コンクリートで外構工事をする時の費用相場を徹底解説

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コンクリートで外構工事をする時の費用相場を徹底解説

コンクリートで外構工事をする時の費用相場を徹底解説

駐車場や玄関アプローチ、庭など幅広い場所に施工されるコンクリート舗装は、外構工事の中でも人気が高い工事です。しかし、費用がいくらかかるのかを不安に感じている方は少なくありません。

今回は、コンクリートで外構工事をする時の費用相場を徹底解説します。本記事を読むと、コンクリートの基礎知識と費用相場、メリット・デメリットの他にも、コンクリート工事の注意点とおしゃれに使う方法が分かります。コンクリートの外構工事をご検討中の方は、ぜひ、ご一読ください。

外構工事におけるコンクリートの基礎知識

外構工事におけるコンクリートの基礎知識

コンクリートは外構工事でよく使われ、多くの方に知られている素材です。しかし、存在は知っていてもコンクリートの特徴や使用される場所、セメントやアスファルトとの違いを明確に説明できる方は多くありません。

そこで、まずはコンクリートの基礎知識について詳しく解説していきます。コンクリートの基礎知識を知っておくことで、外構工事における判断材料が増えることになるので、理解を深めていきましょう。

外構工事におけるコンクリートの特徴

外構工事におけるコンクリートの特徴は、次の3つです。

  • ・強度が高い
  • ・圧縮に強い
  • ・手入れが簡単

コンクリートの代表的な特徴は、強度が高く圧縮に強いことです。そのため、外構工事の中でも、駐車場の舗装として多く使用されています。

それに加えて、耐用年数の長さも特徴の1つです。コンクリートの耐用年数は約15年とされていて、施工状態によっては30年持つことも珍しくありません。そのため、コンクリート工事で駐車場を作れば、長期間にわたって使用できる環境を整えられます。

また、コンクリートは雑草対策になるので、掃除もしやすくなります。そのため、手入れが簡単になる点も特徴的です。耐久性が高く劣化にも強いので、手間とコストをかけずに維持できるのがコンクリートの特徴だといえるでしょう。

外構工事でコンクリートが使用される代表的な場所

コンクリートは、さまざまな場所の外構工事で使用されています。代表的な場所として知られているのは、駐車場や玄関アプローチです。

しかし、それ以外の場所にもコンクリートは多く使用されています。たとえば、犬走りやサービスヤード、庭に使われることも珍しくありません。

特に、雑草対策として、庭にコンクリート工事を実施する方は多くいらっしゃいます。雑草が生えないことで、虫の発生を抑える効果があり、快適な空間を作れるからです。ご自身の状況や希望に応じて、施工場所を考えていきましょう。

コンクリートと似た素材

コンクリートと似た素材に、セメントとアスファルトがありますが、それぞれの違いをご存知でしょうか。ここからは、コンクリートとセメント・アスファルトの違いについて見ていきましょう。

セメントは、コンクリートの原料になるもので、石灰石などを焼成して粉砕したものです。セメントに砂と砂利と水を加えたものがコンクリートになります。似た素材としてモルタルがありますが、こちらはセメントに水と砂を合わせて作ります。

一方、アスファルトは砂利と砂と瀝青材料によって作られます。コンクリートは固まるまでに時間がかかる一方で、アスファルトは数時間程度である程度固まり、車両の通行が可能です。

また、コンクリートは水を通さないのに対して、アスファルトは撥水性があります。コンクリートとアスファルトは、費用面でも違いがあり、外構工事における施工費用は、基本的にアスファルトの方が安くなります。

費用面で考えると、駐車場をアスファルトにしようと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、コンクリートとアスファルトには見た目と耐久性の部分で違いがあるので、費用だけで決めるのは避けた方がいいでしょう。

