屋上庭園があると、バーベキューを楽しんだり、子どもやペットの遊び場として活用できたりするだけでなく、緑に囲まれた癒しの空間を作ることもできます。庭の面積が少ないことで、庭での時間を楽しむことを諦めていた方のなかには、屋上庭園に興味を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。今回は、おしゃれな屋上庭園の作り方について詳しく解説していきます。
本記事を読むと、おしゃれな屋上庭園の作り方だけでなく、おしゃれな屋上庭園を作るときの具体的なアイデアと注意点が分かります。屋上庭園の作り方を知りたい方はもちろん、庭での時間をより楽しいものにしたい方は、ぜひご一読ください。
目次
屋上庭園とは、屋上に作られた庭のことで、ルーフガーデンやルーフトップガーデンと呼ばれることもあります。そんな屋上庭園の特徴は、日当たりと景観の良さです。
地面よりも高い場所にあるので、開放感があり、より景色を楽しめます。そういう意味では、庭とはまた違う魅力があることも特徴です。
また、屋上庭園は庭と同じような使い方ができるので、ガーデニングや家庭菜園を楽しめるだけでなく、子どもやペットの遊び場にもできます。特に、夏場にビニールプールを設置すれば、周囲の視線を気にすることなく楽しめるでしょう。
他にも、屋上にテントを張って天体観測も楽しめます。子どもの思い出作りの場所として活用できるのは、大きな魅力といえるでしょう。
さらに、ペットを遊ばせるときはリードに繋いでおく必要がないので、自由に走って遊ばせられます。そのため、ペットが運動不足になることもありません。もちろん、バーベキューや大人数での食事を楽しむことも可能です。
屋上庭園を作ると新しいスペースができるので、さまざまな楽しみ方ができます。そのため、庭で過ごす楽しい時間を諦めたくない方にとっては、魅力的な選択肢といえるでしょう。
屋上庭園を作るときに理解しなければいけないのが、屋上庭園の作り方です。屋上庭園の作り方を知らないまま、屋上庭園作りを進めてしまうと、雨漏りが起こる危険性があるので、まずは作り方を理解しておきましょう。ここからは、屋上庭園の作り方について詳しく解説していきます。
屋上庭園の作り方を理解する前には、屋上庭園で何をしたいのかをイメージしておくことが大切になります。なぜなら、目的が明確になっていなければ、目指すゴールが見えないからです。
ゴールが見えないまま進めても、おしゃれな屋上庭園は作れません。そのため、まずは何をしたいのかをイメージすることから始めましょう。
たとえば、ガーデニングや家庭菜園を楽しみたい場合は、どのような植物を植えるのかによって必要なスペースが変わります。また、土を大量に使用すると屋上に負荷がかかるので、負荷に耐えられる強度も考えなければいけません。ガーデニングや家庭菜園を楽しみたい場合は、建物の強度確認だけでなく、必要なスペースの把握も必要です。
他にも、バーベキューや食事を楽しみたい場合は、バーベキューセットを片付けておく場所を考えておくことも必要です。また、子どもやペットの遊び場として使用する場合は、安全性も考慮しておかなければいけません。
このように、目的に応じて考えなければいけないことが変わるので、目的を明確にしたうえで業者に相談する必要があります。まずは、理想の屋上庭園のイメージを膨らませていきましょう。
屋上庭園を作るときは、環境をチェックしておくことも大切です。特に、家の周りに屋上より高い建物がある場合は注意しなければいけません。なぜなら、屋上よりも高い建物が周りにあると、周辺の人から見られる可能性があるからです。
視線が気になる場所では、ゆっくりとくつろぐことはできません。そのため、目隠し設置の検討が必要です。
他には、建物の強度チェックも忘れてはいけません。植物を植えるときは、土やレンガの重さに耐えられる強度が必要です。
芝生を張る場合でも、厚さ15cm程度の土が必要になるので、それなりの負荷がかかります。建物の強度と積載荷重制限は必ず確認しておきましょう。
また、屋上庭園を作ると、水を使う機会が増えるので、排水が機能しているのかも重要なポイントです。使用した水が屋上に溜まってしまうと、水漏れが起こる危険性もあるので、屋上庭園を作るときは、必ず事前に排水機能の確認をしておきましょう。
屋上庭園を作るときに、最も大切になるのが適切な防水工事の実施です。適切な防水工事を実施しないと、水漏れや雨漏りの危険性が高まるので、屋上庭園を作るときは専門業者に依頼して、しっかりと対策しておきましょう。
屋上庭園に興味はあるけれど、いきなり大掛かりな工事は不安という方も少なくありません。このような場合は、まず小スペースの屋上庭園を自分で作ってみるのも方法の1つです。ここからは、1㎡程度の屋上庭園の作り方を解説していきます。
【必要な物】
【作り方】
以上が、屋上庭園の作り方です。1㎡程度の屋上庭園なら1時間程度で作れます。屋上庭園に興味はあるけれど、いきなり大掛かりな工事をするのは不安だという場合は、まずは気軽に試してみましょう。
せっかく屋上庭園を作るのであれば、おしゃれな屋上庭園を作りたいですよね。そこで、ここからは屋上庭園をおしゃれにする作り方について、詳しく解説していきます。
屋上庭園をおしゃれにする作り方として覚えておきたいのが、ガーデンファニチャーの設置です。ガーデンファニチャーとは、屋外で使用する家具のことで、代表的なものとしてはガーデンテーブルやガーデンチェア、ガーデンソファが存在します。
