プールの施工費用はどれくらい?自宅にプールを設置したい人必見

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プールの施工費用はどれくらい?自宅にプールを設置したい人必見

プールの施工費用はどれくらい?自宅にプールを設置したい人必見

自宅や別荘に「いつかはプールをつくりたい!」と憧れを持つ方も多いでしょう。自宅にプールがあると、いつでもリゾート気分を味わえたり、健康のためにトレーニングができたり、おうち時間を充実させられます。しかし、戸建て住宅にプールを設置する場合、施工費用やランニング費用がいくらかかるかわからず、困っている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、自宅に設置するプールの施工費用や維持管理費用、施工方法や期間などについて、詳しく解説します。憧れの自宅プールを現実のものとするために、ぜひ参考にしてください。

自宅に設置するプールの施工費用

自宅にプールを設置する施工費用は、一般的に300〜500万円程度かかります。費用の内訳は、施工する場所やプールの仕様によって異なりますが、基本的な算出方法は以下の通りです。

プールの施工費用 = 部材代+工事費用(掘削・組み立て・コンクリート・配管・電気)+残土処分

プールの施工費用が高くなるポイントは、主に2つあります。

1つ目は「プールのサイズ」で、容積が大きいほど費用がかかります。自宅プールで泳ぎたい場合は、6m以上の長さがあると泳ぐ実感を得られるでしょう。しかし、本格的に泳げる25mプールを設置すると、施工費用は5,000万円以上かかります。

2つ目のポイントは、プールの設置場所です。屋上プールや室内プールなど、建物の一部として設置する場合は、数トンの水の重さに耐えられる構造体が必要で、家の建築費用そのものが高くなります。

自宅プールの維持・管理費用と内訳

自宅プールの維持・管理費用と内訳

プールの大きさによって変化しますが、一般的に自宅プールの年間維持費用は70,000〜120,000円程度です。ここでは、プールの維持・管理にかかる費用の内訳について解説します。

電気代

電気代は、プール施工時に設置するろ過装置の稼働に必要で、月々5,000〜6,000円程度の費用がかかります。ろ過装置とは、プールの水を入れ替えずに水質を維持するために必要な装置です。自宅プールにろ過装置を設置すれば、基本的に水を入れ替えずに使用できます。

ろ過装置は、プールの水を循環させながら、水中に含まれるゴミや落ち葉、藻類を除去してくれます。具体的なろ過方法は薬剤・砂利・ガラス材を使うなど、それぞれの装置によって異なります。

水道代

プール施工時などの貯水にかかる水道代は、プールの容積によりますが、約3,000円です。また、維持費用としてかかる水道代は、自然に目減りした水量の補充に使用され、月々1,000円程度かかります。なお、自然に蒸発して目減りする水量は、年間でプール全体のおよそ3分の1程度といわれています。

薬剤代

プールの水質を維持するためには、月に一度は薬剤を入れる必要があり、月々1,000円程度の費用がかかります。プールはろ過して使っていても、水中に微生物や菌類が発生しやすくなります。そのため、塩素系の薬剤を使い、それらを殺菌しなければなりません。なお、プールの水は基本的に入れ替えずに使うため、使用しない季節であっても、薬剤での殺菌は定期的に行う必要があります。

メンテナンス費用

プールを施工して年数がたつと、メンテナンスの必要が出てくることもあるでしょう。補修工事が必要となった場合は、工事費用が数十万円かかることを想定しておく必要があります。プールの設置場所が屋上や室内だった場合は、水漏れなどで生活に影響が及ぶことも考えられるため、すぐに対応できるように準備しておきましょう。

温水プールにする費用

健康維持のためのトレーニングを目的としてプールを施工する場合、1年中使える「温水プール」がおすすめです。「温水プール」にはプール専用の温水補助システムが必要で、設置費用は平均150〜250万円程度かかります。また、稼働するために維持費用として、別途電気代が必要です。

