土間コンクリートとは?施工手順や期間について解説

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土間コンクリートとは?施工手順や期間について解説

土間コンクリートとは?施工手順や期間について解説

土間コンクリートは、駐車場やアプローチの舗装として多く使用されていて、スタイリッシュな見た目と手入れの簡単さが人気です。しかし、コンクリート舗装する場合、舗装を変更する際にコンクリートを撤去しなければいけないので、簡単に変更することができません。そのため、後悔しないためにはコンクリート舗装に対する基礎的な知識を手に入れた上での判断が大切になるのです。

今回は、土間コンクリートについて詳しく解説していきます。本記事を読むと、土間コンクリートの基礎知識やメリットとデメリット、施工手順や期間、施工事例、後悔しないポイント等が分かるので、土間コンクリートをご検討中の方は参考にしてください。

土間コンクリートとは

土間コンクリートとは

土間コンクリートとは、平面的にコンクリートを舗装する施工方法のことです。コンクリートは耐久性が高いので、駐車場やカーポートに多く使用されています。また、スタイリッシュな見た目と手入れが簡単なことも特徴の1つで、アプローチに使用されることも少なくありません。主な施工場所では、駐車場やアプローチが知られていますが、家まわりなどにも使用されることが多く、幅広い場所で使用されるのも特徴です。

土間コンクリートのメリットとデメリット

土間コンクリートのメリットとデメリット

後悔しないためにも、土間コンクリートを実施する前はコンクリートのメリットとデメリットを理解しておかなければいけません。ここからは、土間コンクリートのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

土間コンクリートのメリット

土間コンクリートの代表的なメリットが次の4つです。

  • ・車が汚れない
  • ・雑草が生えない
  • ・耐用年数が長い
  • ・清掃(メンテナンス)が簡単

ここからは、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

車が汚れない

駐車場の土が露出していると車に汚れがつきやすくなります。特に、雨が降ると水たまりができるので、泥はねによってボディが汚れるうえに、タイヤに泥がつき駐車場前の道路まで汚れるので掃除が大変です。また、晴れている日でも砂埃によってボディが汚れるので、洗車の回数が増えてしまいます。

その点、駐車場を土間コンクリートにすれば車が汚れない環境を作ることが可能です。車が汚れにくくなれば、洗車の回数を減らすことができるので、手間と時間を節約できます。

雑草が生えない

続いてのメリットは雑草が生えないことです。土間コンクリート施工すると、雑草を抑えることができます。除草作業は想像以上に重労働なうえ、継続しなければいけません。そのため、雑草対策に頭を悩ませている方は多くいらっしゃいます。面倒な除草作業が必要なくなるのは、大きなメリットです。

耐用年数が長い

続いてのメリットが耐用年数の長さです。実は、コンクリートの耐用年数は半世紀以上と言われています。そのため、基本的にメンテナンス費用がかかりません。費用をかけずに、長く使い続けられるのは大きなメリットです。

清掃(メンテナンス)が簡単

清掃が簡単なことも土間コンクリートのメリットです。砂や土が気になる時は、水で流すだけでも簡単にきれいになります。また、土間コンクリートは水はけがいいので、雨の日でも靴が汚れにくく、玄関アプローチや玄関内を汚しにくくなるのも見逃せないメリットです。

土間コンクリートのデメリット

後悔しないためにはデメリットについて理解しておくことも大切です。では、土間コンクリートのデメリットにはどのようなものがあるのでしょう?代表的なデメリットが次の4つです。

  • ・初期費用が高額
  • ・ひび割れリスク
  • ・駐車場が使えない期間ができる
  • ・リフォームが高額になる

それでは、それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

初期費用が高額

土間コンクリートのデメリットが初期費用の高さです。土間コンクリート施工には、多くの工程があります。そのため、施工費用が高くなるのです。また、施工時には基本的に車両や重機が必要になります。これも費用が膨らむ大きな要因です。

ひび割れリスク

土間コンクリートには、クラックと呼ばれるひび割れが生じるリスクがあります。ひび割れと聞くと、手抜き工事を連想される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、残念ながら現在の技術ではひび割れリスクをゼロにすることができないのです。

ただし、ゼロにすることはできなくても抑制方法は存在します。しかし、リスクをゼロにできるわけではないので、1つのデメリットとして覚えておきましょう。

駐車場が使えない期間ができる

駐車場が使えない期間ができることもデメリットになります。駐車場を土間コンクリートにする場合は、完成するまで駐車場を使うことができません。そのため、新しい駐車場を確保しておく必要があります。新しい駐車場を確保する手間と駐車場を借りる費用がかかるのはデメリットです。

