ナチュラルガーデンとは？おしゃれな施工事例とともに解説
「庭をおしゃれにしたいけれど、何から始めらたらいいのか分からない」
「庭にもう少し彩りを持たせたい」
「多くの費用をかけずに、今よりも庭をおしゃれにしたい」
このような悩みがある方は、ナチュラルガーデンを目指してみるのも1つの方法です。ナチュラルガーデンには、洋風や和風といったスタイルにこだわるような難しい知識は必要ありません。そのため、初心者でも簡単に作れる点が大きな魅力です。
今回は、初心者でも簡単にトライできるナチュラルガーデンについて、詳しく解説していきます。本記事を読むと、ナチュラルガーデンの基礎知識と魅力、おしゃれなナチュラルガーデンの作り方が分かります。ナチュラルガーデンに興味がある方はもちろん、今よりも庭をおしゃれにしたいと考えている方は、ぜひご一読ください。
目次
まずは、ナチュラルガーデンの特徴や、イングリッシュガーデンとの違いについて確認し、ナチュラルガーデンの魅力を理解していきましょう。
ナチュラルガーデンとは、自然のままの庭づくりのことです。植物の魅力を引き出すことで、庭をおしゃれに演出します。ナチュラルガーデンでは、庭の環境に合わせた植物を取り入れて、なるべく手を加えずに自然な状態にしておきます。
そのため、厳密なルールはありません。ルールがあるとすれば、極力人間の手を加えず、自然に任せた庭づくりをするということです。
イングリッシュガーデンとは、自然の景観を大切にした庭づくりのことで、名前の通りイギリスから広まりました。ナチュラルガーデンもイングリッシュガーデンも、庭に自然の魅力を取り入れるという部分では共通しています。
そのため、2つの違いを気にされる方もいらっしゃいますが、厳密な違いが定義されているわけではありません。しかし、あえて違いをつけるとすれば、より自由度が高いのがナチュラルガーデンだといえるでしょう。
イングリッシュガーデンにはよく、2mを超えるような植物が設置されています。2mを超えるような植物を設置するには、それだけの広さが必要ですが、一般的な広さの庭に2mを超える植物を設置するのは現実的ではありません。その点、ナチュラルガーデンは庭のサイズや地域の気候や特徴を活かし、自由な発想で庭づくりを楽しめます。
ナチュラルガーデンは、自然を活かした自由な発想で庭づくりを楽しめます。その一方で、満足度の高いナチュラルガーデンを作るためには、3つの要素を覚えておくことが大切です。ここからは、ナチュラルガーデンを作るうえで重要になる3つの要素について、1つずつ詳しく解説していきます。
ナチュラルガーデンを作るときは、まず理想の庭をイメージしておくことが大切です。理想の庭がイメージできていると、今目の前にある庭に何が足りないのかが分かります。また、理想の庭に近づくために取り入れたい植物が見えてくるのもメリットです。
理想の庭がイメージできていないと、どこを目指しているのかが分からなくなります。これでは、庭をおしゃれにすることはできません。まずは、理想の庭をイメージして、その像に近づけていくことから始めましょう。
イメージするのが難しいときは、インターネットで検索するのも1つの方法です。インターネット検索すれば、既にナチュラルガーデンを楽しんでいる人たちの、おしゃれな庭の画像をたくさん確認できます。ネットの画像を参考にして、自分の中の理想イメージを具体的にしていきましょう。
ナチュラルガーデンを作るときは、レイアウトをシンプルにすることも大切です。ナチュラルガーデンは、自然の魅力を取り入れて庭をおしゃれにしていきます。
そのため、装飾物などは最小限にしてシンプルな作りを目指すようにしましょう。レイアウトをシンプルにまとめれば、庭を自然かつおしゃれな雰囲気に演出できます。
また、庭の色数を抑えるのもポイントです。庭の色数を抑えることで、自然の風景に近い庭にできます。それに加え、庭で使用する素材をアンティークレンガや枕木、石などの自然素材にすることで、シンプルで自然に近い雰囲気にしていきましょう。
ナチュラルガーデンに欠かせないのが樹木です。樹木を植えると、庭に自然な形で日陰を作れます。樹木を設置するときは、シンボルツリーのような高木と低木を組み合わせると立体感を出せておすすめです。
庭に立体感が出てくると、奥行を感じさせることもできるので、高木と低木を上手に組み合わせていきましょう。また、木の根元に複数の植物を植えると、さらに彩りが追加できるでしょう。
ナチュラルガーデンは、自然を活かした自由な発想で作っていきます。しかし、庭に植える植物については、ある程度考えておかなければいけません。なぜなら、伸び放題のまま放置しておくと、ナチュラルガーデンではなく、単なる荒れた庭に見えてしまう危険性があるからです。
そのため、庭に植える植物は比較的手入れが簡単で初心者でも安心して育てられる植物を選ぶ必要があります。ここからは、ナチュラルガーデンにおすすめの植物について、詳しく確認していきましょう。
最初に紹介するナチュラルガーデンにおすすめの植物が、シンボルツリーです。シンボルツリーを植えると、庭に立体感が生まれます。
さらに、低木と組み合わせれば、奥行の演出ができるのもポイントです。庭の環境に適した樹木を選びましょう。なお、シンボルツリーとして人気が高い樹木は、オリーブやライラック、ジューンベリーなどです。
続いて紹介するナチュラルガーデンにおすすめの植物が、多年草です。多年草は、こまめな手入れが必要ありません。
そのため、ガーデニング初心者の方にも安心して育てられます。また、多年草は基本的に植えっぱなしでも育つので、ナチュラルガーデンに適した植物だといえます。
また、毎年開花の季節になると花が咲くので、庭に彩りを持たせられます。開花季節は種類によって違いがあり、暖かい季節に咲くものや寒い季節に咲くものもあるので、好みや環境に合わせて選びましょう。
