ウッドデッキの修理費用の相場!DIYか修理業者どちらがおすすめ?

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ウッドデッキの修理費用の相場!DIYか修理業者どちらがおすすめ?

ウッドデッキの修理費用の相場!DIYか修理業者どちらがおすすめ?

庭にウッドデッキを設置すると、おしゃれな雰囲気を演出できるだけでなく、機能性を高めることが可能です。しかし、長年使い続けていると劣化していき、ひび割れやささくれが起こります。

このような場合は、ウッドデッキを修理しなければいけません。修理しないまま放置しておくと、ウッドデッキの寿命が縮まるだけでなく、底が抜けて怪我をする可能性もあるからです。しかし、修理と聞くと費用を心配され、DIYで修理をしようと考える方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、ウッドデッキの修理費用と、DIYと業者依頼のどちらが良いのかについて、詳しく解説していきます。これからウッドデッキの修理を検討している方は、ぜひご一読ください。

ウッドデッキの寿命

ウッドデッキの寿命

ウッドデッキには寿命があります。ただし、寿命は素材によって変わるため、素材ごとの寿命を覚えておくことが大切です。ここでは、代表的な素材といえる天然木と人工木の寿命を見ていきましょう。

天然木の寿命は、約5年から15年程度とされています。一方、人工木の寿命は約20年から25年程度です。人工木は、天然木と比べて劣化に強く、腐食しにくいため寿命が長くなります。

ただし、ウッドデッキの寿命は素材に関係なく、使い方やメンテナンス頻度によって変わるため、不具合を放置しないことが大切です。たとえば、ひび割れやささくれを放置していると、ウッドデッキの寿命が縮まる原因になるので、早めの修理が必要となります。

また、設置場所の状況によっても寿命は変わります。たとえば、日当たりが良すぎる場所や、雨にさらされ続ける場所、湿気が多い場所にウッドデッキがあると、ウッドデッキに負担がかかり寿命が短くなります。そのため、上記の状況にあてはまる場所に設置している場合は、定期的にウッドデッキの状態をチェックしておきましょう。

ウッドデッキの修理が必要な状態とは

ウッドデッキの修理が必要な状態とは

ウッドデッキのひび割れを発見した際、修理するほどではないと自己判断してしまうケースがあります。しかし、自己判断によって修理を見送った結果、ウッドデッキの寿命を縮めてしまうこともあるので、安易な自己判断をしないことが大切です。正しい判断をするためにも、修理が必要な状態を理解しておきましょう。

ここからは、ウッドデッキの修理が必要な状態について詳しく解説していきます。特に、日当たりの良すぎる場所や、雨にさらされやすい部分は劣化しやすいので、定期的にチェックして、症状を確認したら早めに修理してください。

ひび割れの発生

ウッドデッキのひび割れを発見したときは、早めに修理しなければいけません。ひび割れと聞くと、多くの方は板に注目されますが、釘穴周辺にひび割れがあるときも修理が必要です。

ひび割れを放置すると、内部に水分が侵入して腐食していく可能性があります。ひび割れの修理には、パテ埋め、防腐処置、場合によっては板の張り替えが必要です。ひび割れに気付かないまま放置することがないように、定期的に板や釘穴周辺、切断面をチェックしておきましょう。

板が沈む

ウッドデッキの上を歩いているとき、板が沈み込むように感じたときは修理が必要です。歩いているときに沈み込んだ場合は、まず、ひび割れが起こっていないか確認しましょう。

ただし、ひび割れが発見できなかった場合でも、修理しなければいけません。なぜなら、見た目に問題がなくても、板の裏側や内部が傷んでいる可能性があるからです。

板が沈み込むときは何かしらの理由によって、木材の内部に問題が生じて柔らかくなっています。たいていは木の内部が腐敗している可能性があるため、板の交換が必要です。板が沈み込んでいるのに、そのまま放置しておくと、さらに状態が悪くなるので早めに修理しましょう。

板が腐り始める

板が腐り始めている場合も修理が必要です。しかし、板が腐食しているのかを見た目で判断するのは、素人にとって簡単ではありません。このような場合は、次の4つの方法で確認してください。

