郵便ポスト設置は工事費込でいくら?設置に関する基礎知識

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郵便ポスト設置は工事費込でいくら?設置に関する基礎知識

郵便ポスト設置は工事費込でいくら?設置に関する基礎知識

郵便ポストは、住宅に欠かせないアイテムであるにもかかわらず、無難なものを選んでしまいがちです。そのため、デザイン性の高いポストが設置してある家はスタイリッシュに見え、家全体の印象が良くなります。

近年では宅配市場の増加とともに、大型郵便物に対応した大型タイプのシンプルなポストも増えてきました。しかし郵便ポストを設置する工事費用や種類、設置場所について悩む方も多くいるでしょう。

この記事では、郵便ポストの設置にかかる工事費用、場所選びや注意点などを解説していきます。新築住宅のエクステリアを検討されている方、リフォームで自宅のポストを取り換えたいと考える方は、ぜひ参考にしてください。

郵便ポストの工事費込みの設置費用

郵便ポストの工事費込みの設置費用

郵便ポストの設置費用は、工事費込みで10万~30万円程度が相場です。ひとくちにポストの設置といっても、ポストの種類によって費用に幅があります。その中でも最も安価なものは壁掛け型タイプで、ポスト本体の価格は1万~5万円が目安です。

一方、門扉一体型タイプや宅配ボックス一体型タイプ、断熱仕様などの機能付きポストは、ポスト本体価格が10万円以上することもあります。それぞれの詳細について、以下で詳しく確認していきましょう。

埋め込み型タイプ・口金型タイプ

埋め込み型タイプとは、門柱や塀、玄関の壁面に埋め込むポストです。室内に設けられた取り出し口から郵便物を受け取れるのが特徴です。

その中でも、郵便物を入れる差し込み口だけが屋外に出ているポストを口金型タイプといいます。シンプルなデザインのため、ドアや表札、門扉や照明などとコーディネートしやすい魅力があります。どちらも郵便物を盗まれるリスクは低くなりますが、壁に穴をあける必要があるため、工事費用がかかります。

本体価格目安 3.3万円~(LIXIL商品の場合)
設置工事費用目安 0.8万円~
塀への穴あけ工事費用 およそ2万円
外壁への穴あけ工事費用 およそ5万円

独立ポール型タイプ

独立ポール型タイプとは、基礎工事を施した地面にポールを立てて設置するタイプのポストです。どんな敷地の条件でも設置しやすいのが特徴で、デザインの種類が豊富であり、存在感があるポストです。

ただし、屋外に出ないと郵便物を受け取れません。また郵便物の盗難リスクが生じるため、鍵などを設置する必要があります。

エクステリアのデザインを重視したい場合、独立ポール型タイプはアメリカンやヨーロピアン調の雰囲気を演出できるのでおすすめです。ポールには表札やインターホンを組み合わせられる、機能付ポールもあります。

本体価格目安 5.9万円~(LIXIL商品の場合)
設置工事費用目安 2万円~

壁掛け型タイプ

壁掛け型タイプは、玄関の横や門柱、門の壁に取り付けるポストです。郵便物は上部から投函し、前または横から取り出すタイプが一般的です。

壁掛け型タイプの特徴は、デザインのバリエーションが豊富で、工事費が比較的安く、工事期間もそれほどかからない点です。そのため、玄関まわりの雰囲気を、短期工事で変えられる手軽さがあります。しかし、屋外に設置されるため、天候が悪くても屋外に出て郵便物を取り出す必要があります。

本体価格目安 3.7万円~(LIXIL商品の場合)
設置工事費用目安 2万円~

門扉一体型タイプ

門扉一体型タイプとは、門の左右の扉どちらかに口金型タイプが設置されたポストのことです。門扉とポストのデザインが統一されることで、エントランスがスッキリします。おしゃれなデザインの門扉を選べば、スタイリッシュなイメージを持たせられます。

郵便物の取り出しのために屋外に出る必要がありますが、門の内側から取り出せるので便利です。また、鍵付き門にすることで、郵便物の盗難リスクを減らせるでしょう。

本体価格目安 16.1万円~(LIXIL商品の場合)
設置工事費用目安 2万円~

宅配ボックス一体型タイプ

宅配ボックス一体型タイプは、ポストと宅配ボックスが一体化したボックスを壁に埋め込んだり、独立スタンドに設置したりして活用します。近年の宅配市場の拡大で、日中不在時でも受け取りたいというニーズが高まり、宅配ボックスの設置工事が増加しています。ポストと宅配ボックスを一体化するとデザインの統一感が出るため、エントランスのデザインがきれいにまとまります。

