サンルームのメリットとデメリットを解説!費用相場とともに紹介

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サンルームのメリットとデメリットを解説!費用相場とともに紹介

サンルームのメリットとデメリットを解説!費用相場とともに紹介

太陽の光がたっぷり入る「サンルーム」は、天気や花粉を気にせず洗濯物を干したり、ゆっくりティータイムを楽しんだりできるスペースです。自宅に自然光がたっぷり入る場所があることで、より便利で豊かな暮らしが楽しめます。

しかし、サンルームの検討段階では、「サンルームがあると本当に便利になるのか」「設置してから後悔しないだろうか」と不安に感じる方も多いでしょう。

そこでこの記事では、サンルームのメリット・デメリットについて詳しく解説し、特にデメリットについては、具体的な解決方法までご紹介します。さらに記事の後半では、サンルームのタイプ別の費用相場についても解説しています。

サンルームを設置したいけれど、デメリットに不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

サンルームとは

サンルームとは

「サンルーム」とは、建物の屋外にせり出して設置する多目的なスペースで、屋根も壁もガラス張り(またはポリカーボネート張り)になっていることが特徴です。そのルーツは、イギリスでガーデニングを楽しむガラス温室として使われた「コンサバトリー」にあります。

温室から次第に住空間に変化・発展し、現在では、さまざまな使い方ができる多目的スペースとして定着しています。サンルームを設置する主な目的としては、自然光のふりそそぐ明るい場所でくつろぐことや、天候を気にせず洗濯物を干せるようにすることなどが挙げられます。

サンルームは、新築時に計画されるだけでなく、既存の住宅をリフォームして設置されるケースもあります。ゆったりとしたくつろぎスペースとして使いたい場合は、居住空間と同じように増築します。

また、主に洗濯物干し場として計画する場合には、設備メーカーが販売するユニット商品を使った、仮設的なサンルームが選ばれることも多いです。ガラスの屋根や壁で囲まれているサンルームは、耐用年数が気になるかもしれません。しかし適切に手入れすれば、サンルームは20年以上持ちます。

サンルームの種類

サンルームには大きく分けて、「ガーデンルームタイプ」「テラス囲いタイプ」「バルコニータイプ」の3種類があります。それぞれの特徴を知ることで、使い方や予算に合った適切なサンルームを選べるようになります。

ガーデンルームタイプ

ガーデンルームタイプ

ガーデンルームタイプは、建物と同じように基礎を設置して柱や屋根を建て、ガラスやポリカーボネートで囲まれたサンルームを表します。

洗濯物を干すといった実用的な用途よりも、日光浴やティータイムを楽しんだり観葉植物を育てたりするような、セカンドリビングとしての用途で設置されることが多いです。中には、大きな折戸をつけ、庭とも自由に行き来できるタイプもあります。

このタイプのサンルームは、気密性が高いので雨漏りの心配はありませんが、夏には暑くなりやすい点がデメリットです。このデメリットを解消するには、日除けや換気の配慮が必要でしょう。

また、コストがかかる点もデメリットとして挙げられますが、設置の際はしっかりした工事を行うため、快適でゆったりした広さを確保できます。

テラス囲いタイプ

テラス囲いタイプ

出典:YKK AP株式会社公式サイト

テラス囲いタイプは、テラスやウッドデッキの周囲をガラスやポリカーボネートで囲み、屋根をつけた簡易的な作りのサンルームです。既存のテラスを簡単にサンルームにできるため、後付けする場合によく選ばれます。

本格的な基礎を作らず設置できるため、費用を抑えられるメリットがある一方、気密性が低く、大雨に弱いなどのデメリットもあります。洗濯物を干したり収納スペースとして使ったりするなど、実用的な目的のために設置されることが多いサンルームです。

バルコニータイプ

バルコニータイプ

出典:YKK AP株式会社公式サイト
バルコニータイプは、2階のバルコニーやベランダに、ガラスやポリカーボネートの透明な屋根を設置し、手すりから上に囲いをつけたサンルームです。テラス囲いタイプよりもさらに簡易的な構造で、洗濯物を干す場所として多く活用されます。

バルコニータイプはユニット商品なので、それほどデザイン性が高くない点がデメリットとして挙げられます。しかし、周囲から見えにくい場所に設置するなど配慮すれば、デメリットはそれほど気にならないでしょう。

バルコニータイプは、既存の手すりを土台として屋根を設置するだけなので、短い日数で施工でき、最も安価に導入が可能です。

サンルームのよく聞くデメリットとは?

