イメージを持っていても、それを言語化して伝えることは簡単ではありません。これは、外構工事でも同じです。例えば、北欧風のおしゃれな外構にしたいと思っても、具体的にどのような工事を実施していけばいいのかが分からない方は少なくありません。
なんとなくのイメージができていでも、それを形にしていくのは難しいのが現実です。だからこそ、目指したい外構のデザインや施工例を知っておくことが大切になります。
今回は、北欧風のおしゃれな外構デザインと施工例をご紹介します。本記事を読むと、北欧風のおしゃれな外構デザインの特徴と北欧風の外構にするためのポイント、北欧風の外構リフォームの施工例と費用が分かるので、北欧風の外構を目指している方は参考にしてください。
目次
おしゃれな北欧風外構と聞かれて、どのような外構をイメージされますか?この時、多くの人は何となくのイメージを浮かべることしかできません。その理由は、おしゃれな北欧風外構の特徴について詳しく理解できていないことにあります。
そこで、まずはおしゃれな北欧風外構の特徴について詳しく見ていきましょう。特徴が分かれば、イメージも具体的になります。理想の外構・エクステリアを目指すためにも、まずは特徴を理解することから始めましょう。
北欧とはフィンランドやノルウェー、スウェーデンといった北ヨーロッパ地域のことを指します。そんな北欧地域は冬の寒さが厳しいことで知られています。そのため、冬でも快適に過ごしたいという考えのもと、温かみのある色使いと自然素材を使うことで、心地よく過ごせる空間づくりを大切にしているのが特徴です。
この北欧地域の考え方を取り入れた外構が北欧風の外構になります。そのため、温かみのある色と自然素材が多く使われています。
また、おしゃれな北欧風外構の特徴はオープン外構スタイルが多い点にもあります。オープン外構にすることで、開放的な空間を演出することが可能です。実際、北欧エリアの外構には目隠しとなるものが設置されていないケースが多くなります。
前章では、北欧風外構の全体の特徴についてご紹介してきました。ここからは、より具体的な特徴について場所ごとに解説していきます。
まずは、塀を見ていきましょう。北欧風外構の塀は低い生垣が多く存在します。また、ウッドフェンスが使用されているケースも珍しくありません。
北欧風外構の中でも、特に特徴的なのが門柱とポストです。門柱は、レンガやブロックを柱状に1mほど積み上げたものが多く存在します。そんな特徴的な門柱の隣に配置されているのが独立型のポストで、長方形に半円を加えた形状のボビと呼ばれるポストが多く使用されています。
なお、北欧地域の駐車場はコンクリート舗装が少なく、砂利を使った舗装が多いのも特徴です。また、庭の舗装は芝生が多く、枕木の小道やアンティークレンガを敷いたり、庭の一角に花壇を作ったりしてガーデニングを楽しむ方も多く存在します。
おしゃれな外構・エクステリアを実現するには、建物も含めた全体の統一感が重要になります。つまり、家とセットで考える必要があるということです。そこで、ここからは北欧風の家の特徴について詳しく解説していきます。
最初のポイントは外壁になります。北欧風の家の外壁は白やベージュ、茶色などのナチュラルテイストなカラーが人気です。また、レンガや木を使った外壁材が使われているケースも珍しくありません。日本では、レンガ調や木目調のサイディング材が使用されるケースが多くなります。
続いてのポイントが屋根です。北欧風住宅の屋根は勾配のある三角が特徴になります。北欧は、積雪量が多いので、屋根の形状を勾配のある三角にすることで、雪の重みを軽減しているのです。実用性を追求したデザインですが、見た目がおしゃれなので日本でも屋根の形状を北欧風にする方は少なくありません。
続いてのポイントは採光しやすい窓です。北欧地域の日照時間は短いので、光を取り入れやすくするために、多くの窓を配置しています。
また、光を取り入れやすくするために大きな窓が設置されていることも珍しくありません。大きな窓が、外観のアクセントになることも北欧風住宅の特徴です。
ここまで、おしゃれな北欧風外構の特徴について解説してきました。ここからは、おしゃれな北欧風外構を作っていくうえでのポイントを詳しく見ていきましょう。