コンクリートは、衝撃や重さによるひび割れが少ない一方で、アスファルトはひび割れやへこみができやすい特徴があります。そのため、長い目で見た時には、コンクリートの方が駐車場などの外構に適した素材といえるでしょう。

外構工事におけるコンクリートのメリット・デメリット

外構工事におけるコンクリートのメリット・デメリット

ここからは、外構工事におけるコンクリートのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。コンクリートの外構工事を成功させるためには、メリットだけでなくデメリットについて知っておくことも大切です。外構工事をしてから後悔しないためにも、メリットとデメリットのそれぞれを理解しておきましょう。

外構工事におけるコンクリートのメリット

外構工事における代表的なコンクリートのメリットは、次の5つです。

  • ・耐久性が高い
  • ・水はけがよい
  • ・掃除が簡単
  • ・雑草対策
  • ・バリアフリー効果

コンクリートの大きなメリットが耐久性の高さです。耐用年数は約15年とされているので、一度施工すると長く使い続けられます。

また、傾斜をつけることで、水はけがよくなる点もメリットです。水はけがよくなると、雨の日でも水たまりができにくくなり、水撥ねや泥撥ねの心配がなくなります。そのため、駐車場をコンクリートにすると、雨が降っても靴や車が汚れにくい環境を作れます。

さらに、掃除が簡単なこともメリットです。コンクリートを敷くと土が露出しないので、ほとんど雑草が生えません。

除草作業などによって雑草対策をする場合は継続が必要ですが、コンクリート工事をすれば、雑草対策に手間と時間をかける必要がなくなります。雑草対策に頭を悩ませている方にとっては、大きなメリットといえるでしょう。

他にも、コンクリートにするとベビーカーや車いすでの移動が楽になることもメリットです。ご家族にご年配の方がいらっしゃる場合は、コンクリートにすることでバリアフリー効果が期待できるのは、見逃せないメリットといえるでしょう。

外構工事におけるコンクリートのデメリット

外構工事におけるコンクリートの代表的なデメリットは、次の2つです。

  • ・照り返し
  • ・ひび割れリスク

1つ目のコンクリートのデメリットが、照り返しの強さです。また、夏場になると熱を吸収して表面が熱くなるので、素足で歩くと火傷する恐れもあります。そのため、小さなお子様がいる場合は注意が必要です。

また、施工場所によっては室内に影響を与えることもあります。そのため、施工場所を決めるときは、室内に与える影響についても考慮しておかなければいけません。

対策方法として、コンクリートに水を撒くのが効果的です。水を撒くと、コンクリートの表面温度が大きく下がるので、過ごしやすい環境を作れます。

そのため、コンクリートの外構工事をする際、併せて自動散水スプリンクラーを設置する方も珍しくありません。ただし、設置費用として約35万円程度かかるので、ある程度の予算が必要になります。

2つ目のコンクリートのデメリットが、ひび割れリスクです。ひび割れと聞くと、外構工事に不備があることが原因で起こると思う方も多いでしょう。しかし、現在の技術では、コンクリートのひび割れリスクをゼロにすることはできません。

ただし、適切な施工方法によって、ひび割れリスクを下げることはできます。信頼できる施工業者に依頼して、ひび割れリスクを軽減させましょう。

外構工事でコンクリートを使用するときの費用相場

外構工事でコンクリートを使用するときの費用相場

外構工事におけるコンクリートのメリットとデメリットが分かったところで、次は費用相場について見ていきましょう。コンクリート施工の費用相場を理解する時に大切になるのが1平米(㎡)あたりの費用相場と工程別の費用相場です。ここからは、1㎡あたりの費用相場と工程別の費用相場について、詳しく解説していきます。

1平米(㎡)あたりの費用相場

コンクリートを使った外構工事の費用相場は、1㎡あたり約8,000円から13,000円です。この費用相場に当てはめて考えると、1台分の車を駐車する17㎡の駐車場を作った場合、約13万6,000円から22万1,000円程度の費用がかかります。

