インターロッキングの施工方法を費用や施工例とともに解説

ブログ

インターロッキングの施工方法を費用や施工例とともに解説

インターロッキングの施工方法を費用や施工例とともに解説 外構・エクステリアをおしゃれにしたいけれど、どこから手を付ければいいのか分からない。そんな悩みを抱えている方は少なくありません。そんな時、おすすめしたいのがインターロッキングです。インターロッキングとは、インターロッキングブロックをかみ合わせる舗装方法で、玄関アプローチや駐車場などに多く使用されています。

インターロッキングの魅力はデザイン自由度の高さです。そのため、おしゃれな外構・エクステリアにおいて欠かせないアイテムです。ただし、インターロッキング施工は職人の技術が重要なので、依頼する業者は慎重に選ばなければいけません。

今回は、インターロッキングの施工方法を費用や施工例と共に詳しく解説していきます。本記事を読むと、インターロッキングの施工方法と費用だけでなく、インターロッキングの基礎知識とメリット・デメリット、費用相場と施工例が分かるので、おしゃれな外構・エクステリアを目指している方は参考にしてください。

インターロッキングとは

インターロッキングとは

おしゃれな外構・エクステリアに、インターロッキングが役立つことは知られていても、その施工方法については、あまり知られていません。なぜなら、インターロッキングという言葉や、舗装のイメージは分かっているけれど、特徴や種類はあまり知られていないからです。

ただし、インターロッキングを外構に取り入れる場合は、基礎的な知識を押さえておくことも大切になります。なぜなら、知っておくことで選択肢の幅が広がるからです。まずは、インターロッキングの特徴と種類について見ていきましょう。

インターロッキングの特徴

インターロッキングは1950年代にドイツで発明されました。最初は、公共の場の舗装に使用されていたのですが、デザイン性の高さが評価され、戸建て住宅の玄関アプローチや駐車場などにも使用されるようになったのです。

インターロッキングは「かみ合わせる」という意味で、名前の通りインターロッキングブロックをかみ合わせていく施工方法のことです。モルタルでブロックを接着するのではなく、かみ合わせて施工していくので水はけがよくなります。また、さまざまな色やサイズのブロックを組み合わせていくことでデザイン性を高めていけるのも大きな特徴です。

インターロッキングの種類

インターロッキングには、さまざまな種類が存在します。ここからは、インターロッキングの代表的な種類を詳しく見ていきましょう。インターロッキングの代表的な種類は以下の5つです。

  • ・保水タイプ
  • ・透水タイプ
  • ・遮熱透水タイプ
  • ・緑化タイプ
  • ・視覚障がい者誘導タイプ

ここからは、それぞれの特徴について詳しく解説していきます。

保水タイプ

最初にご紹介するのが、保水タイプです。このタイプの特徴は冷却効果の高さにあります。保水タイプのインターロッキングブロックは、土壌に近い保水性能があり、冷却効果の高さが特徴です。そのため、打ち水をすると路面の温度を下げることができます。

透水タイプ

続いてご紹介するのが透水タイプです。透水タイプの特徴は水を地中に浸透させやすいことにあります。透水タイプのインターロッキングブロックは、水を通しやすいので浸水リスクを下げることが可能です。また、水を浸透させやすいので、庭の樹木や花壇の花が育ちやすい環境を作ることができます。

遮熱透水タイプ

遮熱透水タイプは、透水タイプの特徴に加えて太陽の紫外線を反射することが特徴です。赤外線を反射するので、熱の吸収を防ぎ表面温度の上昇を抑えることができます。夏でも過ごしやすい環境を作ることができるのが特徴です。

緑化タイプ

芝生などの植物を隙間に入れた舗装用のブロックが緑化タイプです。緑化タイプのブロックを選択すると、夏の暑さを軽減できるうえに照り返しを少なくできます。また、緑を増やすことで快適な生活環境の形成が可能なうえに、水たまりができにくくなるので雨が降っても快適な環境を作ることが可能です。