サンルームのよく聞くデメリットとは?

サンルームについて調べると、設置して後悔したなどのデメリットに関する意見を目にすることがあるかもしれません。サンルームには確かにデメリットもありますが、事前に知っておけば解消できるデメリットが大半です。使い方によっては、デメリットよりもメリットが大きくなるケースも多いでしょう。

ここでは、サンルーム設置でよく聞くデメリットを5種類ご紹介します。それぞれのデメリットへの対策も合わせて説明しますので、不安に思うことがあれば、購入前にしっかり解消しておきましょう。

雨の日や冬は洗濯物が乾きにくい

サンルームのデメリットとして、雨の日や冬は洗濯物が意外と乾きにくい点が挙げられます。サンルームには「どんなお天気でも、洗濯物がよく乾く」という印象がありますが、日差しが少ないときは乾きが悪くなることもあります。このデメリットの背景には、サンルームの風通しが悪い点があります。

洗濯物が乾きにくいデメリットへの対策としては、サンルームの「換気」をよくすることが重要です。扇風機やサーキュレーターを使ったり、設置時のオプションで「換気框」を選んだりすると、サンルーム内の空気が動き、洗濯物が早く乾くようになります。

夏は温室のように暑い

サンルームのデメリットとして、夏場は室内温度が高くなる点にも注意が必要です。屋根も壁も透明な素材でできたサンルームには、直射日光がたっぷり降り注ぎ、どうしても室温が高くなります。特に夏は温室のように暑くなり、長い時間過ごせないことをデメリットと感じるケースもあります。

サンルームの室温上昇というデメリットを防ぐには、熱線吸収機能のある屋根材を選んだり、屋根の下に日除けのオーニングを設置したりする方法がおすすめです。また、レースのカーテンや網戸を窓に取り付けて、換気しやすくするのもデメリット解消に役立ちます。

太陽光の恵をうまく取り入れつつ、室温を適度にコントロールできるようにしておきましょう。

屋根の汚れが目立ちやすい

サンルームのデメリットとして、屋根の汚れが目立つ点も挙げられます。サンルームに入った際、屋根についた汚れが室内から見えると、透明がゆえに気になってしまう人も多いです。

こちらのデメリットへの対策としては、汚れがつきにくい屋根材を選ぶことが効果的です。とはいえ、屋根をきれいに保つためには、定期的なお手入れは欠かせません。年に2回程度で十分なので、屋根も掃除するようにしましょう。もし用意できれば、高圧洗浄機を使うのもおすすめです。

住宅の保証に影響することがある

サンルームのデメリットとして、住宅の保証期間への影響もよく挙げられます。ハウスメーカーなどでは、住宅の建物に10~30年程度の長期保証が設定されています。

しかし、保証の継続には細かな条件が設けられており、サンルームの増設時に外壁にビスを打つなどすると、メーカーによっては保証が効かなくなるケースもあります。

メーカー保証がついた建物にサンルームを後付けする場合は、デメリットを最小限にするため、必ず事前にハウスメーカーの担当者に問い合わせましょう。

そのメーカーに設置を依頼したり、外壁に干渉しない他のサンルームを選んだりすることで、保証に影響しない方法での設置を検討でき、デメリットを最小限に抑えられます。

固定資産税の課税対象になる

サンルームを設置することで、固定資産税の課税対象になる点も、しばしばデメリットとして語られます。透明とはいえ、サンルームは周囲を壁と天井で囲まれた空間です。そのため、「建物」の一部とみなされ、一般的には固定資産税の課税対象となります。

ただし、周囲を完全には覆われていないテラス囲いタイプなどの場合は、固定資産税の対象外になるケースもあります。実際の金額や対象範囲は各自治体によって異なるので、設置前に一度詳細を問い合わせることをおすすめします。

サンルームの良さは、手軽な予算で洗濯物を干す場所やたっぷり日光の入るフレキシブルなスペースを設けられることです。そのため、固定資産税が上がるデメリットがあっても、設置することでメリットを大きく感じる場合も多いといえるでしょう。

サンルームを設置する4つのメリット

サンルームを設置する4つのメリット

ここまで見てきたように、サンルームにはデメリットもありますが、それ以上にたくさんのメリットも存在します。重要なのは、デメリットを最小化しつつ、メリットを最大化させる工夫を施すことです。ここでは、代表的なメリットを4つ厳選してご紹介します。

