庭を有効活用する方法の1つがウッドデッキの設置です。ウッドデッキを設置すると、新たなオープンスペースができるので、庭でできることの幅が広がります。
子供やペットの遊び場としてだけでなく、広さによっては家族でバーベキューを楽しむことも可能です。また、家とつながっているため、荷物の運び出しや積み込みも楽にできます。
ウッドデッキは、家と庭をつなぐ自由なスペースなので、そういう意味では家の一部でもあり、庭の一部でもあるのです。
そんな魅力的なウッドデッキですが、設置工事には費用がかかります。中にはウッドデッキをDIYしようと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、DIYする前には知っておかなければいけないことがあります。
そこでこの記事では、ウッドデッキ工事について詳しくご紹介します。
本記事を最後まで読むと、ウッドデッキ工事の費用相場と費用内訳、DIYする時に知っておきたい注意点と、業者に依頼したときの費用の違い、後悔しない業者選びのポイントが分かります。
ウッドデッキの設置を検討している方や、ウッドデッキ設置をDIYしようとお考えの方は、ぜひ、ご一読ください。
目次
ウッドデッキ工事の費用は以下の3つの要素で決まります。
なかでも、材料費は使う素材によって費用が大きく変わるので重要です。それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
ウッドデッキ設置費用の中でも、大きな割合を占めるのが材料費です。どの素材を使って工事するのかによって費用は大きく変わります。そこで、まずはウッドデッキの材料について見ていきましょう。
ウッドデッキの材料は天然木と人口木が存在します。天然木とは名前のとおり自然から手に入れた木材のことです。一方、人口木とはプラスチックと木粉を原料にして作られた、木材に模した樹脂製の資材のことです。この2つを比較すると天然木の方が安い傾向にあります。
なお、天然木には硬く重量があるハードウッドと加工がしやすい軽いソフトウッドがあり、ハードウッドとソフトウッドも費用に違いがあるので覚えておきましょう。
もちろん、天然木と人工木の違いは費用だけではありません。天然木の場合、腐食やシロアリ被害の可能性があるのですが、人口木の場合、加工によって腐食やシロアリ被害が起こりにくくなっています。そのため、人口木は天然木に比べてランニングコストがかからないことも魅力です。
なお、それぞれの費用相場については下記をご覧ください。
素材 |
特徴 |
費用 |
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天然木(ハードウッド) |
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天然木(ソフトウッド) |
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人工木 |
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ウッドデッキ工事の費用は屋根の設置によって変わります。そのため、屋根を設置するかどうかが1つのポイントです。なお、屋根の設置工事費用は約15万円からになります。費用には取り付け費と基礎工事費、防水加工の工事費と製品代が含まれます。
では、どのような場合だと屋根を設置した方が良いのでしょうか。もちろん、ウッドデッキに求める役割によって違いはあります。ただし、一般的には天然木で作ったウッドデッキだと、熱を吸収しやすくて夏場は暑くなる可能性が高いので屋根を設置した方が無難です。
ただし、ウッドデッキに屋根を設置すると想像以上に圧迫感が出てしまうことは覚えておきましょう。また、屋根を設置したことで日光が遮られ、ウッドデッキと隣接する部屋の室温が下がることがあるので、この点も注意が必要です。そのため、日差しがあまり気にならない場合はオーニングやサンシェードの設置工事で対応するのも1つの方法となります。
しかし、日差しの強さを判断するのは簡単ではありません。そのため、屋根の設置は業者に相談してみることをおすすめします。施工実績が多い業者なら、日陰のバランスを考えた設計を提案してくれるでしょう。そういう意味でも、業者選びは重要です。