ただし、施工面積が広くなれば1㎡あたりの費用が安くなるケースがあることは覚えておきましょう。逆に、施工面積が狭くなれば、1㎡あたりの費用が高くなることがあります。

将来、リフォームで駐車場を拡げる予定がある場合は、まとめて工事をして1㎡あたりの費用を下げられる可能性があります。気になる方は業者に相談しましょう。

工程別の費用内訳

ここからは、工程別の費用内訳について詳しく解説していきます。工程別の費用内訳が理解できると、見積もりに記載されている費用が適切なものかどうかが分かるようになるので、覚えておいて損はありません。

まずは、コンクリート工事の工程を見ていきましょう。

鋤取り作業

鋤取り作業とは、コンクリートを敷き詰めるために土を取り除く作業のことです。一般的には重機を使用して行われます。

残土処理

鋤取り作業によって出た土を搬出する作業です。

土間下砕石敷き

鋤取り作業で土を取り除いたら、砕石の敷き詰め作業を行います。砕石とは、大きな岩石を粉砕機で砕いたもので、角張った部分がかみ合うことで、安定した地盤を作れます。

転圧

砕石を敷き詰めたら、次は転圧作業です。転圧機と呼ばれる機械で圧力を加え、地中の空気を押し出していきます。空気を押し出すことで、密度が増して強度が高まります。

型枠とワイヤーメッシュの設置

転圧作業が終われば、コンクリートを流し込むための型枠を設置して、ワイヤーメッシュを設置します。ワイヤーメッシュ設置は、ひび割れリスクを抑えるだけでなく、強度を高めるうえでも重要になるので、完成を左右する重要な工程です。

コンクリート打設

型枠とワイヤーメッシュを設置したら、コンクリートを流し込んでいきます。

カッター目地

コンクリートは気温の変化によって膨張と収縮を繰り返す性質があります。この性質によってひび割れが起こるので、一定間隔で目地を設けることで対応します。基本的には、長さが約5mを超えるとひび割れが発生しやすくなるので、5m間隔で目地を入れる必要があります。

続いて、工程別の費用相場を見ていきましょう。

作業内容 費用相場(1㎡あたり)
鋤取り作業 約500~1,000円程度
残土処理 約1,000~2,000円程度
土間下砕石敷き 約1,000~3,000円程度
転圧作業 約800~1,000円程度
型枠設置 約300~500円程度
ワイヤーメッシュ設置 約600~1,000円程度
コンクリート打設 約1,300~2,500円程度
カッター目地 約500~700円程度

ただし、ある程度状況によって左右される工程もあるので、上記の費用の内訳はあくまで目安として覚えておきましょう。特に鋤取り作業の費用は、重機が使用できないと高くなるので注意が必要です。気になる場合は業者に確認しておきましょう。

施工費用が安過ぎる業者の中には、砕石やワイヤーメッシュを減らすことで平米単価を抑えている場合があります。しかし、砕石やワイヤーメッシュが少ないと安全な強度を保つことができません。そのため、費用で気になる点があった場合は、砕石とワイヤーメッシュの量が適切なのかを確認するようにしましょう。

外構工事でコンクリートをおしゃれに使う方法

外構工事でコンクリートをおしゃれに使う方法

コンクリートに対して「無機質な素材」という印象を持つ方も多いですが、外構工事でコンクリートをおしゃれに使う方法は少なくありません。ここからは、コンクリートを使ったワンランク上の外構工事を可能にする、おしゃれな施工方法について詳しく解説していきます。

コンクリートが固まる前に色や模様を入れる

コンクリートには、あまり知られていない特徴があります。それが、固まると加工が難しくなる一方で、固まる前であれば色や形、模様などを自由自在に変更できることです。

生コンクリートにコンクリート着色顔料を混ぜると、簡単に着色できます。混ぜる着色顔料の量を調整すると色の変化が楽しめるので、デザイン性を追求することが可能です。

中には、固まる前のコンクリートに、敢えて子どもの手形や足跡を付ける方もいらっしゃいます。コンクリートは、デザイン性にこだわるのが難しい素材だと考えている方がいらっしゃいますが、色付けしたり模様を付けたりすることで、おしゃれなデザインを追求できることは覚えておきましょう。