ナチュラルガーデンを作るときは、ハーブ類を植えるのもおすすめです。ハーブ類は、虫が嫌う香りを出すので、過ごしやすい環境を作る効果があります。
そのため、農薬や殺虫剤を使わずに、自然のまま植物を育てるナチュラルガーデンには欠かせない存在だといえるでしょう。人気が高いハーブ類には、ペパーミントやラベンダー、セージやバジルなどがあります。
続いて紹介するナチュラルガーデンにおすすめの植物が、多肉植物です。多肉植物とは、中南米やアフリカなどの乾燥地帯に多く自生する植物で、個性的な姿と質感で知られています。
乾燥地帯に自生している植物なので、あまり水分を必要としないのが特徴です。ナチュラルガーデンに多肉植物を植えれば、その個性的な姿で庭をにぎやかにしてくれるでしょう。
おしゃれなナチュラルガーデンは、初心者には難しいと思われがちです。しかし、いくつかのポイントを理解していれば、初心者でも十分におしゃれなナチュラルガーデンを実現できます。ここからは、おしゃれなナチュラルガーデンの作り方について、詳しく解説していきます。
おしゃれなナチュラルガーデンを作るには、フリースペースを作ることが大切です。自然の植物を活かした庭づくりと聞くと、多くの植物を植えたくなるかもしれません。しかし、敢えて何も植えられていない場所があることで、植えられた植物を引き立てられるのです。
ナチュラルガーデンを作っていると、ついつい空いているスペースに植物を追加したくなります。しかし、全体を植物で埋めるよりも、フリースペースを用意してメリハリを付ける方が、より植物の魅力を引き出せることは覚えておきましょう。
なお、フリースペースといっても、ただ土が露出している状態で放置するだけではもったいないです。芝生や砂利を敷いたり、多目的スペースとして活用したりすると、より完成度の高いナチュラルガーデンに仕上がります。
ナチュラルガーデンを作るときは、限られたスペースを有効活用することも大切です。たとえば、ポストの下や目隠しの下などを有効活用すると、多くの植物を植えられます。
ナチュラルガーデンを作りたいと考えた際、庭のスペースが足りないと感じる方も多いです。しかし、限られたスペースを有効活用すると、狭いスペースでもできることの幅が広がります。ナチュラルガーデンで重要なのは庭の広さではなく、庭のスペースを活用するアイデアなのです。
基本的に、ガーデニングは土づくりさえできていればどこでもできます。土づくりと聞くと難しく感じるかもしれませんが、それほど難しいものではありません。
基本はスコップで土を掘り起こして石などを取り除き、腐葉土、堆肥、軽石をすき込むだけです。そのため、まずは庭でガーデニングができそうなスペースを探すことから始めるとよいでしょう。
植物の魅力を引き出して、庭をおしゃれに演出するのがナチュラルガーデンの特徴です。そのため、ナチュラルガーデンをおしゃれにするには、庭の中の植物を増やすことも大切になります。
一見したところ地面にスペースがなかったとしても、壁面やフェンスを活用すれば、植物を増やすことができます。ここでは、庭の中の植物を増やす2つの方法を詳しく見ていきましょう。
植物を増やしたいときは、壁面を活用するのが1つの方法です。地面に植物を植えるのを横のラインと考えると、壁面は縦のラインになります。
縦のラインに植物があると、庭に高低差ができるので、立体感を持たせられます。また、壁面を緑化すると、夏は室内温度の上昇を抑えられるうえに、冬は保温効果が見込めるので、エアコン代の節約に繋がる可能性があります。
庭にフェンスがある場合は、植物を這わせて庭の植物を増やすことができます。フェンスに植物を這わせると、庭の植物が増えるだけでなく、目隠し効果があるのもメリットです。なお、フェンスが設置されていないオープン外構の場合は、自然素材で作られたパーゴラを設置してみるのもよいでしょう。
ここでは、ナチュラルガーデンのおしゃれな施工事例を紹介します。まだ、具体的なイメージが湧かない方は、ぜひ参考にしてください。
こちらの実例では、庭に植栽を設置して、自然の温かみを感じさせる外構に仕上がっています。ナチュラルガーデンは、自然のままの庭づくりなので、植物の魅力を最大限引き出すのが特徴です。そのため、効果的に庭づくりを行えば、庭で季節の移ろいを感じられます。
こちらの写真は、冬に撮影したものなので葉が付いていませんが、植物が色づき始めてくると、春の訪れを感じられます。このように、庭に自然を取り入れると、季節の移ろいを視覚的に楽しめるのも大きな魅力です。
今回の施工実例は、こちらのページで詳しくご覧いただけますので、気になる方はぜひチェックしてください。
ナチュラルガーデンは、自然のままの植物の美しさを取り入れるのが特徴的な庭です。そのため、基本的には自由に作ればよいので、あまり難しく考える必要はありません。
まずは、理想の庭をイメージすることから始めましょう。理想の庭がイメージできれば、必要な植物も見えてきます。このときのポイントが、レイアウトをシンプルにすることです。レイアウトがシンプルにまとまっていれば、植物の魅力をさらに引き出せます。
また、レンガや枕木などの自然素材のアイテムを使うと、自然な雰囲気を壊さずに、庭の機能性とデザイン性を高められます。そのため、庭に取り入れたいアイテムがあるときは、なるべく自然素材のものを選びましょう。自然を活かした自由な発想で、おしゃれなナチュラルガーデンを目指してください。
千葉で外構に関するお悩みがある方は、当社「ZOUS（ゾウズ）」までお気軽にご相談ください。
「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす！」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。
コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。