さらに、ヒートアイランド現象の緩和にも役立つので、自治体によっては助成金が用意されているケースがあります。気になる方は自治体に問い合わせてみましょう。

視覚障がい者誘導タイプ

インターロッキングブロックには、視覚障がい者誘導タイプも存在します。線状の突起で移動方向を表すブロックと、格子状に並んだ突起によって注意喚起や警告を知らせる点状ブロックの二種類を使用することで安全性を高めることが可能です。

インターロッキングブロックのサイズ

インターロッキングの基本的なサイズは、長さ200mm、幅100mm、厚さ60mmになります。ただし、基本的なサイズ以外にもさまざまなサイズが存在しているので、状況に応じて選択することが可能です。

なお、設置場所によってはブロックの厚みが重要になります。歩道など人の移動だけに使用される場所をインターロッキングするときは、ブロックの厚みは60mmで問題ありません。しかし、駐車場などで使用する場合は車の重量に耐えられるものでなければいけないので80mmの厚みが必要とされています。

インターロッキングのメリットとデメリット

インターロッキングのメリットとデメリット

インターロッキングという言葉を知っていても、施工方法や特徴を正確に理解している人は多くありません。しかし、舗装は簡単に変更することができないので、疑問を残したまま決めることは避けましょう。

特に、メリットとデメリットは重要になります。なぜなら、メリットとデメリットを理解することで、冷静な判断が可能になるからです。ここからは、インターロッキングのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

インターロッキングのメリット

インターロッキングのメリットには、以下のものがあります。

デザインの幅が広がる

インターロッキングブロックには、さまざまな種類やサイズがあるので、デザイン性を高めることが可能です。当然、複数の色を組み合わせてデザインすることもできるので、理想のデザインを追求することができます。

透水性が高く雨の日でも歩きやすい

インターロッキングは透水性が高く、水たまりができるのを防止できます。そのため、浸水リスクを下げることができるのです。また、水たまりができにくいので、滑って転倒するリスクを下げられるのもメリットになります。

振動や地面の変化に強くひび割れしにくい

インターロッキングは、ブロックをかみ合わせているので、荷重を分散させることができます。しかも、コンクリートと比較すると柔軟性が高く柔らかさを保つことが可能です。そのため、歩き心地がよくなります。歩き心地の良さも大きなメリットです。

雑草が生えにくいため除去する手間がかからない

ブロックを敷き詰めることで、土の露出部分を減らすことができます。そのため、雑草対策になるのもメリットです。ただし、まったく生えないというわけではありません。インターロッキングは、ブロックとブロックの隙間に土を入れるので、そこから雑草が生えてくることがあります。しかし、土が露出した状態と比べると、その量は圧倒的に少なくなります。雑草対策に頭を悩ませている方には、大きなメリットになるでしょう。

破損しても部分的に補修ができる

インターロッキングも、長年使用しているとブロックの塗装が剥がれたり破損することがあります。このような場合、補修作業が必要です。舗装の補修工事と聞くと、大掛かりなものをイメージされるかもしれません。しかし、インターロッキングの場合は、ブロックを取り換えるだけなので、補修作業が簡単なうえに費用を抑えることが可能です。これも、大きなメリットになります。

インターロッキングのデメリット

続いて、インターロッキングのデメリットを見ていきましょう。

初期費用の高さと施工期間の長さ

インターロッキングのデメリットとして、最も知られているのが初期費用の高さと施工期間の長さです。インターロッキング施工は職人の手作業によって進められます。ブロックをかみ合わせていくといっても、簡単な作業ではありません。むしろ、熟練した技術が求められます。そのため、初期費用が高くなるのです。また、手作業で進めていくので、施工期間も長くかかります。

ブロックが安定しないと凸凹になる

インターロッキング施工は、下地の上にブロックを敷きながら行います。ここで重要になるのが下地の仕上がりです。充分な下地作りができていないと、使用してから数年でブロックが凸凹になる可能性があります。

仕上がった時は、問題がなくても数年後に凸凹になる可能性があるので注意しなければいけません。このような事態を防ぐためには、経験とノウハウを積み上げた業者への依頼が重要です。

業者選びが難しい

インターロッキングの仕上がりは、職人の技術に左右されるので業者選びが重要になります。しかし、信頼できる業者を探すのは簡単ではありません。業者選びを間違えてしまうと、仕上がりに満足できないどころか、後悔する可能性もあるので慎重な判断が求められることもデメリットの1つです。