なお、温水プールにする方法には、「ヒートポンプ方式」と「熱交換システム方式」があります。どちらの方法が向いているかは、ニーズや使い方によって異なります。以下表のメリット・デメリットを比較し、施工業者に相談しながら、適した方を選びましょう。

ヒートポンプ方式 エアコンやエコキュート・冷蔵庫・床暖房などで使われている方法で、空気の熱を利用してエネルギーに変え、水を温めます。少ないエネルギーで温められるため節電効果があり、環境面や安全性にメリットがあります。しかし、外気の温度に左右されるため、冬場は変換率が下がるデメリットがあります。
熱交換システム方式 温泉や水族館の水温調整・住宅の換気システム・車やオートバイのラジエーターにも採用されている方法です。温度の高い水と低い水を接触させると温度が均一になる性質を利用して水を温めます。ただし、配管や熱交換機器の設置工事や、定期的な点検・清掃が必要です。

温泉や水族館の水温調整・住宅の換気システム・車やオートバイのラジエーターにも採用されている方法です。温度の高い水と低い水を接触させると温度が均一になる性質を利用して水を温めます。ただし、配管や熱交換機器の設置工事や、定期的な点検・清掃が必要です。

自宅にプールを施工するメリット

自宅にプールを施工するメリット

自宅にプールを施工することで、さまざまなメリットが得られます。ここでは、自宅にプールがあることの代表的な5つのメリットをご紹介します。

自宅でいつでも運動ができる

自宅にプールを施工すると、気軽に運動できる場所を確保できます。健康維持のためにスポーツジムに通う方も多いですが、行きたくても時間がない方や、必要性を感じていても長続きしない方もいるでしょう。

ジム通いが続かない方も、自宅のプールなら気軽に運動できるでしょう。また、スポーツジムには営業時間がありますが、自宅プールなら、いつでも好きな時間に利用できます。プールで水圧を受けながら歩くだけでも、かなりの運動効果が期待できます。

断水時の備えになる

自宅にプールを施工しておくと、断水などの緊急時に、飲料水以外の生活用水として使えます。自然災害への備えとして、ペットボトルや浴槽に水をためる習慣のあるご家庭も多いでしょう。

しかし、断水の期間が長期化した場合、備えている水だけでは足りなくなることも考えられます。例えば、3人家族が浴槽にためた水をトイレに利用すると、3日程度で使い切ってしまいます。

その点、プールに常に水を張っていれば、万一の際でも慌てずに済みます。家庭用プールでも浴槽の数十~数百杯分の水をためておけるので、断水が長期化した場合も安心でしょう。

子どもの遊び場になる

自宅に施工したプールは、子どもたちにとって最高の遊び場になります。子どもにとって夏に入るプールは大きなイベントであり、毎年楽しみにしていることでしょう。

一般的には、幼児用のビニールプールを用意し、自宅の庭やテラスなどで遊ばせることが多いです。しかし、大きなサイズのビニールプールを購入すると、準備や片付けに手間がかかります。

一方、自宅に施工プールがあると、面倒な準備も片付けも必要ありません。また、自宅のプールはビニールプールに比べると広さや深さがあるため、子どもが成長しても楽しめる点も大きなメリットだといえます。

おうち時間を充実させられる

自宅にプールを施工すると、おうち時間をさまざまな方法で充実させられます。友人を招いてガーデンパーティーをしたり、プールサイドにデッキチェアを置いてリラックスしたりできます。他にも、オープンカフェ気分で読書やコーヒーブレイクを楽しむなど、優雅な時間を過ごせるでしょう。

冬場は美しい水景として鑑賞できる

自宅にプールを施工した後、冬場は水を抜いておくべきか迷う人もいるでしょう。おすすめは、冬でもプールの水を満水にしておくことです。

そうすると、紫外線からプールの躯体や防水層を守り、劣化を遅らせられます。また、水は温度が下がると透明度が増すため、冬場はキラキラと美しく光る水景を楽しめます。

なお、配管やろ過装置が凍結しそうな時は、水を1/3ほど抜き、ポンプと配管も水抜きしておきましょう。プールに残る水は凍らせてしまっても問題ありません。外気が温かくなれば溶け、またプールとして利用できるようになります。