なお、業者選びのポイントについては後述しておりますので、気になる方はご一読ください。
ウッドデッキ工事の費用は目隠しや手すりの設置によっても変わります。目隠しや手すりを設置すると費用が膨らむので、設置しなくても良いとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、状況によっては設置した方が良いケースもあります。とくに、小さなお子様やペットがいる場合は安全面を考えると設置した方がいいでしょう。
ここで大切になるのが手すりや目隠しの高さです。高ければ安全性は高まりますが、せっかくの空間が閉鎖的になるので、状況に合わせたサイズが大切になります。どれくらいの高さにするのかは、お子様の年齢などによっても変わるので、業者との打ち合わせを重ねながら、適切な高さを提案してもらいましょう。
ウッドデッキ工事の相場は10㎡を新設する場合で、約25万円から約50万円です。この費用には本体価格が含まれています。
ただし、使う素材や屋根の設置、手すりの有無によって金額は大きく変わるので、あくまで1つの目安として考えてください。
前章ではウッドデッキ工事の相場をご紹介しました。相場を見た人の中には、費用の高さからDIYによる設置を考えた人もいるかもしれません。そこで、ここからはウッドデッキをDIYする前に知っておきたい3つの知識をご紹介します。
ウッドデッキをDIYする方法は2つ存在します。それが、ホームセンターで木材を加工してもらい自宅で組み立てる方法と、市販の専用キットを購入して組み立てる方法です。ここまで読むと購入して組み立てるだけなので、簡単に思うかもしれません。
しかし、ウッドデッキを設置するには、基礎となる土台工事も必要です。また、柱を立てる際には垂直に立てなければいけません。
「垂直に立てる」と聞くと、簡単に感じるかもしれませんが専用の道具を使って慎重に作業を進める必要があります。土台や柱に問題があると、バランスが悪くなり安全面で問題が出てくるので作業には正確性が必要です。
また、状況に応じた修正が必要になることもあるので、ある程度DIYの経験も必要になります。そのため、DIY初心者がウッドデッキを作成するのは難しいのが現実です。ウッドデッキのDIYはある程度の経験が必要になるので、ご自身の経験を踏まえて判断しましょう。
ウッドデッキをDIYすると業者に依頼した場合と比べて半額程度で済ませることが可能です。ただし、大きさや材料などの条件によって変わるので、あくまで1つの目安としてください。
DIYでウッドデッキを作ると、費用は材料費だけになるのですが、完成までには手間と時間がかかります。特に、DIYに慣れていない人は想像以上の手間と時間がかかることも珍しくありません。しかも、作成途中にトラブルが発生することもあるので、完成までの期間は未知数と言えます。
確かに、費用だけを比べると半額程度になるのですが、完成までにかかる手間と時間を忘れてはいけません。
DIYを検討する時は、費用だけでなく自身のDIY経験と、かかる手間と時間を考慮して判断しましょう。
ウッドデッキ工事を業者に依頼するのかDIYするのかは、個人の考えや状況によって変わります。そのため、どちらが良いのかを一概に決めることはできません。しかし、安全面を考慮すれば専門業者への依頼がおすすめです。
専門業者に依頼すれば、ウッドデッキの安全性を担保できるだけでなく、設置後の安全性を左右するメンテナンスについても心配がなくなります。
DIYが趣味で、これまでに多くの物を作ってきた経験がある人なら楽しみながらできるかもしれません。しかし、経験が少ない場合や、自信が無い方は専門業者に依頼する方が良いでしょう。
ウッドデッキは長く使われることが前提です。また、家族が過ごす場所でもあるので安全な環境は大切になります。不安を少しでも感じる場合は、専門業者への依頼がおすすめです。
満足できるウッドデッキを手に入れるためには、業者選びが重要です。なぜなら、業者によって施工実績や費用に違いがあるためです。では、どのような基準で業者を選べばいいのでしょう。
ここでは、ウッドデッキ工事を依頼する際の業者選びのポイントをご紹介します。
ウッドデッキ工事の業者選びにおいて、最も重要になるのが専門業者への直接依頼です。ウッドデッキ工事を依頼するルートは2つあります。