本体価格目安 24.0万円~(LIXIL商品の場合)
設置工事費用目安 2万円~

その他工事費用

後付けでポストを工事する場合、これまで設置されていたポストの解体・撤去に、1万円程度の費用がかかります。また、門柱にポストを設置する際、経年劣化によって耐久性に問題が出ている場合は、門柱の基礎補強工事が必要となり、こちらも1万円程度かかります。

郵便ポストの設置工事での注意点

郵便ポストの設置工事での注意点

郵便ポストの設置工事をする際は、いくつか注意点があります。ここでは、代表的な4つの注意点について、詳しく解説します。

セキュリティ対策をする

屋外に設置工事する郵便ポストは、セキュリティ対策として、鍵付きタイプかダイヤルタイプを選択しましょう。特に、独立ポール型タイプや門柱の壁掛け型タイプなど、道路に面した場所に設置するポストで、投函口と取り出し口が一緒の前面扉のデザインは防犯上良くありません。自宅のポストには仕事や生活に関わる重要書類が投函される可能性も考え、セキュリティ面に注意して選択しましょう。

サイズはライフスタイルに応じて決める

設置工事する郵便ポストの大きさは、普段投函されるもののサイズや、ライフスタイルによって選ぶと良いでしょう。共働きなどで長時間家を留守にするなら、A4サイズが入る大きめのポストが適しています。一方、日中でも家に誰かいる場合は、ポストが小さめでも問題ないでしょう。

また、新聞を入れるならやや大きめのポストがおすすめです。しかし、玄関周辺の面積に合わせて小さいサイズを設置する場合、ポストの上下などに新聞受けが付いているタイプもあります。

他にも、インターネットショッピングなどをよく利用する家庭の場合は、宅配ボックス一体型タイプや、ポストと別に宅配ボックスを設置するのも手段の1つです。宅配ボックスがあれば、不在時であっても荷物が受け取れたり、配達員との接触を避けたりできるため、プライバシー保護や防犯対策としても有効です。

<主な郵便物のサイズ目安>

郵便物の種類 3辺合計 最長辺 厚さ 重量
クロネコDM便 60cm以内 34cm以内 2cm以内 1kg以下
飛脚メール便 70cm以内 40cm以内 2cm以内 1kg以下
ゆうパケット 60cm以内 34cm以内 3cm以内 1kg以下

使いやすさに注意する

自宅に新しく設置するポストは、使いやすいタイプを選ぶことが重要です。ポストから郵便物を取り出す方法は、独立ポール型タイプや壁掛け型タイプは前面や横面から、埋め込み型タイプは後ろからが一般的です。

そのため、郵便物を取り出しにくい位置にポストを設置してしまうと、毎日の作業がストレスになることが考えられます。ポストを設置する場所や高さは、植栽や外壁の位置などにも注意しながら、周辺の環境に合わせて選択しましょう。屋外に設置する郵便ポストの場合、投函口の雨よけやカバーなどが付いた防水機能付きポストもおすすめです。

耐久性を考える

ポストを新しく設置する際は、サビにくく傷が付いても目立ちにくい、耐久性の高い素材をおすすめします。また、素材が薄いと衝撃でへこんでしまうこともあるため、厚みや重みのあるものを選びましょう。銅板やアルミタイプはそれほど耐久性がないため、なるべく雨に当たらない場所に設置すると、長く使える可能性が高まります。

郵便ポストを設置する場所選び

郵便ポストを設置する場所選び

郵便ポストの設置工事で選ばれる場所は、「道路近く」か「玄関ポーチ近く」のどちらかが一般的です。工事場所によってメリットとデメリットが異なるので、ニーズに合った場所にポストの設置工事を行うことが重要です。ここでは、工事場所選びにおけるメリット・デメリットについて、詳しくご紹介します。

郵便ポストを道路近くに設置

道路近くにポストを工事する場合、独立ポール型タイプや、門柱への埋め込み型タイプ、または壁掛け型タイプを設置するのが一般的です。門扉一体型タイプや宅配ボックス一体型タイプも多く見かけます。