インターロッキングの施工方法

インターロッキングの施工方法

それでは、インターロッキングの施工方法を見ていきましょう。なお、施工の流れは以下のようになります。

  • ・整地
  • ・転圧
  • ・砂入れ
  • ・ブロックを敷く
  • ・目地を砂で埋める

ここからは、インターロッキングの施工方法を流れに沿って詳しく解説していきます。

整地

インターロッキング施工の最初のステップが整地です。まずは、インターロッキングと周りの高さが合うように、ブロックの厚みと、下地となる砕石を敷き詰める分だけ地面を掘り返します。ある程度の広さがあれば、重機を使って掘り進めることが可能です。しかし、戸建て住宅の場合は手作業が中心になります。

転圧

続いての施工方法が転圧です。地面を必要な深さまで掘り返したら、砕石と呼ばれる大きな岩を砕いたものを敷き詰めていきます。しかし、砕石を敷き詰めるだけでは、強度が足りないので、転圧機などで上から圧力を加えることで地面の強度を均一にします。

砕石を転圧すると、地面の強度が均一に高まり、車などの重量物が乗っても大丈夫な強度に高めていくことができます。逆に、転圧ができていないとインターロッキングが歪んだり、ブロックが浮いて凸凹になったりする危険があるので大切な工程です。

砂入れ

砕石を固めたら、その上に浸水性の高い目の細かな砂を敷いていきます。施工面積すべてに砂を敷く必要があるので、数トン単位の砂が必要です。

砂を敷いたら、レーキと呼ばれる道具で砂を平坦にしていきます。なお、砂が乾く前に平坦に仕上げる必要があるので、作業の丁寧さはもちろん、スピードも求められる作業です。

ブロックを敷く

砂を平たんに敷き詰めれば下地が完成です。ここからは、ブロックを敷いていく作業になります。

複数色を使用して模様を作る場合は、途中で全体のデザインを確認しながら作業を進めていくので、定期的なチェックが欠かせません。なお、曲線や隙間を作る場合は、ブロックを加工しながらの作業になります。すべてのブロックを敷き終えたら、ブロックに転圧をかけて表面の高さを揃える作業も必要です。

目地を砂で埋めていく

ブロックを並べて転圧しても、このままではブロックが移動したり沈下したりする恐れがあります。そのため、目地を砂で埋めていかなければいけません。まずは、施工面積全体に砂をまき、ほうきやデッキブラシを使って砂をならしていきます。その後、表面に残った砂を取り除き、さらに強度を高めるために弱い転圧をかけて固定します。

駐車場をインターロッキングにする場合は、車の乗り入れに耐えられるだけの強度が必要なので、念入りな転圧が必要です。長く使い続けていくうえでも大切な作業なので下地作りと同様、重要な工程になります。

インターロッキングの施工費用相場

インターロッキングの施工費用相場

前章では、インターロッキングの施工方法を詳しく解説してきました。工程の多さや、手作業が基本になることが分かった人の中には、費用を心配される方もいらっしゃるでしょう。そこで、ここからはインターロッキングの施工費用相場について詳しく見ていきましょう。

インターロッキングの施工費用は材料費と施工費用の合計によって算出されます。スタンダードなインターロッキングブロックを使用した場合は、1ブロックの価格は140円程度です。これに施工費用を合わせると1㎡あたり約8,000円から1万円になります。ただし、施工する場所や状況によって費用が変わるので、ここでの相場はあくまでも1つの目安として覚えてください。

なお、駐車場をインターロッキングにする場合は注意が必要です。駐車場は、車の重さに耐えられるだけの強度が必要になります。そのため、その他の場所で使用するブロックよりも厚みが必要になるのです。厚みが増せば、ブロックの価格が高くなることは覚えておきましょう。なお、駐車場の施工費用相場は1㎡あたり約10,000円から13,000円が目安です。インターロキングの施工費用は、業者によって差があるので複数の業者から見積もりを貰って検討することも大切になります。