自宅にプールを施工するデメリット

自宅にプールを施工するデメリット

自宅のプール施工を検討する際には、メリットだけでなく、デメリットも考慮しておく必要があります。ここでは、自宅にプールを施工するデメリットを4つご紹介します。

維持・管理費用がかかる

自宅にプールを施工すると、継続的に維持・管理に費用がかかる点に注意しましょう。水質を保持するために必要なのは、ろ過装置で水を循環させることと、薬剤などで殺菌することです。そのため、長期間にわたって電気代・水道代・薬剤代といった費用がそれぞれかかります。

ろ過装置を設置していない場合は、水の入れ替えを繰り返す必要があります。その場合、プール内の清掃も欠かせないため、かなりの労力が必要です。

日頃のメンテナンスが必要

自宅プールを安全に使うためには、日頃のメンテナンスが不可欠です。ろ過装置がある場合は、冬は月に1回、夏は週に1回程度プールを清掃する必要があります。具体的には、プール専用の清掃キットを使い、ゴミを網ですくい取ったり、藻が付着した場所をブラシでこすったりします。

一方、ろ過装置を使わない場合は、ひんぱんに水を抜き、本格的に清掃しなければなりません。これらのメンテナンスを怠ると、ボウフラ(蚊の幼虫)や菌類が発生しやすくなり、プールの環境が不潔になってしまいます。手間を減らしたい場合は、プール専用の自走式ロボット掃除機もあるため、一度検討してみるとよいでしょう。

水漏れしたら大惨事になる

自宅にプールを施工した場合のリスクとして考えられるのは、自然災害などでプールが破損し、中の水が漏れて大惨事になることです。庭に設置したプールならば、大量の水が流れ出すことで家の基礎周りの土が流れてしまったり、隣家にも被害が出てしまったりする恐れがあります。

また、屋上プールや室内プールならば、居住空間に大きな影響を及ぼすことも考えられます。そのため、万一の際にも水漏れが発生しないよう、耐久性のある施工方法を優先するなど、十分な対策が必要です。

将来使わなくなる可能性がある

自宅に施工したプールは、生活スタイルの変化や子どもの成長などが原因で、将来使わなくなる可能性があります。毎夏プールを使っていた子どもも、成長すると自宅のプールが物足りなくなったり、プールで遊ぶこと自体がなくなったりすることもあるでしょう。自宅プールを検討する際にはプールを使う目的を明確にし、将来的なライフスタイルの変化も考慮した上で、冷静に判断しましょう。

自宅プールを施工する場所

自宅プールを施工する場所

戸建て住宅でプールを施工できる場所は「庭」「屋上」「中庭」「室内」の4カ所に分けられます。ここでは、それぞれの場所の特徴について解説します。

設置しやすい庭

プールを施工する場所として最もイメージしやすいのは、自宅の庭でしょう。庭は他の施工場所に比べて制約が少なく、好みの形や広さにできるなど、プール施工をしやすい場所だといえます。

また、庭は家の敷地の中でも来客を招き入れやすい点も特徴的です。そのため、友人を招いて楽しんだり、子ども同士を遊ばせたり、プールサイドでバーベキューをしたりなど、さまざまなシーンで活用できます。

しかし、自宅が住宅街にある場合は、庭のプールは外からの視線に注意が必要です。その際はプライバシー確保のためにも、背の高い目隠しフェンスを設置しましょう。

開放感のある屋上

自宅のプールを、開放感のある屋上に施工する選択肢もあります。屋上は日差しが降り注ぎ、見晴らしがよく明るいので、プールにはぴったりの空間です。また、外からの視線をそれほど気にする必要がなく、プライバシーを守りやすい特徴もあります。