コンクリートの溝を活かす

ひび割れリスクを軽減するために、コンクリートには伸縮目地が設けられています。実は、この伸縮目地を活用することで、おしゃれなデザインにすることが可能です。伸縮目地は溝状になっているのですが、この溝部分に芝生やレンガ、タイルをあしらうことで、全体の印象をおしゃれにできます。

なお、溝部分に芝生を利用する場合は、人工芝がおすすめです。人工芝を利用すると、手入れの手間が省けるうえに冬枯れのリスクがなくなります。目地の活用で外構のデザイン性を高めることができるので、おしゃれな外構・エクステリアを目指す方は、溝の活用方法を考えておきましょう。

コンクリート工事の注意点

コンクリート工事の注意点

コンクリート工事には、覚えておきたい注意点があります。それが費用の安さだけで業者を選ばないことと、撤去費用がかかることです。

どちらも知らないことで損をしたり、後悔に繋がったりすることがあるので、十分に注意が必要です。ここからは、それぞれの注意点について詳しく解説していきます。

費用の安さだけで業者を選ばない

物と同じで、外構工事にも適正な価格が存在します。そのため、あまりにも安い費用を提示している業者には注意しなければいけません。

適正価格を無視した金額には、理由があります。その1つが、手抜き工事です。

通常、コンクリートは10cm程度の厚みが必要とされています。しかし、どれくらいの厚みがあるのかは、外から判断することができません。

そのため、厚みを減らすことで低価格を実現している業者も存在するのです。しかし、コンクリートの厚みが足りなければ、強度と耐久性を保つことができません。

また、必要な工程が見積もりに入っていないケースもあります。この場合は、追加費用を請求される可能性があるので、注意が必要です。

このような事態を防ぐには、複数社から見積もりを貰うことが大切になります。複数社の見積もりを比較して、必要な工事が漏れていないかを確認しておきましょう。

舗装を変更する時は撤去費用がかかる

コンクリートの外構工事を実施する前には、舗装変更時に撤去費用がかかることも覚えておく必要があります。コンクリート舗装を別の舗装に変更するときは、コンクリートを撤去しなければいけません。そのため、簡単にリフォームできないことは覚えておきましょう。

また、撤去費用だけでなくコンクリートの処分費用も必要です。コンクリート舗装をリフォームするときは、費用が膨らむことになるので、撤去する可能性についても考えてから、工事実施の判断をしましょう。

まとめ

強度と耐久性が高いコンクリートは、駐車場や玄関アプローチ、庭などの外構工事に多く使用されます。そんなコンクリート工事の費用は、施工面積によって大きく変わるので、費用相場は1㎡あたりの単価を覚えておくことが大切です。

もちろん、施工場所や、状況によって単価が変わります。一般的な単価相場としては1㎡あたり約8,000円から13,000円程度です。

また、施工費用は外構・エクステリア工事において重要な要素になります。ただし、施工費用だけで業者を選ぶことは避けなければいけません。なぜなら、相場よりも安過ぎる価格を提示する業者に依頼すると、手抜き工事や追加費用を請求されるリスクがあるからです。

基本的に、コンクリートは長年使用することが前提になります。だからこそ、信頼できる業者への依頼が重要になるのです。コンクリート工事を依頼するときは、信頼できる業者への依頼を目指しましょう。

千葉で外構に関するお悩みがある方は、当社「ZOUS(ゾウズ)」までお気軽にご相談ください。「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。

コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。「見るお庭から過ごせるお庭へ」外構施工はZOUSにお任せください。

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