木に触れてみる

木に触れてみて、雨に濡れた直後でもないのに湿っている場合は、板が腐っている可能性が高いです。また、少し力を入れて押しただけでへこむ場合も、腐っていてそのまま使い続けるのは危険なので、早めの修理が必要です。

マイナスドライバーで突いてみる

木に触れてみても判断がつかない場合は、マイナスドライバーなどの鋭利なもので木を突いてみてください。それほど強い力を入れていないのに、マイナスドライバーが木に刺さってしまった場合は、腐っている可能性が高いと判断できます。

ゴムハンマーで叩く

木の表面で判断が付かない場合は、ゴムハンマーで叩いた際の音がヒントになります。ゴムハンマーで軽く叩いたときに、空洞音が聞こえる場合は、内部が腐っている可能性が高いです。

高圧洗浄の実施

高圧洗浄は、ウッドデッキの汚れを取る際に便利なアイテムです。しかし、高圧洗浄による掃除を実施した際、木片が飛び散って崩れるようであれば、木材が腐って劣化していると判断して良いでしょう。

板が腐り始めているかもしれないと思ったときは、上記の方法でチェックしてください。1つの方法で確信できない場合は、複数の方法を試しておきましょう。

ウッドデッキの修理前に確認すること

ウッドデッキの修理前に確認すること

ウッドデッキの修理を行うときは、補修か木材交換のどちらが必要なのかを判断しなければいけません。このときのポイントが広さです。

たとえば、腐食やひび割れが部分的なものであれば、修理は補修で問題ありません。部分的なひび割れの場合は、木工用パテを埋めて対応しましょう。

しかし、ひび割れの範囲が広い場合は、補修では対応できないので、木材を交換する必要があります。ひび割れを発見したときは、ウッドデッキがどの程度の広さなのかを基準に、補修によって対応するのか、木材を交換するのかを選択しましょう。

ウッドデッキの修理費用の相場

ウッドデッキの修理費用の相場

ウッドデッキの修理が必要になったとき、気になるのが費用です。当然ですが、修理費用は業者に依頼した場合とDIYしたときで変わります。ここでは、業者に依頼した場合の修理費用と、DIYで修理した場合の費用について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

修理業者に依頼した場合の修理費用

修理業者に依頼したときの修理費用相場は、約7万円がボリュームゾーンです。これは、修理後の塗装費も含めた費用になります。なお、内訳は下記の表をご覧ください。

内訳 費用
材料費 約1万円
人件費 約2万円
塗装費 約4万円

上記の費用は、あくまで1つの目安です。修理費用はウッドデッキの状況や設置場所、修理が必要な範囲によって変わるので、目安として覚えておきましょう。

DIYで修理した場合の修理費用

ウッドデッキをDIYで修理した場合、人件費がかかりません。そのため、必要な費用は基本的に材料費になり、約2万5,000円から3万円程度で済みます。

ただし、板を張り替える場合は、サイズに合わせて木材をカットする必要があるため、工具についても考えておかなければいけません。特に、電動ノコギリを使う場合は、購入費用も計算に入れておきましょう。

電動ノコギリの価格は商品によって開きがありますが、相場としては1万円程度です。そのため、工具を購入した場合の費用は約3万5,000円から4万円程度になります。

ウッドデッキ修理のDIY手順

ウッドデッキ修理のDIY手順

ウッドデッキ修理をDIYするのは、それほど難しくありません。しかし、これはある程度作業に慣れている場合です。そのため、以下のDIY手順を見て少しでも不安を感じた方は、無理せず専門の業者に依頼するようにしましょう。

交換する床板を外す

まずは、交換するウッドデッキの床板を外します。このとき、釘やネジも取り外してください。なお、ネジを外すときは、ネジの頭を潰さないように気を付けましょう。

木材をカットする

続いて、新しく取り付ける木材をカットします。カットするときは切断面が斜めにならないように気を付けてください。なお、木材をカットするとき普通のノコギリを使うと、力と時間がかかるので、不安な場合は電動ノコギリを使いましょう。