ガーデンファニチャーを設置すると、くつろげる環境を作るだけでなく、おしゃれな雰囲気を演出できるので、庭の機能性とデザイン性を高められるのが魅力です。デザイン性に優れたガーデンファニチャーも多くあるので、好みに合わせたものを設置して、理想の屋上庭園作りに役立ててください。
おしゃれな屋上庭園の作り方としては、タイルを敷くのも1つの方法です。タイルと一括りにしても、さまざまな種類が存在します。そのため、1つのタイルを使うだけでなく、複数のタイルを組み合わせてデザイン性を高めることも可能です。
また、光沢があるタイルを使うと、屋上庭園に高級感を持たせることもできます。もちろん、高級感を持たせながらデザイン性を高めることも可能です。デザイン性を追求したい方は、作り方の一案として覚えておきましょう。
おしゃれな屋上庭園の作り方が分かっても、具体的なイメージが湧かないという方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ここからはおしゃれな屋上庭園の作り方として、具体的なアイデアをご紹介します。具体的なアイデア例を見ながら、理想の屋上庭園のイメージを膨らませていきましょう。
アウトドアを楽しむことを目的として、屋上庭園を作る方も多くいらっしゃいます。中でも、ウッドデッキを設置される方は少なくありません。屋上にウッドデッキを設置すると、開放感がある空間でアウトドアを存分に楽しめます。
ただし、ウッドデッキを設置すると目線が高くなるので、周辺環境の確認は忘れないでください。視線が気になる場合は、目隠しフェンスの設置などによって対応しましょう。
屋上庭園に緑を取り入れて、癒しの空間を持ちたいという方も多くいらっしゃいます。緑豊かな屋上庭園を作ると、癒しの空間ができるだけでなく、室内温度の上昇を抑え、エアコン代を節約できるのもメリットです。作り方のポイントは、木目や石目などを取り入れて、自然を感じられる環境に仕上げることです。
また、家庭菜園をすると緑を増やすだけでなく、収穫を楽しむこともできます。子どもがいる場合は、収穫を通じて、食について学ぶ環境を作れるのも、大きなメリットといえるでしょう。
屋上庭園に芝生を取り入れる方も少なくありません。芝生を敷くことで、子どもやペットが遊びやすい環境を整えることができます。特に、子どもが走り回る際は転倒するリスクがあるので、芝生で怪我を防止できるのは大きなメリットといえるでしょう。
作り方のポイントは、屋上全体に芝生を敷くのではなく、砂利やタイルと組み合わせてデザイン性を高めることです。なお、天然芝は成長するためお手入れに手間がかかります。そのため、手入れの手間と費用を抑えたい方は、人工芝の設置も検討しましょう。
屋上庭園を作るときは、知っておきたい注意点があります。それが、次の3つです。
ここからは、屋上庭園を作る前に知っておきたい注意点について、詳しく解説していきます。
屋上庭園を作るときは、自治体によって補助金を活用できるケースがあります。そのため、屋上庭園を作る前には必ず自治体に問い合わせて補助金制度の有無を確認しましょう。
たとえば、屋上を緑化する場合は、防水、防根、排水設備が緑化に要した経費として認められ、補助が受けられることがあります。屋上庭園を作るには、少なくない費用がかかるため、活用できる制度を利用して賢く節約しましょう。
屋上庭園に植物を設置するとき、大切になるのが建物の強度です。屋上緑化を前提に設計された建物であれば本格的な植栽も可能ですが、そうでない場合は注意しなければいけません。
また、屋上は直射日光が当たりやすく、風の影響を受けやすい環境なので、この点も考慮しておく必要があります。屋上庭園に設置する植物を選ぶときは、直射日光や暑さ、風の強さに耐えられる植物を選ぶようにしましょう。
なお、樹木を選ぶときは乾燥に強い低木がおすすめです。具体的にはサツキやツバキ、コノテガシワなどが挙げられます。
地上にある庭は固定資産税がかかるので、屋上庭園を作ると固定資産税が増えると心配される方もいらっしゃいます。しかし、基本的には屋上庭園は固定資産税がかかりません。
ただし、屋上スペースに建築物を作ると、固定資産税の対象になります。そのため、屋上庭園にサンルームを設置する場合などは、固定資産税がかかることを覚えておきましょう。
今回は、屋上庭園の作り方について、具体的なアイデアや注意点を交えて、詳しく確認してきました。おしゃれな屋上庭園の作り方の一番のポイントは、目的を明確にすることです。
まずは、屋上庭園で何をしたいのかをイメージすることから始めましょう。目的を明確にすることで、理想の屋上庭園が見えてきます。
また、周辺環境のチェックも忘れてはいけません。屋上庭園を作った後に、周囲から見られる環境にあることが分かると、安心して過ごすことができなくなるからです。
そのため、周辺に屋上よりも高い建物がある場合は、目隠しを設置して対策しておくことも大切になります。屋上庭園を快適な空間にするためには、デザイン性だけでなく、機能性についても考えることも忘れないようにしましょう。
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「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。
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