1つ目がハウスメーカーや工務店に依頼するケースです。この場合、基本的に依頼を受けたハウスメーカーや工務店は外部の業者に発注します。そして、この時に上乗せされる費用が仲介手数料です。当然、ウッドデッキ工事に仲介手数料が上乗せされるので、費用が割高になる可能性が高まります。
2つ目のルートはエクステリア業者などのウッドデッキ工事の専門業者に直接依頼するケースです。このケースは、顧客と専門業者が直接やり取りするので、仲介手数料などが発生しません。
つまり、余分な費用がかからないということです。余分な費用がかからないので、1つ目のケースと比べて費用を抑えることができます。
ウッドデッキ工事を依頼するときは、余分な費用をかけないためにも、ハウスメーカーや工務店を介さず、専門業者を探して直接依頼しましょう。
前章では、専門業者に直接依頼すると費用を抑える効果があると説明しました。ここで問題なのが、どうやって専門業者を探せば良いのかということです。
ここからは、専門業者を探すときのポイントをご紹介します。
専門業者を探すとき、必ずチェックしておきたいのがホームページです。なぜなら、エクステリア業者の多くは、ホームページ上で過去の施工実績を掲載しているからです。施工実績の多さは、経験とノウハウにつながります。つまり、信頼性につながります。気になる業者を見つけたときは、必ずホームページをチェックしましょう。
また、施工実績と同時に工事費用を掲載しているケースもあります。この場合、信用度はさらに高まります。完成したウッドデッキと、費用が分かることである程度の費用感も分かるので、施工実績と共に工事費用が掲載されているのかもチェックしておきましょう。
優良な業者は、顧客目線を大切にしています。そのため、ホームページ上には顧客が知りたい情報を掲載している可能性が高くなるのです。優良な業者に依頼することができれば、費用対効果は自然と向上します。
なぜなら、優良な業者は経験とノウハウを積みあげているので、顧客の希望や庭の状況、予算に応じて適切なウッドデッキを提案してくれる可能性があるからです。プロの提案を受けられるのは、ウッドデッキ作成においても大きな魅力となるでしょう。
ウッドデッキは長年使うことが前提なので、メンテナンス工事についても考えておく必要があります。ここで重要になるのが、メンテナンス工事の内容とメンテナンス工事の費用です。ウッドデッキの代表的なメンテナンス工事に、塗装メンテナンスがあります。
とくに、天然木で作られたウッドデッキの場合、紫外線や害虫、カビから守るために塗装メンテナンスが必要です。どの程度の頻度でメンテナンス工事するのかは素材だけでなく設置環境にも左右されます。そのため、メンテナンス工事の頻度と費用、内容については業者と打ち合わせが必要です。
顧客目線に立つ業者であれば、打ち合わせ時に必要なメンテナンス工事の頻度と費用についても明確に説明してくれます。
ウッドデッキを維持していくためにメンテナンスは欠かせません。だからこそ、先々のメンテナンス工事も考慮した上で使用する素材を決めましょう。
家と庭を繋ぐウッドデッキは、家の一部でありながら庭の一部とも言えるスペースです。だからこそ、ウッドデッキ工事は信頼できる業者に依頼しなければいけません。そして、業者選びにおいて重要なのが施工実績とメンテナンスを考慮した提案です。
中には、工事費用を抑えるためにウッドデッキをDIYしようと考える方もいらっしゃるでしょう。実際、DIYすると業者に依頼する場合の半額程度で作ることができます。しかし、土台工事や柱を垂直に立てる技術が必要なのでDIY初心者には難しいのが現実です。そのためDIY経験が少ない方や、自信がない方は専門業者に依頼することをおすすめします。
優良な業者に依頼することができれば、プロの提案を受けられるため、結果的に費用対効果が向上します。ウッドデッキ工事を検討中の方は、まず気になる業者のホームページをチェックして始めましょう。
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「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。
コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。