新しい床板を設置する

続いて、カットした新しい床板を設置していきます。カットした床板を取り付け場所にセットしたら、斜めになっていないかを確認して、釘やネジを打ち込んでいきます。

塗装

新しい床板を設置したら、仕上げに腐食や割れを防止する塗料を塗装していきます。このとき、新しい部分にだけ塗装をすると見栄えが悪くなるので、全体に塗装していきましょう。

塗装は、ウッドデッキを守るうえで大切な工程です。そのため、できるだけ丁寧な作業を心がけてください。

ウッドデッキを長持ちさせるコツ

ウッドデッキを長持ちさせるコツ

ウッドデッキを長持ちさせるには、いくつかのコツがあります。せっかく修理しても、長持ちさせるコツを理解していないと、かえってウッドデッキの寿命を縮めてしまう可能性があります。ここでは、ウッドデッキを長持ちさせるために覚えておきたいコツを、2種類確認しておきましょう。

日頃からの清掃

ウッドデッキを長持ちさせるには、日頃からの清掃を徹底することがコツです。ウッドデッキは屋外に設置されているので、砂やゴミが溜まって汚れていきます。ゴミが付着したままだと、ウッドデッキに負担がかかるので、日頃からの清掃が大切になります。

また、水はけが悪いとカビが発生することもあるので、注意しなければいけません。きれいな状態を維持していくためにも、日頃からほうきを使って表面の砂やゴミを掃いておきましょう。

なお、目立つ汚れがあるときは、デッキブラシで水洗いしてください。それでも汚れが取れない場合は、高圧洗浄を使用したり、サンドペーパーで表面を研磨したりして対応しましょう。

定期的な塗装の実施

ウッドデッキを長持ちさせるうえで、絶対に欠かせないメンテナンスが定期的な塗装です。特に天然木のウッドデッキは傷みやすいので、1年に1度程度の頻度でメンテナンスしましょう。ただし、人工木の場合は3年に1度程度の頻度で問題ありません。

なお、メンテナンスに使用する塗料は浸透タイプと造膜タイプがあり、浸透タイプの塗料は木材の内部に浸透して腐敗を防ぐ効果があります。一方の造膜タイプの塗料は、木材の表面を保護できるのが特徴です。

ウッドデッキにひび割れがある場合は、浸透タイプの塗料を使い、ウッドデッキの色が変化している場合は、造膜タイプの塗料を使うと良いでしょう。また、塗料には水性と油性の2種類がありますが、ウッドデッキを長持ちさせたいのであれば、耐久性に優れた油性塗料を選ぶようにしてください。

ウッドデッキの修理はDIYか修理業者どちらがおすすめ?

ウッドデッキの修理はDIYか修理業者どちらがおすすめ?

DIYに慣れていない方の場合、ウッドデッキの修理は業者への依頼がおすすめです。DIYすれば費用を抑えられますが、それほど大きく変わるわけではありません。

特に、工具を購入する場合は、費用の差は3万円程度です。しかも、失敗してしまうと費用の差はさらに小さくなってしまいます。

一方で、業者に依頼すると相応の費用はかかりますが、失敗することがほぼありません。また、仕上がりもDIYとは比べ物にならないほど高品質です。

特に、作業に慣れていない方がDIYで塗装をすると、塗りムラができてしまい、見た目の印象が悪くなることが多いです。その結果、最初からプロに依頼すれば良かったと後悔する方も少なくありません。このような事態を避けるためにも、作業に慣れていない方や自信がない方は、修理を業者に依頼した方が無難だといえるでしょう。

まとめ

今回は、ウッドデッキの修理費用の相場や、修理が必要な状態の見極め方、長持ちさせるコツなどについて、詳しく確認してきました。ウッドデッキにひび割れやささくれを発見した場合は、早めの修理が必要です。また、ウッドデッキを歩いているときに沈み込んだ場合も、板が腐敗している可能性があるので、早めに修理しなければいけません。

ウッドデッキ修理を業者に頼んだ場合、修理費用の相場は約7万円がボリュームゾーンです。DIYすると費用を節約できますが、工具を買った場合は4万円近くかかるケースも多いので、金額差はそれほど大きくありません。ウッドデッキ修理をDIYで行うと、費用をかけても十分な仕上がりにならないこともあります。そのため、自分で修理するのが不安な方は、業者に依頼することをおすすめします。

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