道路近くにポストを設置するメリットは、他人が敷地内に入るのを防げることです。自宅のポストには郵便配達員だけでなく、不特定多数の人がチラシを投函することもあるため、防犯面が心配の人もいるでしょう。

そのため、ポストを道路近くに設置することで、見ず知らずの人が門より内側に入ってこないようにしておけます。しかし、玄関から遠くなることも多く、郵便物や新聞を取るために、靴を履いて外に出なければならないデメリットが生じます。

郵便ポストを玄関ポーチ近くに設置

玄関付近に庭がなく、道路と玄関ポーチが接している場合は、郵便ポストを玄関近くに設置する家が多いようです。その場合は、独立ポール型タイプや、玄関ドア脇の壁に設置する壁掛け型タイプが多く採用されます。

玄関ポーチ近くにポストの設置工事をするメリットは、郵便物を取りに行きやすいことです。郵便物を運ぶ距離が短いので、天候が悪くてもすぐに取りにいけます。

しかし、郵便配達員やチラシを配達する人など、敷地内に見ず知らずの人が入ってくるデメリットがあります。そのため、防犯カメラや人感センサー付照明の設置工事をするなど、防犯対策も検討しておきましょう。

郵便ポストを玄関に埋め込んで設置

郵便ポストを玄関ドア脇の壁に埋め込んで工事する場合は、郵便の差し込み口だけを出す口金型タイプが最適でしょう。玄関全体のデザインがスッキリし、見た目にもおしゃれです。

ポストの埋め込み工事をするメリットは、郵便物や新聞の受け取りのために外に出る必要がなく、雨の日でも家の中から受け取れることです。そのため、起きたばかりで身だしなみが整っていなくても、近隣の目を気にせずにいられます。

しかし、口金型タイプは家の壁に穴を開ける工事となるため、玄関周辺の断熱性や気密性が悪くなる欠点があります。また、敷地内に他人が入ることになり、玄関周辺の防犯面が心配というデメリットにも注意が必要です。

おしゃれな郵便ポストにするアイデア

おしゃれな郵便ポストにするアイデア

せっかくポストの設置工事をするなら、おしゃれなものにしたいと考える人が多いでしょう。ここでは、おしゃれな郵便ポストにするアイデアを3つご紹介します。

外観のデザインテイストに合わせる

ポストのデザインを、家の外観デザインと合ったテイストにすると、統一感のあるエクステリアとなり、おしゃれ感を演出できます。新築住宅の場合、エクステリア工事は後回しになりがちですが、後からの工事となると費用がかさむ場所もあるため、早めのプランニングがおすすめです。

ポストの素材は、スタイリッシュなデザインならステンレス製、アンティーク感を演出したいなら鉄や銅などの金属製がおすすめです。また、ナチュラル派の方なら木製、温かみを重視するなら陶器や樹脂製を選ぶと良いでしょう。

玄関ドアや外壁の素材・色と合わせる

玄関近くにポストを工事する際には、玄関ドアや外壁と素材・色などを合わせてコーディネートすると、エクステリアの雰囲気がまとまりやすく、おしゃれに見えるでしょう。たとえば、木製のドアを採用した場合は、郵便ポストも木製の同色または色違いのものを選ぶと、おしゃれな雰囲気に仕上がります。また、アクセントとなるビビッドな色や、デザイン性の高いポストを選ぶことで、スタイリッシュな印象を演出するのもおすすめです。

門まわりのデザインに合わせる

門まわりに郵便ポストを工事する場合は、門扉やフェンス、外構など、門まわりのデザインテイストに統一するとおしゃれな印象になります。門扉や門柱にポストを設置するならば、埋め込む口金型タイプを選択し、色や素材を周辺と同じにしてできるだけ目立たないようにすると、玄関ポーチをスタイリッシュに演出できるでしょう。

まとめ

ここまで、郵便ポストの設置にかかる工事費用、場所選びや注意点などを解説してきました。戸建て住宅のポストは、郵便物だけでなくメール便や回覧板、新聞やチラシなどを受け取る場所として、毎日活用するアイテムです。そのため、ストレスなく使える利便性と、好みに合ったデザイン性を持ち合わせたポストを選ぶことが重要です。

郵便ポストのデザインや素材のバリエーションは豊富にあります。ぜひ、ご自宅に最適な郵便ポストを見つけて設置しましょう。千葉で外構に関するお悩みがある方は、当社「ZOUS(ゾウズ)」までお気軽にご相談ください。

「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。

コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。

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