しかし、屋上にプールがあると水の重さが家全体にかかります。そのため、耐久性の高い鉄筋コンクリート造や鉄骨造の家を建てる必要があり、木造住宅の建築費用よりも高額になりやすいです。また、通常よりも太い排水管の設置など、プールに必要な設備も設置するため、間取りや費用の配分に注意が求められます。

プライバシーを守りやすい中庭

自宅プールの施工場所として、最もプライバシーを守れるのは中庭です。この場合、建物内の施工ではないため、家の構造体に制限はかかりません。

家の形をコの字やロの字にして中庭をつくり、そこにプールを設置すれば、目隠し用フェンスなども不要です。リビングやバスルームから直接プールに入れる間取りならば、気軽にプールを利用できるでしょう。

天候に左右されずに使える室内

プールを室内に施工すれば、天候に左右されずに活用できます。ただし、2階以上の部屋に施工する際は屋上プールと同じく、水の重さが家全体にかかります。そのため、耐久性のある構造体にする必要があり、建築費用が高額になりやすい点に注意が必要です。

自宅プールの施工方法と期間

自宅プールの施工方法によって使われる素材が異なり、施工費用も変化します。ここでは、自宅にプールを施工する方法と、施工にかかる期間をご紹介します。

施工方法の種類

自宅プールの施工方法には、大きく分けて4種類あります。それぞれ特徴が異なるので、自宅の環境や目的に合ったタイプを選びましょう。

種類 特徴
FRP(繊維強化プラスチック)
  • ・非金属のため錆びません。金属素材に比べて軽さと強度があります。
  • ・バスタブ・船舶・飛行機・建築・土木・スポーツ機器に使われています。
  • ・さまざまな形状に加工しやすく、解体しやすい素材です。
  • ・耐震性が低く、熱などで変形する可能性があります。
  • ・塗装などの定期メンテナンスが必要です。
コンクリート(従来型)
  • ・頑丈な素材で、剥離しても部分修繕が可能です。
  • ・学校のプールでよく採用されています。
  • ・経年劣化でひび割れ、水漏れすることも考えられます。
  • ・水垢や藻が付着しやすいため、定期的な塗装などのメンテナンスが必要です。
ステンレス
  • ・耐震性・防水性が高く、経年劣化しにくい素材です。
  • ・再塗装を繰り返すことで、長期間の耐久性があります。
  • ・水垢や藻がつきにくく、腐食しにくい素材です。
  • ・加工しやすいですが、施工業者によって仕上がりに差が出ます。
自律型躯体パネル+コンクリート
  • ・施工性が高く、低コストで設置できます。
  • ・腐食や錆防止効果が高く、長期間使えます。
  • ・パネルを使うことでコンクリート量が従来の半分で、費用や重量が軽減されます。
  • ・他の施工方法よりも、小スペースで設置できます。
  • 施工期間と工程

自宅にプールを施工する期間は、施工方法や施工場所によりますが、おおむね2週間から2カ月程度かかります。具体的な工事内容も施工場所などで変わりますが、代表例は以下の通りです。

例:庭にプールを施工する場合(施工方法:自律型躯体パネル+コンクリート)

掘削→組み立て→コンクリート流し込み→仕上げ→PVCライナー(防水シート)張り→注水

こだわりの装飾や変形デザインなどでなければ、それほど長い工期はかかりません。一方、屋上プールや室内プールの場合は、家の建築期間に含まれるため、完成までに半年程度かかります。

まとめ

ここまで、自宅に設置するプールの施工費用や維持管理費用、施工方法や期間などについて、詳しく解説してきました。自宅にプールがある暮らしは、豊かで充実したものとなるでしょう。

しかし、耐久性と安全性を重視し、プールの維持・管理を怠らないことも大切です。長く使えるように施工費用や場所などをしっかり検討することで、目的やライフスタイルにマッチした、憧れの自宅プールを実現させましょう。千葉で外構に関するお悩みがある方は、当社「ZOUS(ゾウズ)」までお気軽にご相談ください。

「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。

コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。「見るお庭から過ごせるお庭へ」外構施工はZOUSにお任せください。

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