リフォームが高額になる

土間コンクリート施工すると、リフォームが高額になります。土間コンクリートを他の舗装に変更する時は、コンクリートを撤去しなければいけません。つまり、撤去費用がかかるということです。

また、コンクリートは産業廃棄物として搬出しなければいけないので処理費用もかかります。そのため、土間コンクリートをリフォームする時は高額な費用がかかるのです。これも1つのデメリットになります。

土間コンクリートの施工期間

土間コンクリートの施工期間

土間コンクリートの施工自体は、1日から3日程度で完了します。しかし、コンクリートの養生期間が10日ほどかかるうえに、完全に固まるまで1か月程度の時間が必要になるので注意が必要です。

仮に、駐車場を土間コンクリートにした場合は、養生期間中は駐車できません。そのため、新たな駐車場を確保しておく必要があります。工事が始まってから慌てて駐車場を探しても見つからない可能性があるので、土間コンクリート施工を決めた段階で駐車場探しを始めておきましょう。

土間コンクリートの施工手順

土間コンクリート施工には、次のような工程が存在します。

  • ・雑草や木の撤去
  • ・地面掘削
  • ・レベル確認
  • ・枠組み
  • ・砕石を敷く
  • ・転圧
  • ・メッシュ筋設置
  • ・コンクリート打設

どの工程も、土間コンクリート施工において重要なものです。ここからは、それぞれの工程について詳しく解説していきます。

雑草や木の除去

草木が生えた状態ではコンクリートを打ち込むことはできません。そのため、まずは施工場所の雑草や木を除去することから始めます。草木を除去しないまま土間コンクリート施工を実施すると、すき間から雑草が生えたり、木の根によって土間コンクリートが割れたりすることもあるので、重要な工程です。

水盛り遣り方

続いての工程が水盛り遣り方です。水盛り遣り方を分かりやすく説明すると、測量となります。正しく施工するためには、場所や高さ、位置を決めなければいけません。

この時点で間違えると、その後の工事すべてに影響を与えてしまい、場合によってはやり直しが必要になることもあるので、時間をかけながら丁寧に実施していきます。今後の作業基準となる重要な工程です。

掘削作業

続いての工程は掘削作業です。駐車場など強度の高い土間コンクリートを施工する場合は、砕石層10cm、コンクリート層10cmの合計20cmの深さを掘ることになります。なお、基本的に掘削作業は重機を用いて行われます。

掘削作業で出た土は地域指定の処分場に廃棄しなければいけません。そのため、基本的には残土処理も工程に含まれています。

砕石敷き詰めと転圧作業

続いての作業が、砕石敷き詰めと転圧作業です。まずは、施工面積を転圧機と呼ばれる機械で転圧して固めていきます。ただし、これだけでは強度が足りません。そのため、強度を高めるために施工面に砕石と呼ばれる砕いた石を敷き詰めていきます。砕石を敷くと、力が分散されて土への負担が減り、地面の沈み込みを防ぐことが可能です。

なお、砕石の量は駐車場1台分で2トントラック1.5台分が必要になります。砕石を敷き詰めた後は、再び転圧作業を実施して下地の強度をさらに高めていきます。充分な転圧が実施されていないと沈下やひび割れが起こる可能性があるので、こちらも重要な工程です。

注意しておきたいポイントが、雨が降ると作業ができないことにあります。天候によって工期がずれる可能性があるので、この点は覚えておきましょう。

型枠とワイヤーメッシュの設置

続いての工程が型枠の設置とワイヤーメッシュの設置です。型枠とは、コンクリートを打設するための枠のことで、高さや勾配がぶれないように水糸を張り、施工する形状に合わせて設置していきます。その後、コンクリートの強度を高めるワイヤーメッシュを設置すればコンクリートを流し込む準備が完了です。

コンクリート打設

続いての工程がコンクリート打設です。生コン車で運び込んだコンクリートを施工部分に流し込んでいきます。この時のポイントは、流し込むコンクリートの量です。

コンクリートは薄すぎるとひび割れの原因になります。逆に、多過ぎるとワイヤーメッシュがコンクリートの重さに耐えることができずに割れてしまう危険があるので注意しなければいけません。

表面仕上げ

土間コンクリート施工の最後の工程が表面仕上げです。コンクリートを流し込んだら、コンクリートが乾かないうちに、表面を仕上げていきます。なお、表面仕上げは施工場所によって方法が変わるのが一般的です。

