バイクガレージがあれば、バイクを雨風から守れるだけでなく、盗難リスクを大きく軽減できます。しかし、ガレージの設置費用やサイズ選びが分からずに悩まれている方は少なくありません。また、せっかく設置するなら、おしゃれなものにしたいと考える方も多いでしょう。そこで、今回はバイクガレージについて詳しく解説していきます。
本記事を読むと、バイクガレージの基礎知識と設置費用だけでなく、おしゃれなガレージの選び方や注意点が分かります。また、記事の後半では、おすすめのおしゃれバイクガレージも紹介しています。大切なバイクを守るためにガレージの設置をご検討中の方は、ぜひご一読ください。
目次
バイクガレージとは、名前の通りバイク専用のガレージのことで、設置すると大切なバイクを守る環境が整います。しかし、ただ設置すればよいわけではありません。目的が曖昧なままに設置すると、かえって設置を後悔することにもなりかねません。
ここではまず、基礎知識としてバイクガレージの特徴と設置目的、種類について詳しく見ていきましょう。
バイクガレージは、バイク収納を専門としたガレージのことで、バイクヤードと呼ばれることもあります。屋根と天井があるので、雨風を防げるだけでなく、直射日光も防げるのが特徴です。
直射日光がバイクにあたり続けると、色褪せや劣化の原因になるので、ガレージの中に保管すれば、劣化を遅らせられます。また、四方が囲まれているので、盗難リスクを軽減できるのも大きな特徴です。
バイクガレージを設置する代表的な目的には、以下のものがあります。
前者2つの理由の場合は、バイクが入るスペースが確保されていれば問題ありません。その一方、趣味のスペースとして活用したい場合は、通常よりも広めのスペースが必要になります。設置目的に応じて費用やサイズが変わるので、まずは設置目的を明確にしておきましょう。
バイクガレージの種類は、大きく次の4つに分けることができます。
ここからは、それぞれのタイプについて詳しく解説していきます。
土間式固定タイプとは、床が付属していないタイプです。バイクガレージの中でも、最も防犯対策がしっかりしていますが、土間工事が必要になるので、設置するにはある程度の期間がかかります。
また、本体購入時にオプションを追加すると、窓や通気口、棚や照明設備などが設置できます。そのため、ガレージでできることの幅が広がると同時に、快適さの追求も可能です。
床付き固定タイプは、名前の通り床が付いているバイクガレージのことです。イメージとしては、バイクが入る物置と考えるといいでしょう。
床付き固定タイプは、基礎部分のブロックにガレージを乗せるので、地面との高低差があります。そのため、バイクの出入りにはスロープの設置が必要ですが、そのぶん雨が侵入する恐れがなく安心です。
床なし固定タイプは、床がついていない簡易的な物置タイプのバイクガレージです。そのため、そのままバイク用に使うのは難しく、バイク用として使う場合は床を設置する必要があります。
床の設置方法は、土間工事の他にも、厚手の板を敷いて作る方法が一般的です。ガレージ自体の価格は比較的安価で魅力的ですが、別途床の設置が必要な点は覚えておきましょう。
【簡易型テントタイプ】
バイクガレージの中でも、最も価格が安いのが簡易型テントタイプです。テントタイプなので、床はありません。しかし、コンクリート地面に簡単に設置できるので、すでにコンクリートスペースがある方は、簡単に設置できます。
押さえておきたいポイントとして、結露対策が必要になる点が挙げられます。大切なバイクを守るためにも、テントタイプを選ぶときは結露が発生しないように工夫が必要です。
バイクガレージを設置する前は、設置場所と設置目的を明確にしておきましょう。バイクガレージをおしゃれに見せるためにも、どこに設置するのかは事前に考えておかなければいけません。また、設置目的が明確になっていないと、選ぶ基準が曖昧になってしまいます。
後悔しないためにも、これらのポイントはバイクガレージを選ぶ前に決めておくことが大切です。ここからは、おしゃれなバイクガレージを設置する前のチェックポイントについて、詳しく解説していきます。
バイクガレージを、どこに設置するのかは先に決めておかなければいけません。なぜなら、バイクガレージを設置すると外構・エクステリア全体にも影響を与えるからです。