明るく開放的なくつろぎスペースに活用できる

自然光がたっぷり入るサンルームは、他のお部屋とは違う開放感が魅力です。お庭の景色を眺めながらランチやティータイムを過ごしたり、夜空を見上げてお酒や会話を楽しんだりする非日常感を味わえます。ゆったり過ごせるくつろぎスペースがあることで、豊かなライフスタイルが実現するでしょう。

天候や時間帯を気にせず洗濯物を干せる

サンルームを設置すると、天候や時間帯を気にせずに洗濯物を干せるようになります。午後から雨予報の日でも、花粉やPM2.5の飛散が心配な時期でも、サンルームなら洗濯物を安心して干せるでしょう。

壁面にすりガラスを採用していれば、洗濯物を干す際にご近所の視線も気になりません。また、施錠できるタイプのサンルームなら、夜でも気軽に洗濯物を干しておけます。

このように、天気や花粉だけでなく、時間帯やご近所の目も気にしないで干せることで、家事効率がとてもよくなります。共働きだったり、小さなお子様がいたりして洗濯物が多いご家庭では、とても便利な存在だといえるでしょう。

子供やペットの遊び場になる

庭からもリビングからも自由に出入りできるサンルームだと、子供やペットの遊び場にも最適です。庭やウッドデッキでは外への飛び出しや転落が心配ですが、サンルームなら室内から見守りつつ、のびのびと遊ばせることができて安心でしょう。

また、サンルームは半屋外スペースなので、屋内より掃除しやすい点もメリットです。少しくらいの汚れなら気にせず、晴れの日はもちろん、雨の日でも体を動かすことができます。

建物の断熱効果が向上する

サンルームを設置した部屋では、断熱効果が高まることも期待できます。室内の温度は窓から入ってくる外気の温度に影響されるため、部屋に内窓を設置すると、暑さや寒さを和らげる効果があります。サンルームは大きな内窓のような役割を果たすため、隣接する部屋への外気の影響を抑えてくれるのです。

室内の断熱性能がよくなると、冷暖房の効率もアップします。そのため、サンルームの設置は、省エネ対策にも一役買ってくれるといえるでしょう。

サンルームの設置費用相場

ここまでを読んで、サンルームのデメリットよりもメリットを強く感じた方は、気になる費用についても知っておきましょう。リフォームによってサンルームを設置する場合の費用は、サンルームの設置面積や設置方法によって異なります。サンルームの本体価格と設置費用を合わせた費用相場は、主に以下の通りです。

  • ・ガーデンルームタイプ:100万円〜
  • ・テラス囲いタイプ:50万円〜
  • ・バルコニータイプ:40万円〜

ガーデンルームタイプは、基礎から工事を行う必要があるため、最も費用がかかります。その一方、テラス囲いとバルコニーにはそれほど大きな金額差がないので、用途に合った方を選ぶとよいでしょう。

ただし、これらはあくまで一般的な相場なので、実際は選ぶ商品のグレードやオプションによって費用は前後します。そのため、詳しくは外構業者などに見積もりを依頼することをおすすめします。

まとめ

ここまで、サンルームのメリットとデメリットについて、デメリットの解決方法も含めつつ、詳しく確認してきました。サンルームは、屋根も壁もガラスやポリカーボネートでできた、自然光がたっぷり入るスペースです。

洗濯物を干すのに便利なだけでなく、食事やお茶を楽しんだり子供を遊ばせたりするなど、さまざまな使い方が楽しめます。

デメリットを知らずに対策なしでサンルームを設置すると、「洗濯物が思ったほど乾かない」「夏は暑すぎて使えない」などと後悔しかねません。しかし、換気しやすい構造にし、紫外線対策できる素材や日除けを活用すれば、デメリットを解消できるでしょう。

今回ご紹介したことを参考に、メリットを最大化しデメリットを最小化したうえで、素敵で便利なサンルームを設置してください。千葉で外構に関するお悩みがある方は、当社「ZOUS(ゾウズ)」までお気軽にご相談ください。

「Outside & Life Style 自分の庭を遊び尽くす!」をモットーに、海外のようなお庭で、外の目を気にせずプライベートが楽しめる空間デザインを得意としています。これまで数々のエクステリアを手掛けてきた知識と経験の豊富なスタッフが多数在籍しています。

コストパフォーマンスと高品質を大切にし、厳選した良質な資材を直輸入。遠目で分かるオリジナルデザインと近目で分かる施工のこだわりで、あなたの理想のエクステリアを叶えます。

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