがある高級感あるデザイン、リゾート風のデザインなど、さまざまなデザインがあります。
そんな洋風モダンのメリットは、「高級感」と「ガーデニングに向いている」ことです。洋風モダンの庭は、タイルなどが使用されることが多いので、高級感を演出できます。
また、和風モダンのように植栽を最小限にして落ち着いた空間を作るわけではないので、植物を多く取り入れられるのが魅力です。そのため、ガーデニングを楽しみたい方におすすめのデザインだといえるでしょう。
引き続き、モダンデザインの庭に使用されるアイテムを見ていきます。なお、使用されるアイテムは、和風モダンと洋風モダンによって違いがあります。それぞれの庭ごとに、アイテムの詳細を確認していきましょう。
和風モダンの庭で多く使われているアイテムが「砂利」「竹垣」「御影石」「ししおどし」です。
砂利
「砂利」は、和風モダンの庭で多く使用されています。カラーは白や黒、ベージュなど複数あるので、組み合わせて使われることも珍しくありません。白と黒をバランスよく使うことで、コントラストを作っておしゃれに仕上げられます。
竹垣
取り入れると和のテイストを強調できるアイテムが「竹垣」です。意外に知られていませんが、竹垣の種類は多く存在します。
目隠しの役割を果たすものや、透けて見えるものなどもあるので、設置場所に適した種類を選ぶことも大切です。また、色も黄色い茶色系や緑色など複数存在するので、好みの色を使うことで、自分好みのデザインに近づけられます。
御影石
「御影石」は、敷石として使われることが多くなります。色は白と黒とグレーがあり、使う色によって大きく印象を変えることが可能です。
ししおどし
古くから農村で使われていた「ししおどし」も、和風モダンで良く使われています。本来は害獣を寄せ付けないために設置されていましたが、最近では装飾として広く使われているのが特徴です。
続いて、洋風モダンの庭で使われるアイテムとして、「シェード」「タイル」「パラソル」について確認していきましょう。
シェード
シェードを設置すると、庭に日陰を作れます。日陰ができると、日差しを気にせず庭で過ごせ、ガーデンテーブルやガーデンチェアを設置すれば、ティータイムなども楽しめるでしょう。
タイル
洋風の庭に設置されることが多いタイルには、さまざまな種類があり、デザイン性を追求できるのが魅力です。たとえば、光沢があるタイルを敷けば、高級感を演出できます。よりモダンなイメージに近づけたい場合は、外壁の色に合わせるのもおすすめです。
パラソル
テラスなどがある庭の場合は、パラソルがセットで使われることが多くなります。パラソルを設置すると、リゾート風の雰囲気を演出できるだけでなく、日陰を作ることで庭の機能性も高められます。
モダンデザインの庭は、こだわりが強くなるほど、工事費用も高くなります。この点を心配されている方は少なくありません。しかし、シンプルモダンな庭なら、費用を抑えながらモダンデザインの庭を実現できます。
シンプルモダンとは、名前の通りシンプルなデザインを基本としたモダンデザインです。シンプルにすれば余計な装飾を省けるため、通常のモダンデザインより費用を抑えられます。ここからは、シンプルモダンな庭の作り方について、詳しく解説していきます。
庭をシンプルモダンなデザインにするためには、使う色数を少なくすることが大切です。色数を少なくすることで、全体にまとまりがでるので、おしゃれなデザインになります。たとえば、メインカラーを白とした場合は、同系色を2色程度加えるだけにすると、シンプルでおしゃれなデザインになります。
なお、赤などの目立つ色をワンポイントで使うのも1つの方法です。アクセントカラーがあるとデザインに締まりが出るので、印象に残りやすい庭に仕上がります。
シンプルモダンにおいては、無機質感も大切な要素です。無機質感は、都会的な雰囲気を演出できるので、シンプルモダンに欠かせません。なお、無機質感を出すときに大切になるのが使用する素材です。
当然ですが、自然素材を使うと庭に温かみが出てしまうので、無機質感から遠ざかります。そのため、シンプルモダンを目指す場合は、植栽以外で自然素材は極力使わないようにしましょう。
一方で、硬質な素材を使うと無機質感を演出できます。そのため、シンプルモダンな庭を作るときは、石材やコンクリートを積極的に使用するようにしましょう。また、金属やガラスを取り入れると、仕上がりがおしゃれになります。
シンプルモダンな庭を作るときは、直線的なデザインを心がけることが大切です。庭のデザインに曲線を取り入れると、印象が柔らかくなってしまいます。