おしゃれな北欧風外構にしていくには、外壁塗装を実施して北欧住宅の雰囲気を作ることも大切です。北欧住宅の外壁には、基本的に白やベージュ、茶色などのナチュラルカラーが使用されているので、外壁塗装によってこれらの色に塗装すると北欧風住宅の雰囲気にすることができます。
また、北欧住宅にはツートンカラーも多く使用されていて、1階部分と2階部分で外壁の色が違う住宅も多く存在します。ナチュラルカラー同士の組み合わせだけでなく、さまざまな色を組み合わせることができるので、ツートンカラーにすることで、選択肢の幅を大きく広げることが可能です。色の組み合わせによって、家を含む外構の雰囲気を大きく変えることができるので、デザインの自由度が高く、個性を出せるのもメリットです。
北欧風外構は、自然素材が多く使用されていて、特に人目に触れやすい玄関周りには木製のものが多く使用されています。また、玄関は外壁の色に合わせた白や暖色系に塗装された木製のドアが多いのも特徴です。
外壁の色に合わせてドアを選ぶことで、外構に統一感を持たせることもできます。ドアの色や素材を選ぶときは、外壁とのバランスを意識しましょう。
北欧風の外構・エクステリアを目指す場合は、ウッドデッキの設置も効果的です。ウッドデッキを設置すると、木の温もりが加わり北欧風の外構・エクステリアに近づけることができます。
ウッドデッキの設置場所によっては、玄関に入りやすくなるだけでなく、洗濯物が干しやすくなるといったメリットがあります。もちろん、ウッドデッキを設置することで、庭でできることの幅が広がることもメリットです。庭にくつろげる空間を作りたい方や、食事を楽しめる環境を作りたい方は、ウッドデッキを設置するのもいいでしょう。
北欧風の外構づくりにおいては門扉も重要な要素になります。玄関を含む門扉は外構の印象を大きく決める要素になるので、統一感を持たせることが重要です。
素材に迷う場合は、北欧風の外構と相性がいいアイアンを選ぶのがいいでしょう。シックでデザイン性に優れているアイアンを使うことで、門扉を北欧風に仕上げることができます。また、最近では錆びにくいアイアン風のアルミ製鋳物も人気です。
北欧風のおしゃれな外構には、アイアンフェンスが多く使用されています。しかし、中には庭が丸見えになることに不安を覚える方もいらっしゃるかもしれません。このような場合は、木製の目隠しフェンスを設置するのも1つの選択肢になります。
木製のフェンスを設置することで、自然の温もりを外構に取り入れることが可能です。なお、耐久性を高めたい場合はアルミ製や樹脂製の木目調フェンスを選択すると自然の温もりを取り入れられるうえに、耐久性を高めることができます。
おしゃれな北欧風の玄関アプローチには、石畳やタイル、レンガなどの自然素材が多く使用されています。複数の素材を組み合わせることで、外構にアクセントを付けられるだけでなく、デザインの自由度が高まるので理想の外構に近づけることが可能です。
ただし、自然素材を使用した場合は定期的なメンテナンスが必要になります。メンテナンスの手間や費用が気になる場合は、自然素材風に仕上げることができるインターロッキングブロックなども選択肢に入れておきましょう。
おしゃれな北欧風の外構に近づけるためには、駐車場をビルドインガレージにするのも1つの方法です。ビルドインガレージとは、駐車スペースを建物の1階部分につくりシャッターやドアを設置することで建物内にガレージを作る駐車場のことです。
駐車場をビルドインガレージにすると、大切な車を雨風や紫外線から守ることができるうえに、車を整備できるスペースを確保することもできます。また、駐車場が外から見えないので外構全体の雰囲気を統一しやすくなるのもメリットです。
前章では、おしゃれな北欧風外構にするためのポイントを解説してきました。では、実際に北欧風の外構に近づけていくには、どれくらいの費用がかかるのでしょう?ここからは、おしゃれな北欧風外構の施工例と費用について詳しく解説していきます。
ウッドデッキを設置すると、おしゃれな北欧風外構に近づけることができます。では、ウッドデッキを設置するには、どれくらいの費用がかかるのでしょう?もちろん、使用する素材やサイズによって費用は変わります。そのため、ここでの費用相場は目安として覚えておきましょう。
ウッドデッキの費用は材料費と施工費の合計によって決まります。2つを合わせた施工費用の相場は1㎡あたり約4万円から6万円です。