このとき、ガレージの広さと位置について考えることがポイントだといえます。特に、バイクガレージを設置する場所が家の正面から見える場合は、設置する製品のデザインや色が重要です。
また、設置場所を決めたらサイズを把握しておく必要があります。バイクをガレージに出し入れする際、ストレスを感じないためには、余裕をもった広さが必要です。このとき、おおよそのサイズで把握すると、意外と狭くて後悔するケースがあるので、必ず実寸で把握するようにしましょう。
バイクガレージを選ぶ前には、設置目的を明確にしておく必要があります。なぜなら、設置目的に合わせたものを選ばないと、使い勝手が悪くて後悔する可能性が高まるからです。
たとえば、設置目的が保管だけであれば、ガレージに求める広さはそれほど必要ありません。しかし、バイクのメンテナンス場所を作ることが設置目的に含まれている場合は、余裕のあるスペースが必要です。メンテナンスできるだけの広さや、工具を置く場所、換気設備や電気設備など、具体的なスペースを実寸で考えておきましょう。
なお、選ぶガレージの種類によっては、後付で設置できる場合もあります。しかしその際も、費用が割高になることを防ぐために、設置目的に合わせて購入することが大切です。
バイクガレージの設置費用は、本体価格と取り付け費用の合計で決まります。そのため、選ぶガレージの種類やグレードによって費用が大きく変わるので、相場を把握するのは簡単ではありません。また、ガレージのサイズが大きくなれば、ガレージの本体価格が高くなるだけでなく、土間工事面積が広くなるので工事費用も高くなります。
これらを踏まえたうえで考えると、バイクガレージの費用相場の目安は約40万円から60万円程度だといえます。なお、この費用相場はガレージの本体価格と組み立て費、土間工事費用などが含まれた金額になります。
おしゃれなバイクガレージを選ぶときに大切になるのが、サイズ選択と外構・エクステリアに合わせたデザインです。ここからは、おしゃれなバイクガレージの選び方として、2つのポイントについて詳しく解説していきます。
おしゃれなバイクガレージを選ぶときは、サイズ選択が重要になります。このとき、ポイントになるのがバイクの全長と全幅です。全長は、フロントタイヤの先端から最後尾までの長さのことで、全幅は車体の幅が一番広い部分の長さを表します。
全長や全幅は排気量や車種よって変わるので、ご自身が所有しているバイクの大きさや種類に合わせて選択しなければいけません。なお、排気量別の全長と全幅は下記の図を参考にしてください。
排気量 | 最長クラスの長さ | 平均的な全長 |
---|---|---|
50cc~125cc | 2.2m | 2.2m |
126cc~250cc | 2.4m | 2.2m |
251cc~400cc | 2.5m/td | 2.2m |
1000cc | 2.7m | 2.3m |
上記の全長はあくまで目安です。実際にガレージの大きさを決めるときは、入庫予定のバイクが入るのかを必ず確認しておきましょう。
おしゃれなバイクガレージを選ぶには、外構・エクステリアの雰囲気に合わせることも意識しましょう。なぜなら、ガレージは外構・エクステリアの一部になるからです。
バイクガレージ単体のデザインだけで選ぶと、外構・エクステリア全体を見たときに、ガレージだけが浮いて見えてしまう可能性があります。そのため、ガレージをおしゃれに設置するには、設置後をイメージしておくことも大切です。判断に悩んだ場合は、外壁の色に合わせたカラーを選ぶと、全体に統一感を出せるでしょう。
おしゃれなバイクガレージを設置するときは、以下の2点に注意しなければいけません。
これらを知らずに設置して後悔に繋がったケースもあるので、しっかり理解しておきましょう。
バイクガレージのサイズ選択は、余裕を持たせた広さを選ぶことが大切です。
少しでも設置費用を抑えるために、所有しているバイクがギリギリ入るサイズを選択される方も少なくありません。しかし、ギリギリのサイズを選択すると、出し入れ時にストレスを感じることになります。実際、ギリギリのサイズを選んだことを後悔している方は少なくありません。
基本的にバイクガレージは、長年使い続けるのを前提に設置するので、ストレスを感じない環境を作ることが大切です。設置してから後悔しないよう、余裕を持たせたサイズを選択しましょう。