インターロッキング施工の注意点

インターロッキング施工の注意点

インターロッキング施工を実施する時は、いくつか注意しなければいけないことがあります。それが、雑草対策と業者選びです。どちらも、インターロキングを長く綺麗に使い続けていく上で重要なポイントなので、インターロッキングをご検討中の方は施工前に確認しておきましょう。

雑草対策

インターロッキングのメリットは雑草が生えにくいことにあります。ただし、雑草が生えなくなるわけではありません。目地の砂から雑草が生えてくることがあるので対策は必要です。インターロッキングを綺麗に長く使い続けていくにも、雑草を見つけたときに早めに対応しましょう。

この時、注意したいのが雑草の抜き方です。雑草を抜くと、目地の砂まで一緒に抜けてしまうことがあります。この状態で放置しておくと、ブロックが動きやすくなるので、雑草と一緒に目地の砂が抜けたときは、穴を詰めることも重要です。なお、雑草を抜くのではなくカットするように取ると、砂が一緒に抜けるのを防ぐことができます。

関連記事:庭の雑草対策をおしゃれにする方法!DIYで対策は可能?

業者選びは慎重に行う

インターロッキング施工は、業者の技術力が重要になります。ブロックをかみ合わせていくと聞くと、簡単な作業に思われるかもしれません。しかし、ブロックが動かないようにしっかりとかみ合わせていくには、長年の経験とノウハウが求められます。そのため、業者選びは慎重に行わなければいけません。

では、業者選びのポイントはどこにあるのでしょう?それが、施工実績と提案力です。外構・エクステリア業者の多くは、ホームページに施工実績を掲載しているので、気になる業者を見つけたら必ずホームページを確認して施工実績を確認しましょう。

また、提案力も重要なポイントです。インターロッキングのメリットはデザイン自由度の高さにあります。提案力がある業者に依頼すれば、予算や希望を踏まえた工事プランの提案を受けることが可能です。

もちろん、目指す外構・エクステリアに合わせたデザインの提案を受けられることもあるので、おしゃれな外構・エクステリアを目指す方にとって、心強い味方になるでしょう。

インターロッキングの施工事例

ここからは、インターロッキングの施工事例を見ていきましょう。
弊社(株式会社ZOUS)での施工事例となります。

千葉県千葉市のレンガ敷

洋風の家と門まわりに合わせ玄関アプローチの舗装をインターロッキング施工しました。インターロッキングにすることで、外構全体に統一感を持たせて、ヨーロッパを思わせる素敵な仕上がりになっています。

インターロッキングは植栽との相性がいいので、植栽がある庭の舗装に取り入れて、温かみのあるナチュラルテイストな外構を目指すことが可能です。温かみのある外構・エクステリアを希望される方はインターロッキングを取り入れるのも1つの選択肢になります。

なお、こちらの施工事例の詳細についてさらに知りたい方は下記のページよりご覧ください。
https://zous-exterior.com/works/elegant-natural/

まとめ

インターロッキングの施工方法は、下地作りとブロック敷き、仕上げの工程に分けることができます。どの工程も、基本的に手作業で進めていくので、他の舗装と比較すると施工期間が長く、費用が高くなるのがデメリットです。

しかし、インターロッキングはさまざまな色やサイズのブロックを使用して施工するので、デザイン性を高めることができます。そのため、おしゃれな外構・エクステリアにおいて重要な役割を果たすのです。

ただし、依頼する業者選びは慎重に判断しなければいけません。なぜなら、インターロッキングは職人の技術が非常に重要になるからです。後悔しないインターロッキングに仕上げるためにも、信頼できる業者への依頼を心がけましょう。

千葉で外構・エクステリア工事を検討されている場合は株式会社ZOUSへご相談ください。
株式会社ZOUSは、「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。

コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。

「見るお庭から過ごせるお庭へ」外構施工はZOUSにお任せください。

お問い合わせはこちらから

CONTACTお問い合わせ

お問い合わせフォーム
千葉の外構・エクステリア工事を行うZOUSへのcontact 千葉の外構・エクステリア工事を行うZOUSへのrequest 千葉の外構・エクステリア工事を行うZOUSへのrequest
pageTop