基本的に、シンプルモダンは都会的なイメージのデザインなので、柔らかさは避けた方が無難です。そのため、庭に設置する門柱やポストなどは、曲線を使わないシャープなデザインのものを取り入れましょう。
モダンデザインの庭をおしゃれにするコツは、次の2つです。
それでは、それぞれのコツを詳しく見ていきましょう。
間接照明で夜を演出すると、庭がおしゃれになります。昼間とは違う雰囲気になり、夜ならではの庭を楽しめるでしょう。
たとえば、植栽を下から照らすと、外壁に影を映しておしゃれに演出できます。影を作ることで植栽が立体的に見えるようになり、植栽の魅力を際立たせられるでしょう。
また、庭が明るくなると庭でできることの幅も広がります。洋風モダンの庭でウッドデッキがあるなら、家族で夕食を楽しむのもおすすめです。
続いて紹介する、モダンデザインの庭をおしゃれにするコツが、ガーデンファニチャーの設置です。ガーデンファニチャーとは、屋外で使用する家具のことで、代表的なものにはガーデンテーブルやガーデンチェア、ガーデンソファがあります。
ガーデンファニチャーには、さまざまなデザインが存在し、選択肢が多い点が魅力です。ただし、モダンデザインの庭に設置する場合は、シンプルなデザインを心がけるようにしましょう。
なお、気に入った商品が見つからないときは、オーダーメイドで作るのも1つの方法です。株式会社ZOUSの「ZOUSファニチャー」は、オーダー料がかからないので、低予算で高クオリティのオーダー家具を注文できます。
詳細が気になる方は、こちらのページからご確認ください。
おしゃれなモダンデザインの庭を作るときは、業者選びを慎重に行う必要があります。どの業者に依頼するかによって、庭の仕上がりが大きく変わってきます。
特に、モダンデザインの庭を作る場合は、慎重な判断が求められます。なぜなら、モダンデザインの庭を作るためには、部分的ではなく、トータルで考えた空間づくりが必要だからです。そのため、モダンデザインの庭を依頼する際は、トータルデザインができる業者に依頼しなければいけません。
外構・エクステリアには、さまざまな工事が存在するので、業者によって得意な工事が異なることがあります。場合によっては、部分的な工事しか経験したことがない業者も存在します。つまり、トータルデザインの経験が足りない業者もいるということです。業者によって、デザインの質や仕上がりが大きく変わるので、モダンデザインの庭を作る際は、信頼できる業者への依頼を目指しましょう。
おしゃれなモダンデザインの庭を作るときは、トータルデザインができる、信頼できる業者に依頼しなければいけません。ここからは、おしゃれなモダンデザインの庭づくりを依頼する業者選びのポイントについて、詳しく解説していきます。
モダンデザインの庭づくりをする際、提案力がある業者を選ぶことが大切です。提案力がある業者に依頼すると、顧客の予算と希望を踏まえた工事プランを提案してくれます。また、漠然とした要望も具体的なプランとして提案してくれるので、庭のイメージを膨らませやすくなるでしょう。
業者を選ぶときは、施工実績の確認も忘れてはいけません。施工実績を確認すれば、業者の仕事内容や質が分かります。また、モダンデザインの庭を作っている施工実績があれば、実際の完成形も確認できるでしょう。
完成形を確認できれば、自分が頼んだ際にどんな庭に仕上がるか、具体的にイメージできるようになります。そのため、気になる業者を見つけたら、まずはホームページで施工実績を確認することをおすすめします。
おしゃれなモダンデザインの庭は、「和風モダン」と「洋風モダン」の2つに分けられます。そのため、まずはそれぞれの特徴を理解して、目指すモダンデザインの方向を決めなければいけません。
費用を抑えたい場合は、シンプルモダンな庭にする選択肢もあります。シンプルなデザインにすれば費用を抑えられるので、費用面が心配な方はシンプルなデザインを目指すとよいでしょう。
目指すモダンデザインの方向が定まったら、信頼できる業者を探さなければいけません。なぜなら、おしゃれなモダンデザインの庭を作るには、トータルデザインが大切になるからです。今回ご紹介したことを参考に、施工実績が豊富で提案力がある業者に依頼し、理想的なモダンデザインの庭を実現させましょう。
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「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。
コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。