なお、手すりや屋根を設置する場合はオプション料金がかかるので、ウッドデッキを設置する時は利用シーンを思い浮かべながら、理想とするウッドデッキをイメージして、必要な機能を決めておきましょう。
北欧風の玄関アプローチには、石畳やレンガが多く使用されています。また、統一感を持たせるために門まわりや玄関の扉に自然素材が使用されることが多いのも特徴です。
おしゃれな北欧風の外構にするには、統一感が大切になるので玄関アプローチを変更する場合は、同時に門まわりの工事を実施することも珍しくありません。なお、門まわりの費用相場については後述しておりますので、そちらも参考にしてください。
では、玄関アプローチの費用相場を見ていきましょう。こちらの相場も使用する素材や規模によって大きく違いが出てくるので、あくまで目安として覚えておくようにしてください。基本的に、玄関アプローチの費用相場は約10万円から30万円です。北欧風の外構にする場合は、レンガやタイルを使用することが多く、1㎡あたり約15,000円から25,000円程度が相場になります。
門周りは、外構の顔となる部分です。そのため、おしゃれな北欧風の外構づくりにおいても重要な位置になります。特に、レンガやブロックを1mほどの高さに積み上げた門柱は北欧風外構の特徴とされているので重要なポイントといえるでしょう。
そんな門まわりの費用相場は、約20万円から50万円です。ただし、こちらの費用相場には古い門柱の撤去費用などは含まれていません。古い門柱を撤去して、新しい門柱を設置する場合は施工費用の他に、撤去費用やゴミの処分費用がかかるので、事前に業者に撤去費用と処分費用について確認しておきましょう。
おしゃれな北欧風の外構工事で大切なことは以下の2つです。
特に、後悔しない外構工事のためには業者選びが重要になります。なぜなら、施工実績が多く提案力がある業者に依頼すれば、プロのアドバイスを取り入れることができるからです。ここからは、おしゃれな北欧風の外構工事で大切な2つのポイントを解説していきます。
おしゃれな外構・エクステリアにするには、統一感を持たせることが重要です。基本的には、「おしゃれな北欧風の外構にするポイント」で、紹介した工事を実施していくのが理想ですが、中には予算の関係上、すべての工事を実施できないこともあるでしょう。
このような場合は、外壁や玄関周りといった範囲が広いところから工事を実施していくとイメージチェンジしやすくなります。また、長期的な視野で庭造りをしていくことも重要です。予算に限りがある場合は、業者に相談して工事を始める順番やスケジュールを組み立てていきましょう。
おしゃれな北欧風外構に仕上げるには、業者選びが重要です。特に、提案力がある業者への依頼が大切になります。
提案力がある業者に依頼すれば、顧客の予算と希望を踏まえた、適切な工事プランを提案してもらうことができます。もちろん、提案してもらえる工事プランは、プロの意見を取り入れたものなので、おしゃれな北欧風の外構に必要な要素を盛り込んでもらうことが可能です。長年の経験とノウハウを活かした提案を受けられるのは大きなメリットになるので、業者を選ぶ時は提案力がある業者への依頼を目指しましょう。
シンプルかつ洗練された北欧風外構は人気が高く、日本でも多く取り入れられています。最近では、リフォームによって北欧風の外構を目指される方も珍しくありません。そんな北欧風外構の特徴は、温かみのある色と自然素材が多く使用されている点にあります。
しかし、温かみのある色と自然素材を使えば北欧風外構になるわけではありません。おしゃれな北欧風外構にしていくためには、ポイントを押さえた工事の実施と全体に統一感を持たせることが重要になるからです。
ただし、ポイントを押さえた工事や、統一感を持たせるためには、外構・エクステリアに関する知識が必要になります。だからこそ、施工実績が豊富で提案力がある業者への依頼が大切になるのです。
おしゃれな北欧風外構という理想が明確になっているからこそ、信頼できる業者への依頼を目指しましょう。
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コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。
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