駐車場を土間コンクリートにする場合は、金ゴテ仕上げによって表面をツルツルにします。また、玄関アプローチは、ハケ引き仕上げでザラザラに仕上げるのが主流です。他にも、洗い出し一発仕上げと呼ばれる方法を用いて、砂利を見せる方法も存在します。表面仕上げの出来によって、見た目の印象が変わるので仕上がりの好みがあれば、依頼時に業者に伝えておきましょう。

土間コンクリートの単価

土間コンクリートの単価

ここまで、土間コンクリートの基礎知識やメリット・デメリット、施工期間と施工手順について解説してきました。ここまで読んだ人の中には、具体的な行動に移そうと考えられている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、外構工事では施工費用も重要なポイントです。

そこで、ここからは土間コンクリートの単価について詳しく解説していきます。土間コンクリート施工の単価は、1㎡あたり約9,000円から1万2,000円です。ただし、土間コンクリート施工は広さや状況によって変わるので、単価相場は1つの目安として覚えておきましょう。

駐車場を例にすると、施工費用は次のようになります。

台数 施工費用
1台分(15㎡) 約180,000円
2台分(30㎡) 約300,000円

なお、土間コンクリート施工は材料を多く使用すると単価が下がります。そのため、施工面積が増えれば単価が割安になることも覚えておきましょう。

土間コンクリート施工を後悔しないポイント

土間コンクリート施工を後悔しないポイント

土間コンクリート施工には少なくない費用がかかります。だからこそ、後悔しないためのポイントを理解しておかなければいけません。ここからは、土間コンクリート施工を後悔しないためのポイントを見ていきましょう。

土間コンクリート施工すると、簡単に他の舗装に変更することができません。なぜなら、他の舗装に変更するには、コンクリートを撤去しなければいけないからです。コンクリートを撤去するとなると、大掛かりな工事が必要になるうえに、撤去費用とコンクリートの処分費用がかかります。そのため、他の舗装に簡単に変更できないことは覚えておきましょう。

また、依頼する業者選びも重要です。土間コンクリート施工は正しい施工方法を実施しなければ、ひび割れリスクを高めてしまうことになります。そのため、しっかりと施工してくれる業者への依頼が重要です。

なお、業者を選ぶ時のポイントは施工実績と顧客目線に立った提案にあります。施工実績は、業者のホームページで確認できるので、気になる業者を見つけた時は、ホームページで施工実績を確認しましょう。

また、提案力は見積もりで確認することができます。提案力がある業者に予算や希望を伝えて見積もりを依頼すると、予算と希望に沿った工事プランを提案してくれるので、複数社に見積もりを依頼して比較検討しましょう。

土間コンクリートの施工事例

土間コンクリートの特徴やメリット・デメリット、施工単価が分かったけれど、具体的なイメージを持てない方もいるかもしれません。そこで、ここからは土間コンクリートの施工事例を紹介していきます。おしゃれな外構・エクステリアにするために土間コンクリートの導入を検討している方は参考にしてください。

土間コンクリートは、外構全体の雰囲気をスタイリッシュにできるのも魅力です。今回、ご紹介する施工事例も、砂利と組み合わせて洗練された空間を演出したスタイリッシュな外構に仕上がっています。

千葉県千葉市の門まわり工事 千葉県船橋市の新築外構工事

施工事例(株式会社ZOUS):https://zous-exterior.com/works/elegant-natural/

土間コンクリートと他の舗装を組み合わせることで、外構・エクステリアの幅を広げることができるので、土間コンクリートだけでは味気ないと感じている方は、複数の舗装を組み合わせるのもいいでしょう。

まとめ

土間コンクリートとは、平面的にコンクリート舗装する施工方法のことで、スタイリッシュな見た目と、手入れが簡単なことで知られています。そんな土間コンクリートの一番の特徴が耐久性の高さです。そのため、駐車場や玄関アプローチに多く使用されています。

しかし、土間コンクリートを完成させるまでには、多くの工程があるので施工費用が高いのが1つのデメリットです。単価相場は、1㎡あたり約9,000円から1万2,000円で、駐車場をコンクリートにする場合の施工費用相場は1台分が約18万円、2台分だと約30万円になります。ただし、費用相場は業者や状況によって違いがあるので、あくまで目安として覚えておきましょう。

なお、土間コンクリートにすると簡単に舗装を変更することができません。なぜなら、舗装を変更する時はコンクリートを撤去する大掛かりな工事が必要になるからです。そのため、慎重に判断しなければいけません。

また、長年使用し続けるからこそ業者選びが大切になります。正しい施工を実施しない業者に依頼すると、ひび割れリスクが高まるので、土間コンクリート施工を実施する時は信頼できる業者選びを心がけましょう。

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