建築基準法では「土地に定着する工作物で、屋根と柱もしくは壁があるもの」を建築物とみなします。そして、建築物をつくる際には建築確認申請が必要です。この条件だけを見れば、バイクガレージの設置にあたって建築確認申請が必要だと思われるかもしれません。
しかし、バイク用ガレージは基本的に建築確認申請が不要です。なぜなら、バイクガレージは基本的に防火・準防火地域外で床面積10㎡以下の建築物にあたるからです。ただし、更地にバイクガレージを設置するときは、建築確認申請が必要になります。
また、すでに駐車場として使用されている土地は、自治体によって解釈が変わる可能性があるので、注意しなければいけません。建築確認申請をしないまま工事を始めると、違法になるリスクがあります。そのため、バイクガレージ設置前には、念のため県の建築指導課に、建築確認申請が必要かどうか確認しておきましょう。
バイクガレージには、さまざまな種類が存在するため、どれを選べばよいか悩む方は少なくありません。
ここからは、おすすめのおしゃれバイクガレージを紹介します。これからバイクガレージの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
最初に紹介するおすすめのおしゃれバイクガレージが、イナバのバイク保管庫です。サイズの選択肢が多いのが特徴で、天井の高さは2タイプあります。
土間式固定タイプと床付き固定タイプがあるので、好みのタイプを選べるのもポイントです。バイクのメンテナンスを行いたい場合は、横幅2m以上のタイプを選ぶといいでしょう。
数あるおしゃれバイクガレージの中でも、特にデザイン性の高さで人気なのがガーデナップの「メタルシェッド」です。ガレージの壁は樹脂塗装が施されていて、光沢のあるレザータッチが高級感を演出しています。
床なしタイプと床ありタイプがあり、状況に応じて選択できるのも魅力です。デザイン性を重視される方には、特におすすめのおしゃれバイクガレージだといえるでしょう。
鉄鋼メーカーとして知られているヨドコウからも、おしゃれなバイクガレージが発売されています。金属を知り尽くしたヨドコウの強みが活かされたガレージの一番の特徴は、床の強度の高さです。
オプション補強すれば、1㎡あたり600kgまで耐えられるので重さがあるバイクでも安心して置くことができます。ただし、スタンド部分がへこむのを防ぐには、コンパネなどを敷いて重さを分散しなければいけないので注意しましょう。こちらも床ありタイプと床なしタイプが存在するので、目的に合わせて選ぶことをおすすめします。
続いて紹介するおすすめのおしゃれバイクガレージは、タクボ物置の「バイクシャッターマン」です。こちらの商品は、電気の引き込み配線や雨水処理など、ガレージの使い心地を考慮して作られています。
そのため、ガレージに利便性を求める方におすすめです。床なしと床ありの2タイプがあるので、目的に合ったタイプを選択しましょう。
バイク文化の創造企業として知られるデイトナからも、おしゃれなバイクガレージが発売されています。デイトナは「何よりもバイクが好き」「バイク文化を創造する」を合い言葉に、バイク関連の商品を企画・開発・販売している企業です。
そのため、こちらのガレージにも、バイク好きが求めるオプション機能が多く用意されています。こだわりのおしゃれガレージを設置したい方には、特におすすめの選択肢だといえるでしょう。
おしゃれなバイクガレージを設置すると、大切なバイクを雨風や盗難から守ることができるだけでなく、外構・エクステリア全体がおしゃれに仕上がります。このとき、ポイントになるのが外構・エクステリアの雰囲気に合わせたガレージを選ぶことです。デザインで決めてしまうと、設置したときにガレージだけが浮いてしまう危険性もあるので、外構・エクステリアに合わせた選択が求められます。
また、設置目的を明確にすることも大切です。設置目的が明確になっていれば、バイクガレージに求める機能が分かります。つまり、バイクガレージ選びの基準も明確になるということです。後悔しないためにも、バイクガレージはデザインだけでなく、機能性を考慮したうえで選択しましょう。
千葉で外構に関するお悩みがある方は、当社「ZOUS(ゾウズ)」までお気軽にご相談ください。
「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。
コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。